じゃれ本RPG【真F】
・あー、なんか物語作りたいなー。
でも小説みたいに真面目にプロットが組みたいわけじゃないし……。
そもそも面白いお話なんて思い付かないや~。
そう考えたことはありませんか?
そういう時に便利なサイトがございます! コチラ!!
・「じゃれ本」! 現在オンラインの試用版を公開しているため、どなたでも気軽に遊べます。
・ルールは公式HPをご覧ください。
・じゃれ本を使えば各々の執筆負担が減らせて、まったく展開の読めない話ができあがります。PRとかじゃないです!
・じゃれ本なら自分がつまんない人間でも他人に責任転嫁できちゃいます!
・では早速やっていきましょう!
◎じゃれ本をしよう!
・……………………………………………………誰とかって?
・もちろんひとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・人を誘うのが恐ろしいので。
・なので、今回は即興で考えた登場人物4人にやらせることにします。
・といってもそんなポンポンと生み出せるわけでもないし、自分が考えたキャラだと似たり寄ったりになりそうなので、二人ほどキャラデザお題ガチャから大雑把に設定を導出して新たな生命を生み出そうと思います。
◎キャラクターを作ろう!
No.1:明久津 真尋
・一人目明久津真尋。
〇年齢:32
〇性別:男
〇容姿:冴えない顔に無造作に生え散らかった頭髪と髭を携えている。目元に隈があり、常に猫背気味。
〇職業:ITエンジニア
〇備考:いかにもな主人公ポジションです。幸が薄く、偉い人の尻に敷かれ気味な人間ですが、やる時はやります。路頭に迷った少女を憐れに思って家に上げ、扱いに困っている中、少女に性格の良さを見抜かれ好かれていくタイプ(公式で少女に手を出すことはないが二次創作で二人のR-18なイラストが描かれ解釈違いだと憤るケース)ですね。『世話やきキツネの仙狐さん』の中野のような人を思い浮かべてください。それです。
No.2:守田 茂
・二人目守田茂。
〇年齢:32
〇性別:男
〇容姿:丸メガネを掛けている。恰幅が良く、赤いアロハシャツを好んで着る。よく笑う。
〇職業:ライター
〇備考:明久津の親友です。その図体に比例した気風を持ち合わせおり、それでいて周囲の機微な変化を察することができる最高のおっさんです。ネロリ博士のような顔つき、オダマキ博士さながらの肢体、それでいてやまおとこの性格がインプットされた合成獣だと思っていてください。
No.3:?????
・さて。ここからは先程紹介したキャラデザお題ガチャで決められた要素からキャラクターをなんとなく象っていきましょう。
・一人目はこちら!
・ふむ、年齢は大体16~18、ケーキ屋さんは親の職業かアルバイトでいいでしょう。元気な性格で、ゲームが好き。陽属性のゲーマーですね。それでいて”闇落ち”と……これは中二病と解釈しましょう。
・なるほどなるほど……整いました!
・No.3:仲里 防冶
〇年齢:15
〇性別:男
〇容姿:やや童顔な少年。髪は伸びすぎない程度に切られている。腕に包帯を巻いており、季節問わず学生服の上にパーカーを着ている。携帯ゲーム機をポケットに隠し持っている。
〇職業:高校生
〇備考:守田茂の妹(仲里芳美)の息子です。茂にとって甥っ子にあたります。ステレオタイプの中二病を拗らせていつつも高二病も併発気味で、厭世観と少しおませな一面もあったりします。実家がスイーツ店なため、最近は手伝いを任されることがしょっちゅうでゲームに集中できずフラストレーションが溜まっています。
・なかなかいいキャラができましたね。次にいってみましょう。
No.4:?????
・では、最後の一人を生み出していきましょう。
・ほうほう。大学生で飼育員、は将来的な話かな? 性格が変態、これは飼育員の意味が変わってくるかもしれません。そして、自然が好きで文学少女と。自然派の変態少女(飼育員志望)のお通りじゃい! といった感じですね。整いました。
・No.4:函島 うみ
〇年齢:20
〇性別:女
〇容姿:肩までかかる艶やかな緑髪に、整った目鼻立ちは実に大和撫子然としている。すらりと伸びた背筋に少なくない胸部。傍から見れば一般的な女子大生に映る。
〇職業:大学生
〇備考:明久津真尋の住むアパートの隣の部屋に一人で居を構えている女子大生です。基本的に大人しい子ですが、時折突飛な行動を取る様子が見られます。真尋に異常に懐いており、貞操観念を疑うような発言をしますが、それらの言動は外見による反動によるものなのでしょうか。「ブルーアーカイブ」の浦和ハナコを薄っすらとイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
・さあ、役者は出揃いました。早速彼らにじゃれ本をやらせていきましょう!
◎四人にお話を書かせよう!
