ある一つの性善説(フ)

◯終了後の当アカウントについて

最後の個人的な日記の前に、総括としての最後の仕事を。

内外から「カエシ終わった後、あのアカウントどうするの?日記は残るの?」というありがたいお声を頂いており、当日記をもってアナウンスとかえさせていただきます。

結論から先に述べると、カエシ・モガアブフのアカウント、並びに日記は残させていただきます。

至高の1680記事がいつでも見返せますよ。

1680記事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????????????????????????????????????????????

振り返ってみると凄すぎるなこれ・・・

カエシ・モガアブフを開始した時の資料に「1か月くらいで終わってもそれはそれ精神でいきましょう」って書いたはずなんですけどえらく長く続いたようです。

感謝は終了宣言時の日記に書いたり、個人的にたくさん伝えて回ったので、ここで事細かに書くことは控えさせていただきますが、

一つだけ私の視点からしか書けない、特殊な感謝を。

カエシ・モガアブフは1アカウントのIDやパスワードを全員で共有するという、恐怖の一蓮托生システムで運営していました。

でも誰一人として、他の人の日記を消したり、当アカウントを消さずに最後まで来れました。

そんなの当たり前だと思いますか?

例えば、1万円を何らかの理由で失って歯ぎしりしている時に、1か月1000万円の旅行に行った他者の日記があったとしたらどうでしょうか?(これはたとえ話なので、特定の日記を指していませんし、類似するような日記も無かった・・・はず)

30人弱の参加者、2年3か月という長さ、1680の記事という多さは、思想信条嫉妬、様々なハレーション(予期しない反応)を生むことも数え切れずあったでしょう。中には実際に削除ボタンに手をかけて迷ってしまった人もいるかもしれません。アカウントの共有とはそういった権限の共有でもあります。

白状すると、私も、何度も何度も何度も迷ったことのある弱い人間です。

そこまでいかずとも、他の人の日記が純粋な気持ちで読めなくなる日があったりする人も居たかもしれません。

あるいは、そんなこと全く考えずにずっと楽しんでくれた素敵な人ばかりだったかもしれません。

いずれの場合にしても、「他者の創作物への誠実さ」を全員が共有していたからこそ、こんな脆いシステムでもやっていけたと心から思います。

最後まで付き合ってくれた人も、途中で引退した人も、心からありがとうございます。全員に感謝。


以下、最後の個人的な日記です。


◯きっと何者かになれるお前たちに告げる

本当にこの作品好きすぎる

カエシの日記の中で、「ギバー・テイカー・マッチャー」について触れている人が何人かいました。

「ギバー」は与える者、「テイカー」は受け取る者、「マッチャー」はバランスを取ろうとする者

私は、姉や親友(ここでは彼女たちの素晴らしさをあえて繰り返しません)というギバーと出会い、ギバーにならなければとずっと呪いのように自らを追い立ててきました。無償の愛、対価無き善意を周りに振り撒ける人になりたかった。

でも、「ギバー」の人たちと居れて幸せだったから、周囲にも同じように幸せを贈りたいっていう発想は結局「マッチャー」そのものです。個人同士の応酬が、不特定多数に拡張されただけ。

笑顔と愛想を振りまき続け、結局、姉や親友からもらった愛が尽きたら、「この善意、周りは気づいてないのかな」とか「少しのお礼があればもっとやる気が出るのにな」とか釣り合いを考えてしまう、充電池にすぎませんでした。

ギバーであろうとせず、マッチャーであることをもっと早く認められれば、もう少し精神的に楽に生きられたかもしれませんが、カエシをはじめて、親友と仲直りするまではその事実を認められませんでした。

喧嘩別れした後に、久しぶりに会って、帰郷を果たし、月に何度か遊ぶ仲に戻って、いつも返しきれないほどの優しさを貰って、その恩をどうやって返そうか毎回考えて臨むも、毎回それを上回られて・・・本物のギバーに敵わないことを何度も自覚しました。

今、私が考えていることは「受けた恩は必ず気付く」「その場ですぐ返す必要はなく、色々な返し方がある」という二つです。以前、酔った勢いでツイッターにここら辺のことを連投しまくってたのちょっと恥ずかしい。

有償の愛も、対価がある善意も、相手の善意の重さを知っているという点で、案外、素敵なものかもしれないですよ。

ちなみにこの作品もギバーに脳を焼かれた人たちの作品としてみることが出来ます(本当に毎年新しいテーマ性が自分の中で見つかるくらい良い作品だよ・・・)


◯Skeb再開しました

職場が色々副業とか厳しそうだったので様子見をしていましたが、なんとなくいけそうなのでSkeb再開します!皆様よろしくお願いいたします。(最後の日記で宣伝!?)

府屋すだち (@joh_jima) | Skeb

実は宣伝絡みでカエシにはこぼれ話があるので、それを書くことで許されようと思います。

文末の

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Twitter:@joh_jima
pixivID:5302611

これ、実はカエシ・モガアブフ立ち上げ当初から「宣伝したいものがあったら文末に!」と全員に付けてもらうよう、資料にテンプレまでつけて共有していました。

付けてもらう理由としては、参加者全員がTwitterなりPixivなり、自分のnote以外の活動と日記を結びつけることで、本当に無茶苦茶な内容の日記を書く時にも一定のストッパーやモラルが働くようにするためのものでした。

実は人質システムだったんですね

結局、初期の初期からそんなに色々杞憂を抱えていたのかと、自分でも笑ってしまうのですが、だからこそ、最後にこれ意味あったのかなと思えるくらいには、参加者の皆様のモラルの高さに気づけたということで一つ・・・



◯最後に

ここまで長く続けるものになるかは分かりませんが、またいつかこのアカウントを動かして何らかの企画をやりたいなと思うこともあります。

その時には、目を付けた人にpdfの資料とIDとパスワードを送り付けますので覚悟しておいてくださいね。

さようならお元気で!


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Twitter:@joh_jima
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Thank you for reading!!(真裏偽業 カエシ・モガアブフ)|カエシ・モガアブフ(曜日交代制日記) (note.com)

こんなの泣くじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

当日記集中して書くためにインターネットカフェ来てますが、店員が来ないか不安になるくらい嬉し泣いてます