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BCGの普及の谷と習慣化による価値創出の挑戦「アルケモン」

かえるDです。先日、新宿のクリプトラウンジGOXにて、私が運営するdouble jump.frogが開発している新しいブロックチェーンゲーム(BCG)のタイトルの発表しました。ただ、発表の時間も短かったので、伝えられないことも多く、改めて文章に書いて発表したいと思う。また、BCGを開発をしていて考えていること、挑戦したいことも伝えたい。

クリプト市況とBCGの未来

クリプトの市場は、激しく上下をする。今回は、FTXの資産流用による経営破綻を発端としたクリプト相場の暴落もあり、現在市場は低迷している。

ただ、これは新しいことを始めようとするBCGにとっては逆に都合がよい場面ではある。理由としては、上がり相場ではただその市場に注目を浴びて乗っかるだけで、うまく行ってしまうのだ。それは知っての通り、一時的に儲かるけどゲームとしては面白くないゲームが大量に生まれることになった。なので今の市場で成立させるためには、面白く堅実で、金銭の奪い合いではなく、全体で見て価値が作られるゲームを作る必要がある。今回私は、この新しい世代のBCGを作り出すことに挑戦している。

BCGの現在の市場状況を説明しよう。ゲーム会社各社や大手企業が、BCG・Web3が次のトレンドになることを踏まえて投資をしている状態だ。

BCGに参入を発表、または参加済みの企業

スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコエンターテインメント、GREE、DeNA、サイバーエージェント、LINE、GMO、DMM、gumi、ドリコム、KLab、コロプラ、KADOKAWA、EpicGames、UBISOFT

Web3に参入を発表、または参入済みの企業

LINE、メルカリ、楽天、電通、博報堂、凸版印刷、トーハン、メディアドゥ、JR東、JR西、集英社、講談社、小学館、吉本興業、mixi

このような企業がBCGをどのように捉えているかというと、次のようなものである。

  • BCGがソーシャルゲーム並みの産業になる可能性がある(ソシャゲはコンシューマゲームの6倍の市場規模になった)

  • トークンの前売りによるゲーム開発費の早期回収

  • Play2Earn方式によるユーザー獲得の低コスト化

  • 実質的な賭博成分によるエンターテイメント性の向上

このような状況で、各社静かに開発を進めている状況だと思われる。

今回私が作ろうとしているBCGは、今までのBCGの次の世代のコンセプトを目指し、「習慣化ファイナンスゲーム」というコンセプトを提唱する。「習慣化に紐づくNFTを発行」し、そのNFTの市場化によって競争を引き起こし、「習慣化のコストを引き下げること」をもくろんでいる。

「アルケノムモンスターズ」プロジェクト

今まで「kaeru1」と呼んでいたプロジェクトの正式タイトルを発表しました。

アルケノムモンスターズ

その名は「アルケノムモンスターズ」プロジェクト。

「Alkenome Monsters」:AIアートで完成させるキャラクター

アルケノムモンスターズの意味

アルケモンのタイトルの意味は、Alchemy(錬金術)とAruke(歩け)とGenome(遺伝子)を掛け合わせたものだ。タイトルを略すると「アルケモン」となり、歩くことによるフィットネスを示している。

アルケモンたち

アルケモンは、暗号錬金術(AIアート)を使って未完成の素体に魂を与えて完成させるキャラクター達だ。なので、みんな試験管に入っている。

AIアートで作った暗号錬金術研究所

アルケモンのコンセプト

アルケモンのコンセプトは、歩くことによる健康習慣による価値創出である。STEPNなどを反面教師にし、そこから大きく改善と新しい試みをしている。

1つの目的と、3つのコンセプト

目的を、従来のBCGのように「Play to Earn、遊んで稼ぐ」ではなくて、「みんなで楽しく健康習慣を持つこと」にしている。その手段として、みんなで楽しく健康できる仕組みとしてソーシャルコミットメントと、継続した人が利益ができるような仕組みのトークンエコノミクスを考えている。またAIアートを使って、ユーザー創出型のコンテンツを作りたいと考えている。

ソーシャルコミットメントでの習慣化と開かれたコミュニケーション

以前TGSのピッチコンテストで出したソーシャルコミットメントの仕組みは次のとおりだ。

ツイッターで目標宣言を行うことで、継続を促す仕組み
ツイッターでよくある面白いことが起きてしまう
みんなでフィットネスを楽しもう!

