ふわふわにかこまれたい
首もきちんと隠れるように、顔以外全て包まれるようにお布団をかぶる。これは母の寝るときの様子。
この間お泊まりしたら、わたしもそのように寝ていたと言われた。
「生き物としてかわいいなあと思った」
このひとはわたしのこと好きなんだなと伝わってきた。なんか、その気持ちわかるなあと思った。
安心するな、ぽかぽかするな、かわいいな、
そう思うとすぐニーブラしたくなる。
抱きしめる、というよりかは顔をぎゅっとしたくなる。
そのひととの人間関係のラベルがどうであれ、もふもふ、もちもち、ふわふわの人間はニーブラしたくなる。生き物としてかわいい。(動物は苦手)
好きな生き物にはニーブラしたくなっちゃうのかな。たぶんわたしの仲良いひとびと、みんな好きだし、ニーブラしている。
この間会った宇宙人は白くてもふもふしていた。うさぎを飼っているらしい。うさぎみたいだった。帰り道、そのひとの腕と手のひらをふにふにしていた。その感触は韓国語の方が的確かも。まらんまらんしていた、お餅みたい。
今日チェコから送られてきた写真。チュロスとチョコレートを持った友人が写っていた。かわいい、顔をぎゅっとしたいと返信した。
昨日母が羽毛布団を出してくれた。ふわふわしていて気持ちいい。わたしは布に守られている感覚がすごく安心する。だからお布団がだいすき。母はこんなに幸せそうに寝る子はいない!とよく褒めてくれる。
ずっとふわふわに囲まれていたいな。ふゆはいいな、ふわふわのセーターとコートと、髪の毛もふわふわにしようかな。「ふゆ」文字もふわふわしてるものね。
だれかの寝顔と涙をみると安心する。
そのひとの宇宙にふれることをゆるされたようで。