・といっても、このままいきなりやらせてもそれぞれの関係性が明瞭でないし、なにより一人四役やらなければならないため、ひとりひとりの性格を自分の中に落とし込まなければいけません。なので、ひとまず彼らにはじゃれ本をやることになったいきさつを導入として会話させてみましょう。
日曜のお昼頃、真尋は玄関のチャイム音で目を覚ます——。
真尋「もしもし……あれ、真っ暗で何も見えない」
うみ「私です」
真尋「うわ! もう、手の平でカメラを覆わないでくれよ」
うみ「ふふ、ごめんごめん。お邪魔しますね」
真尋「まだ上げるとも言ってないしさあ。……それに、今日はこれから来客があるんだ。友達なんだけど」
うみ「え、明久津さんにご友人が?」
真尋「君はそんな失礼な態度でよく大学生が務まってるな」
明久津が呆れながらお茶菓子を用意していると再びチャイムが鳴る。インターホン越しに外を覗けば馴染みのある丸々とした顔が現れる。
茂「よっす真尋! 二ヶ月振りくらいか」
真尋「ああシゲ。ちょうど色々用意してたところだから上がりなよ……あれ、お前の後ろに誰かいないか?」
茂「そうそう、ウチの甥っ子! 芳美の息子なんだよ。ほら、隠れてないで挨拶挨拶!」
防冶「あ、どうも。防冶です」
真尋「ああ、ヨシちゃんの。よろしくね、防冶くん」
茂「芳美、ケーキ屋やってるだろ? 家じゃ手伝いばかりでおちおちゲームもできないって俺に着いてきたのよ」
真尋は茂と防冶を家に上げる。リビングに入ると、お菓子を食べながら寛いでいるうみを見て茂が軽く唸る。真尋にとってはあまりにも当然の光景だったため、茂の反応に首を傾げた。
茂「真尋、お前に妹とか居たっけ」
真尋「え? ……あ、いや、あの子はお隣の函島さん」
茂「そんじゃお前、家にオンナ連れ込んでるのかよ」
真尋「違う違う! 勝手に入り浸られてるんだ。なぜか僕の家に居ついちゃってさ」
茂「はあ、なるほどな。たしかに昔っから真尋の周りには落ち着く空気? みたいなもんが漂ってるもんな」
真尋「なんだそりゃ。……函島さん、客来たからもう帰りなよ」
うみ「いやいや、私だって来客ですから!」
うみは茂と防冶を見て立ち上がり、先程までのだらしなさを相殺しうる丁寧なお辞儀をして茂たちを迎える。
うみ「何もないところですが、どうぞお寛ぎくださいね」
茂「本当に何もないな」
うみ「まったくです。私もすることがなくて困っちゃって」
茂「しかも寝巻でお出迎えときたもんだ。恥はないのか恥は」
真尋「二人して僕を馬鹿にしすぎだろ。別に見知った仲なら寝巻でもいいじゃないか」
防冶「……ねぇ、これ食べていいの?」
真尋「どうぞ、いくらでも食べていいからね」
真尋はそういって手元にあったお菓子を防冶の近くに寄せると、防冶は小さく頷き視界はゲーム画面に戻っていく。
茂「おい防冶、しっかりお礼を言えよ。まったく」
真尋「いいよいいよ、高校生ってそんなもんだろ」
うみ「……防冶くんが遊んでるのってもしかして、”ワニャヒロ”?」
防冶「……! そう、”ワンニャンヒーローズ”! お姉さんやってるの?」
うみ「うん! 動物が好きでちょっとね」
防冶「じゃあ対戦しよ対戦!」
真尋と茂はうみたちが賑やかにゲームの話で盛り上がっている様子を見てお茶を啜る。
茂「なんだ、あっちで意気投合するのか」
真尋「やっぱ若い者同士の方が話が弾むんだろうね」
うみ「私といても面白くないってことですかー?」
真尋「こっちの話は聞かなくていいの。いいから防冶くんと遊んであげて」
うみ「あとでちゃんと構ってくださいよ?」
真尋は厄介払いのごとく手を払って茂の方へ向き直る。うみは不服そうにしながら防冶の手元を覗く。
真尋「それで、今日はボードゲームを持ってくるって言ってたよな」
茂「そうそう! まあ正確に言うとボードゲームじゃないかもしれないがな。これこれ」
真尋「この冊子のことか?」
茂「そ! 折角だし、俺ら四人でやってみっか!」
こうして真尋、茂、防冶、うみによるじゃれ本作成が始まった。
・導入だけでそこそこの文字数を使ってしまい、挙句羞恥心の上昇が激しいですが、どうにか掻き捨ててじゃれ本をやっていこうと思います。
それでは~~~~~~~~………………れっつごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・部屋の名前はなんか前回のタイトルが残っていたので適当にこれにします。制限時間は無制限で、8ページほど!
・それではゲーム開始!
・まずはタイトルを決めていきます。それぞれ好きそうな名詞などの言葉を入れていきましょう。
・全員のタイトルが決まりました! それでは本文作成に入っていきましょう。
~約二時間後~
完成しました! キャラになり切れないような箇所が多々あったので上手くできているか心配ですけど、とにかく見てみましょう!
◎完成した小説を読んでみよう!
・まずは『ほかほかの目覚まし時計』から。
・次に『これなら勝てる!ネット記事』。
・三つ目は『呼んではならないフォレ・ノワール』。
・最後が『けぶる夜半、森林浴』。
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
「ボツだね」
・ハイ。
◎終了! ~反省会~
・はい。見事に駄文が四つ積み上がりました。
・やっぱり一人四役は書いている途中に、それぞれの意識が混濁して訳わからなくなります。キャラが濃い人物に引っ張られすぎてしまって、ほとんどバトルシーンが存在する異常事態に陥ってしまったのも失敗です。また、今回は順番がよろしくなかった気もしますね。仲里防冶と函島うみの個性がお互いを相殺し合ってしまったようです。
・さて、みなさんはちゃんと複数人でじゃれ本を遊びましょう。
・さいなら~~~~~~。
Twitter:@krb_69(雑)
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