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味覇←これのこと最初ミーハーって読んでた (裏レ!)
正しくは、味覇(ウェイパー)と読む。
調味料の一種で、中華料理に使われる。
調味料の王様になってほしいとの願いから、味の王様を意味する「味覇」と名付けられた、ウェイパー。名付けられた瞬間から強気過ぎる存在。僕も味覇くらい強い心で自分を信じられたら良いんだけどなと思ったりする。
読者の皆様はいかがだろうか。自分自身の感覚を信じることができているだろうか?僕はというと、信じることができるときもあれば、信じきれないときもある。
僕はミーハーなので、話題になっている料理屋へ外食しに行くことが頻繁にある。最近でいうと、友達と遊ぶ予定を立てる場合、外出先のエリアで評判の高いラーメン屋を調べて、絶対そこに行くようにしてる。というか、多分そっちがメインになっているかもしれない。
僕が評判の高い店を訪れる目的は、美味しいものを食べたいからにほかならない。けれど僕は、そこで食べた料理を美味しいと感じたとき、自分に対して疑惑の目を向けてしまう。その感情は純粋なものか?と。
美味しいものを一口食べる。そして、美味しいと感じる。この、ごく単純なプロセスの間に、なにか純粋でない所作が含まれている。たとえば、『美味しい料理を食べている自分を演じている』とか。または、『美味しいものを食べるつもりの舌で迎えに行ってあげている』とか。そういった表現が当てはまるかもしれない。
偶然入った店が美味しくて、店の名前で検索をして……結果、その店が実は有名な店だとわかったりして。そこから、有名な店を探して食べに行くようになって……こうなるともう、美味しいものを食べたいのか有名な店に食べに行きたいのか、自分の感情の見分けがつかない。
では逆に、美味しいと評判の店で食べて、身体が苦しくなったり、気分が悪くなったりした場合はどうだろうか。それは果たして、その店の味が美味しくなかったと言えるのか。その店の味が自分に合わなかったと言えるのか。こと僕に限って言えば、実際はこういう場合の方が判断に困る。
なぜなら、僕は殆どの食べ物を押し並べて『美味しい』という一言で括ってしまえる程、元来食べ物の好き嫌いがないからだ。自分に嫌いな食べ物は存在するのか心配になって一時期ゲテモノ食いが趣味だったことがある程度には好き嫌いは無い。(流石にどこかの誰かみたいにティッシュとかタイヤは食わないし、サルミアッキはできれば食べたくないので程度は知れている)
少し逸れたが、つまり
「こういう味、好みじゃないんだよね」
「化学調味料の味がするからヤダ」
「この料理は美味しいとは言えないんじゃないか」
「味付けがイマイチ」
「スープが澱んでいる。濃すぎる」
↑
こういう感想を抱いたことが、ない
だから、ある食べ物が自分に合わなかったとして、その日たまたま体調が良くなかっただけかもしれない。その時たまたま腹がいっぱいだったからかもしれない……という可能性を、まず疑う。
ましてや、評価が高い店と知っていて食べると、より一層自分のことを信じられなくなる。きっと体調が万全なら美味しい体験になっただろうなどと、そう思わずにはいられない。
そして、これに類する悩みはジャンルを問わず存在している。口コミや広告に自分の体験が規定されてしまっているのではないか……と、感じること。そして、そうした疑念によってコンテンツに対する没入感などが妨害されてしまっていると感じること。
食べ物の例とは全く異なるが、『泣ける映画』『泣けるゲーム』などを薦められたり、広告で見たときに……最悪の出会い方をしたと思ってしまう。そうした前情報を得た瞬間に、僕の脳内では『どのように泣ける話になるか』シミュレーションを始めてしまう。この脳内環境を保持したまま感動のシーンに突入すると、「なるほど!そういう感じでくるのね!」と、感動するより感心してしまうのだ。純粋に出会い、涙を流したかったのに。
きっと、むやみやたらに考えてしまうからいけないのだと思いたい。美味しいものに理屈なんていらないし、少しでも美味しければそれはそれでいいじゃないかと。あんまり好きになれないものについては……よく分からないので、保留ということにして。
……しかし、やはり待ってほしい。前情報やら何やらが、完全に無い時なんて殆どの場合あり得ない。情報溢れる現代と、うまく付き合っていく他ない。
考えることをやめてしまっては、考える方法を考え続けなければ、今以上に自分の意思がなくなってしまう。考えることは悪ではないと思いたい。誰かがそれを望まないとしても、言葉を紡ぐ努力を怠るのは、僕にはできない。そして、美味しいものは素直に美味しいと感じたい。
ところで
ぼくが週末に食べた『エビつけめん』は……
よかったです
エビのあじがして、ほんとうに、おいしかったです
でも、ぼくは箸を持つのが苦手なので
麺をつけ汁に入れるのが、めんどうでした
かみエプロンをつけて食べたのですが
たべおわった後にエプロンみたら
べちゃべちゃに、よごれてました
でも、おいしかったので
よかったです
↓これです↓
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あの
なんというか
やっぱり、僕……ダメかもしれません
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