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器と料理と子育ての話

思い返してみれば

小さな頃から
器のある暮らしだった我が家

祖父の友人が
陶芸作家さんだったこともあり

祖父の家や
私の実家には
いつも焼物がありました

子供の頃は
割らないようにと
言い聞かせられていたこともあり

眺めるだけで
手に取ることはないものでした。

だけれども
焼物があるのが
当たり前の暮らしでした。

小学生になり
なんとなくお料理に興味を持ち始め

母親ではなく
母の姉である叔母が
包丁を持たせてくれたのを
今でもはっきりと覚えています。

きっと母は
心配性な性格もあり、
忙しいのもあり
なかなか機会を与えられずに
いたんだろうな
と思います。

私自身も心配性で
なかなか子供達に
料理をさせてあげられていません(笑)

近々そんな機会を与えてあげたいと
思っています。←本当か?

小学生の頃から
だんだんとお料理をするようになり、
私のお料理で
家族の喜んでくれる姿に
やりがいのようなものを
持ち始めたのが
お料理が好きになっていった
きっかけだと思います。

昔から母は料理も器も好きで
「こう盛りつけたら綺麗でしょ?」
「このお皿にはこれが良いよね」
と、お料理をするたびに
言い聞かせられていました。

その感覚が今でも染み付いており、
私も自然と
お皿を選んで盛り付けをすることが
好きなのだと思います。


私は、
9歳息子と5歳娘と私との
3人暮らしをしています。

子供の頃のように
作ったお料理を
家族が毎回喜んで
食べてくれるわけではありません。

嫌いなものが入っていたり、
今日はその食べ物の気分ではなかったり。

本当はもっとおしゃれなおつまみなどを
作って盛りつけたいけれど

子供達が食べてくれそうなものを
選んで作ったり。

なかなかお料理のモチベーションも
上がりにくい環境だけど、

今は器たちに助けられ
「今日はこの器にしてみよう。」
「この器に何を盛り付けようかな?」
と考えることで
お料理へのモチベーションが
保たれている気がします。

「簡単に作っちゃったな」
と思う日でも、

なんかこのお皿に盛りつけたら
それっぽいじゃん?
と満足してみたり。

今は今で、
子供達が毎回喜んではくれなくても

器に綺麗に盛りつけられたことや
体に良いご飯が今日も作れたこと

そんなことが達成感となっています。

器が好きだから
料理が好きだから
子供達が好きだから

外食もするけど
今日も明日もめげずにまた作るよ!


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