このように皆を巻き込んで、エンターテイメントを作ることだったり、個人同士の見られることによる緊張感を継続する仕組みとして使うのだ。継続する力として、見られることを認識するというのは大きい。例えば学校や塾みたいなみんな同じ空間で同じことをやっている状態を作るというのは、別のことをやろうとするのを阻止する効果がある。それをSNS上で行おうという仕組みである。

詳しくは以前の記事に書いてあるため、そちらを読んでもらえるとありがたい。

STEPNをやっている人に誤解がないように伝えると、ソーシャルコミットメントを行うことで、STEPNのGEMに相当する装備アクセサリNFTをミントすることができる。そして、それがソーシャルコミットメントの結果に連動して性能が変わるというようなイメージだ。Moveでトークンなどが手に入る仕組みは別に用意してある。

新規に考案したロック型習慣化トークンエコノミクス

トークンエコノミクスは、STEPNやsplinterlandsやBitcoinを参考にし、安定的かつ、健康習慣をし続けた人に報酬が渡るような独自のトークンエコノミクスを設計した。

簡単に概要を説明しよう。

まずトークンとしては、シングル枚数限定デフレトークンを考えている。
アルケモンNFTのミント時に、ミントした際のトークンをNFTにロックして価値の裏打ちにしつつ、習慣化を達成したら、トークンが取り出せる+ゲーム的報酬を渡す仕組みだ。

これによりアルケモンNFTの価値はロックされたトークンに裏打ちされることになる。

トークンエコノミクスのシミュレーション

ユーザー数が増えて、アルケモンNFTが増えることにより、トークンのロック量がふえ、市場の流動性のあるトークン枚数が減る。そうした場合、トークンのニーズが固定であれば値上りする。それに合わせて、ビットコインのようにトークンの供給量を下げることで、デフレを引き起こすことを考えている。供給量が下がった分は、ビットコインのように値段が上がることでバランスを取りたい。

こうすることで、アルケモンNFTの価値の裏打ちを持たせながら、トークンの値段を徐々に引き上げていくことができる。これによりアルケモンNFTの価値も上がっていく仕掛けだ。

Moveでのスゴロクゲーム

STEPNのMoveモードに相当するモードである。他のMoveゲームやポケモンGo、ドラクエウォークなどとも同時にプレイできるように設計している。

皆で同じ目的を共有して歩こう!

Moveモードで重要だと考えたのは、みんなが歩いていることを可視化することである。これは、「ニコニコ動画のコメント」と同じように、ユーザー同士では違うタイミングでの行動を、見ているタイムラインで同期する、疑似同期というテクニックを使う。これにより友人と一緒にプレイしているような体験を実現しようと考えている。

ゲームはステージ制で、一定時間内に画面中央のボスを倒すと次のステージに進める仕組みとなっている。特定のステージを始めて何分何秒に誰がさいころを振ってどのようなアクションになったのかを記録しておく。それをツイッターのフォロワーの人は再生して、一緒に戦うのだ。ただ、強い人がフォロワーにいると自分が歩く必要がなくなるため、ボスHPの50%は自分で削る必要があるといった制限をつける予定だ。

このような方法を使って、非同期でみんなで歩いている体感を作ろうとしている。ちなみに、盤面上のプレイヤーアイコンはツイッターのそのままを使う。こうすることでTwitterのアイコンにNFTを設定している人は、そのまま保有しているNFT画像(PFP)がアピールできる仕掛けだ。また、ツイッターでの関係性も分かりやすく表示されるため、「フレンドの誰それに助けてもらった」という文脈を付けて、シェアもしやすくなる。

ドット絵からAIアート生成で、ウォーキングパートナーを自ら創造

アルケモンNFTは未完成である。歩くことで、成長し完成体になる。そしてその姿はAIアートで作られる。

未完成から完成体へ

AIアートでは、プロンプトと呼ばれるテキストでどんな絵を作るのかを指定することができる。ただ、このプロンプトはツールを使いこなすのと同じように学習が必要であり、目的の絵を作り出すためには習熟が必要である。

そのため、アルケモンでは、高画質な画像が得られるチューニング済みのテンプレートと、ユーザが獲得できる「キーワード」の組合せからプロンプトを作り出しAIアートの生成を行う。モンスターNFTや、アイテムNFTには「キーワード」がついている。その組合せからプロンプトを作りだし、アートの生成を行う「キーワード」は消費されることなく保有することで何度でも使用して、AIアートをカスタムすることができる。これにより、誰でも簡単に高品質で面白いAIアートを生成できるという仕掛けである。

