【ニュージーランド】スーパーの卵が1600円
ニュージーランドに来てまず初めに驚いたのが
卵の価格です。
日本に住んでいるときは10個で180円くらいでした。最近は日本でも卵の価格が高くなり家庭への大きな影響が出ていますね。
数年前ですが、オーストラリアに住んでいるときは12個で4ドル。
カナダでは12個で5ドル。
ニュージーランドの卵の価格は日本の価格の2倍くらい差があります。
チャーハンを作るにも、クッキー、オムライス、様々な料理を作る際に必要不可欠な材料の一つです。
ニュージーランドは圧倒的に卵の価格が異常に高額。
パン屋さんや卵を使用する商品はどれも必然的に高額に。物価が高すぎて暮らしていけるのか心配になっています。
そこで気になったので調べてみました。
ニュージーランドにおける卵の価格が高騰している理由はいくつかあるそうです。
①生産コストの上昇
が影響しています。鶏の飼料や医療費、労働力などのコストが上昇。これには数年前にフリーゲージでの卵生産が促進された為だそうです。
日本ではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単に説明すると鶏を小さく狭いゲージに閉じ込めて飼育するのではなく、ゲージのない場所で飼育しましょうという方針です。
ウールワース(旧カウントダウン)は、2024年末までに北島のスーパーマーケットで、2025年末までに南島の店舗でケージフリーの卵のみを販売することを約束したそうです。
②需要と供給のバランス
も価格に影響します。需要が供給を上回る場合、価格が上昇。
③近年の世界情勢による影響。
確実に①が大きな原因でしょう。
【ゲージフリーについて深掘りすると】
▶︎「ゲージフリー」という言葉は、鶏が広々としたスペースで自由に動き回ることができるように設計された鶏舎を指します。このタイプの鶏舎では、鶏にとって自然な行動を取るための十分なスペースが提供され、通常、鶏は巣箱に入ったり、餌を探したり、羽を広げたりすることができます。
ゲージフリー飼育システムは、伝統的なケージ飼育システムと比較して、鶏の福祉を向上させることが期待されています。ケージフリー飼育では、鶏がより自然な環境で生活し、ストレスが少なくなるため、鶏の健康状態が改善されるとされています。また、消費者からの需要も高まっており、動物福祉に配慮した製品を求める傾向があります。
ただし、
ケージフリー飼育は生産コストが高くなる場合
があり、それが卵の価格を上昇させる要因の一つになることがあります。そのため、フリーケージで飼育された卵は一般に他の種類の卵よりも高価になることがあります。
▶︎日本におけるケージフリー飼育と卵の関係
北海道: 北海道は日本の養鶏業の中心地の一つであり、ケージフリー飼育も一部の農場で導入されています。特に大規模な農場では、鶏の福祉を考慮したケージフリー飼育が行われています。その他にも青森県、群馬県、広島県。
これらの都道府県では、ケージフリー飼育が鶏の福祉向上や製品品質の向上に寄与しています。消費者は、地元で生産されたケージフリー飼育卵を購入することで、地域の農業を支援し、安心・安全な食材を手に入れることができるそうです。
ちなみにですがオークランドで卵が12個入で
5ドル
の売り出し品がレジ横にありました。普段10ドル以上する卵がこの価格で売っているのは、、と思い確認すると賞味期限が残り数日でした。
日本でこの価格ならば逆に高額すぎて、どんな特別な卵だろうと考えたはずです。
この物価の高さについに慣れてしまったのかと考えると共に、慣れは怖いとも感じました。
最後までお読み頂きありがとうございました。