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青白オムニテルをおすすめする理由
私はほぼ全てのオムニテルの型を試してきましたが、青白型を圧倒的におすすめします。
緑黒型の弱点
通常、タイムレスのオムニテルは、超強力カードである「チーム結成」を使いたいがために緑黒とするのがテンプレートです。
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一方で、緑黒型は「相手からの妨害を受けた際に、再起しづらい」という致命的な弱点があります。具体的には、仕掛ける前のハンデス、仕掛けるタイミングでのカウンター、解決後の力戦の束縛や母性樹などです。
よって、ハンデス・カウンターケアで夏の帷や神聖の力戦を入れる人もいますが、これではマナを立たせる必要があることに加え、死に札になることもあります。
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また、力戦の束縛や母性樹、ミラーマッチへの回答として「風に運ばれて」でインスタントタイミングで勝ち切ろうとするリストもあります。こちらは悪くは無いのですが、コンボデッキにおける死に札は致命的なためお勧めできません。
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そこであらゆる妨害に対応でき、死に札の少ない構築である青白をおすすめします。オムニテルが不利なマッチは前述の通り妨害があるデッキです。具体的には、多色コントロール(力戦の束縛、カウンター、母性樹)、ラクドス系(思考囲い)などが挙げられます。
一方で、これらの弱点デッキについては、持久戦になることが多いため、こちらもコントロールムーブで対応し、隙をついてコンボを決めるプランが極めて有効です。緑黒型ではコンボに特化しすぎて、その動きができませんが、青白だとできます。
青白オムニテルというデッキ
以下が青白型の構築です。
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緑黒との違いは、①「チーム結成」ではなく「衝動」を採用していること、②「風に運ばれて」や「夏の帷」ではなく「力戦の束縛」を採用していること、③「一つの指輪」を採用していることの3点です。
1つ目は、コンボ速度は遅くなりますが、インスタントタイミングで動けるというのはあらゆる相手に対して有利になります。
2つ目は、「力戦の束縛」を使うことで、相手の「力戦の束縛」を防ぎつつ、クリーチャーデッキへの妨害によりゲームスピードを落とすことができます。
3つ目の「一つの指輪」は、このデッキを体現したカードです。ゲームスピードを落としつつ、コンボパーツを揃えられるため、1枚コンボのように動けます。キャストできれば次のターンには5マナあるため、「マナ吸収」を構えながら「実物提示教育」を唱えられます。
まとめ
青白型のオムニテルは、マイナーかつあらゆるデッキに対応できるため、BO1で1200位以内を目指す際に非常に有効な選択肢になります。