加えて、特定のNFTにはユニークな「キーワード」が付くことで価値を作ったり、NFTのコラボなどで、特定のNFTを持っている人にそのNFTに関連する「キーワード」を使えるようにするといった使い方を考えている。

プロンプトについては既に1ヶ月ほど研究を行っており、質の高いアートをある程度安定して生成することができるようになっている。

AIアートの生成は、毎日一定量歩くことで行うことができるようにしている。これにより、より良いキャラクターを目指して、毎日歩くことが求められ、結果的に健康に繋がることを期待している。

作られたキャラクター画像はキャラクターNFTに紐づき、ゲーム中では背面スキンとして利用できます。また、NFTのキャラクター画像は、Twitterのプロフィール画像(PFP)に使ったり、公式Discord内で行われるキャラクターコンテストに応募したり、その画像を欲しがる第三者と取引をすることができる。

具体的にAIアートの作例プロセスの流れはこのような形だ。

クジラモチーフのアルケモン

こちらのクジラのアルケモンNFTを持っている人は、クジラベースのAIアートを作れる。下のAIアートは、クジラをベースに「ドラゴン」と「神」の2つのレアキーワードを掛け合わせたものとなる。同じ組み合わせで、4パターンを作ったが、ブレがあることが分かると思う。この中から自分がよいと思ったAIアートをドット絵のキャラの背面に設定できる。

クジラにドラゴンと神のキーワードでAIアート製作の例

アルケモンは、このような自分で作り出したキャラのアルケモンNFTを5体引き連れながら歩くゲームだ。キーワードを使って自分の好きなキャラクターを作ってみてほしい。キーワードの入手は、Genesis NFT入手以外にも用意するので、AIアートをカスタムして自分が一緒に連れて歩きたいアルケモンを作って楽しんでほしい。

ALKEMON Genesis NFTの販売

アルケモン BLUE

まずゲームに先駆けて、アルケモンGenesis NFTを販売します。Genesis NFTというのは、Genesis(創世記)になぞらえて、アルケモン第一世代のNFTです。Genesis以外のアルケモンNFTは基本、親2体のNFTからブリードをすることで増えます。

また、アルケモンGenesis NFTはゲームリリース前の先行購入であるため、ゲームの内外でメリットがついています。

Genesis保有のメリット

  • クローズドベータ先行参加権

  • Genesis限定のドット絵

  • パラメータを優遇

    • Move/バトルパラメータ(隠しパラメータも含む)を優遇

    • Genesisの稀少キーワード×5 (通常キャラは通常キーワードで3つ)

  • アルケモンキャラクターコンテスト参加権&デイリー無料AIアート

  • 次回作が出た際に、次回作のGenesis NFTエアドロ(無償提供)

    • ソーシャルコミットメントは様々な分野に利用可能だ考えているため、いくつかのゲームを開発する予定

またGenesis NFT複数購入保有特典としてこのような特典を付けます。

  • 公式Discordにおけるロールの付与、保有量に応じた権限の上昇、AIアートコンテストの投票権の増大

    • AIアートの評価、コンテストのお題、新規キーワードの提案権(公序良俗に反しないキーワードであると運営が判断すれば採用する)

  • 機能の早期提供(ソーシャルコミットメント等)

  • 新規機能NFTの優先エアドロ

  • コラボNFTの優先獲得権

複数購入いただけるような、大きくリスクを取ってくれる方には相応のお返しをしたいと考えています。アルケモンのMoveゲームのクローズドベータは2023/03頃を予定しており、それまでの期間も、AIアート生成の機能の先行リリースをして遊べるようにします。

AIアートの機能は2023/01頃に先行リリース、新アルケモンのキャラクタデザインの創造を挑戦してみる

AIアート生成の部分は2023/01頃に先行リリース予定です。先行リリース機能としては、ドット絵のキャラクターからカスタムワードを使って、Genesis NFTにAIアートをドット絵の背面に設定することができます。AIアートの機能はアルケモンの本番であるすごろくゲームアプリにも搭載されますので、その練習として楽しんでもらえるとありがたいです。

