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『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』

フランスで作られた『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』</a>を観て来ました。

この作品を作ったセバスチャン・ローデンバック監督は、故・高畑勲監督の実験精神に敬意を表する監督の一人だそうで、全ての作画を、新しいアニメ手法、クリプトキノグラフィーを使ってひとりで手がけたそうです。そういえば確かに高畑勲監督のかぐや姫みたいなタッチを感じました。

クリプトキノグラフィーがどうやって出来上がるのか想像できませんが、映像はすばらしくよく動き、しかもセンスのいい配置、構成と、日本人にはない配色に目を奪われ一場面一場面、絵画を見ているような気持ちにもなりました。

グラフィックと真逆に、音が生々しいのも、あまり日本の作品では見られないかなと思います。タイトルに偽りなく、オトナの部分もありましたよ♡

主人公の少女の生き方が、とてもいいお話でした!

渋谷のユーロスペースで見たのですが、他館にはない独特のセレクトで、他のも見たくなっちゃいます。

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