
私は何者か
こちらは全国学生トイレ研究会12月9日の記事です。
二日連続アメリカ研修について長々と書いてきましたが、この人は一体全体何を伝えたいのかと思ったのではないでしょうか。というわけで、今日はアメリカ研修のことを一旦横においておき、”私の正体”を暴いていきたいと思います。
富士登山
私はプロフィールにあるように、富士山に虜になっている女子大学生です。初めて登ったのは小学三年生の時です。家族で山梨県に遊びに行くだけのはずだったのですが、せっかくなら富士山に登ろうというまさかの展開になりました。正直、登り始めて最初の数年間は辛くて毎回憂鬱になっていました。富士山に登りたいわけではありませんでしたが、どこも行く場所がなかったので仕方なくついて行っていました。
私の原点
気付けば、昨年で10回目の富士登山でした。あんなに嫌だった富士登山が、今では私の原点になっています。私が登山を苦手とする理由の一つとして、トイレの臭いが挙げられます。公の場でこのようなお話をするのは、お下品かとは思いますがどうかお許しください。お気を悪くされた方は、申し訳ございません。
もしも、このトイレの臭いが改善されればどんなに快適な登山ができるだろうかと思いました。富士山は心を清めてくれる本当に素敵な場所です。満天の星空も、辛いことを全部忘れさせてくれます。そんなときに、ふらっと立ち寄ったトイレが富士山富士宮口五合目公衆トイレです。この出会いが、私のトイレに対する価値観を大きく揺さぶりました。


トイレの臭いを嗅ぐと気分が悪くなるので、この時も口呼吸をしながら覚悟して入りました。どのタイミングでトイレが無臭だということに気が付いたのかは定かではないのですが、あまりの快適さに感動したことがはっきりと思い出されます。母と一緒に物凄く盛り上がりました。それ以来、ここのトイレに立ち寄るのがちょっとした楽しみです。皆さんも、富士登山をすることがあれば是非行ってみてください。ただし、富士宮口から登った場合のみ通ります。
富士山のように標高が高いところでも、これだけハイクオリティなトイレが実現できると知ったところで、次第にトイレの可能性の大きさに惹かれていきました。しかし、なぜ他のところでも同じように無臭のトイレが実現できないのか不思議に思いました。そこで調べてみた結果、”Tabixia”のHP情報(https://www.travelroad.co.jp/fuji)によると、富士山富士宮口五合目公衆トイレの建設に2億円かかっているそうです。つまり、コストが高すぎて導入が難しいというわけなのです。
進路選択
ずーっと何年もこのトイレのことを想い続けてきました。大学を選ぶ時も、富士山のトイレをもっと快適にするために必要な知識が学べる学部に行きたいと思いました。しかし、気づきが遅く今更ながら土木系や建築系学部へ行くべきだったと後悔しています。かといって、今の大学でのアメリカ研修に参加していなかったら気づけていなかったことも事実です。ちなみに、私が所属している学部は最近流行っている情報系の文理融合学部です。これも何かのご縁だと思い、今後の方向性について模索中です。
次回からは再び、アメリカ研修が私をどのように変えたのかを紹介していきたいと思います。