また、キャラクターコンテストで採用されたAIアートイラストをベースとした新しいキャラクターを創造する予定です。このような貢献をされた人には特殊な権利を持ったNFTを配布する予定です。このNFTを保有していると、新キャラクターをベースとしたNFTが販売された際に、その売上の一部を受け取ることができます。つまりこのNFTは、新キャラクターを創造したことによる印税を受け取ることができる権利を持ったものなのです。

こういった形で、アルケモンではプレイヤーがゲームの世界観を広げていくことに参画し、その貢献を還元していく新しい仕組みを構築する予定です。このような新しい試みが面白いと思う方は、ぜひ参加してください。

まとめ

  • アルケモンプロジェクトは、すごろく風のムーブゲーム

  • このゲームには以下の3つの特徴的な機能があります

    • 歩くことによるAIアートによるキャラクター生成、AIキャラクターのコンテスト開催

    • ソーシャルコミットメントによる、SNSを活用した盛り上がり、インフルエンサーの活躍の場

    • ロック型習慣化トークンエコノミクスによる緩やかな通貨の価格上昇

  • アルケモンプロジェクトの全体は2023/03頃クローズドベータリリース予定

  • AIアートによるキャラクター生成機能は2023/01頃に先行リリース予定

  • アルケモンGenesis NFTはMatic(Polygon)より販売開始予定

    • これはGenesis NFTであり、ゲーム内で優遇される予定

    • 多く保有することでコミュニティ内での優遇機能を持っている

アルケモンをみんなで面白く楽しみながら健康習慣を持てるようなBCGにしますのでよろしくお願いします!

アルケモンに興味を持った方へのお願い

今回の記事でも、giveawayキャンペーンを行います。RTやフォローなどをしていただいて、そのお返しに抽選で、NFTやAllowList(Genesis NFTセールにて先行して安く購入できる権利)や、暗号資産($OAS)などをプレゼントします。

アルケモンに興味を持たれた方は、ぜひキャンペーンに参加をしてください!

今回のキャンペーンでも、プレゼントの受け取りにはWallet(財布)が必要になりますので、まだ作られていない方は無料で短時間で作れますので、試してみてもよいかもしれません。

また、マーケティングパートナーや、コラボレーション(BCG、コレクティブNFT)なども募集しておりますので興味がある方は、ツイッターのDMよりお問い合わせください!

[解説] アルケモンプロジェクトは、ゲーム用ブロックチェーンであるOasysにて展開予定

ゲーム用ブロックチェーンであるOasys($OAS)は、現在メインネットロンチ中(本格稼働に向けて進行中)となっております。

Oasysは次のような特徴を持ち、BCGに適したものになっています。

  • 高速な処理速度

  • ガスレスで実行可能

  • イーサリアムEVM互換

  • スクウェア・エニックス/セガ/バンダイナムコエンターテイメント等の有名ゲーム会社が参加

今、クリプト市場が低迷しているなかOasysのプライベートセールも半日程度売り切れるほどの盛況で、着実に価値が認識されていっているところです。

今回のアルケモンはOasysのHomeVerse(OasysのL2チェーン)でリリースします。double.jump.frogではOASYSも盛り上げていきますのでよろしくお願いします。

[紹介] Crypto Lounge GOX

こちらAMAの会場を使わせていただいたCrypto Lounge GOXです。

新宿にある昼はコワーキングスペース、夜はラウンジスペースだ。
クリプト好きが集まるスペースで、クリプト関係の人が気軽に集まれる良い場所だと思う。

クリプト系のリアルイベントも開ける便利なスペースだ。しばらくはオーナーさんの好意で、簡単なタスクをこなすことで無料でお酒が飲めるそうなので、気軽に行ってみるのがおススメだ。私も昼にコワーキングスペースにお邪魔させてもらおうと思っている。

[紹介] OASYS JAPAN FUN COMMUNITY

こちらは有志が作ったオアシスの日本のファンコミュニティだ。
3000人ちかくがすでに参加しており、日々和気あいあいと活発なコミュニケーションが行われている。

OASYSのBCGタイトルごとにチャンネルがあり、横断的にコミュニケーションができる。情報集めやBCGのことを雑談するのに良いので気になる方は参加するとよいだろう。

こちらのコミュニティに、好意でアルケモンの公式チャンネルを作らせていただいたので、アルケモンが気になる方はぜひ参加してほしい。


記事を読んでいただいてありがとうございます! 良かったらサポートしていただけると大変嬉しいです。