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非お客さまの自覚

私は鬼滅の刃のお客ではない。私はTikTokのお客じゃない。私はNiziUのお客ではない(韓流、BTSもまた)。私の琴線向けに作られていないので仕方ない。だからと言って否定しない(BTSが米国でウケた理由はある程度理解してる。数字は盛ってる仕掛けを疑ってるけど米国の音楽シーンでBTSが提供してるモノを他のアーティストが提供出来ていないんだ。ニーズがあるのに)。自分向けに出来ていないからイイもワルイも評価できない、しない。

インターネットは世間を狭くし世界は指先からすぐ始まり時間や距離の制約をとても小さくした。提供されるコンテンツや情報はほぼタダで手に入る(=何でもって訳じゃないけど)。そのため、インターネット以前なら本を買うなり何なり、有償という敷居、扉があって誰もが無防備に見るなんてことがなく適切にゾーニング(=お客の自覚を持つ人だけがその敷居を跨ぎお金を払って扉を開いていた訳だ)されていたターゲットとなる層が狭いジャンル(内容)でも、インターネットが提供するほぼ無償なコンテンツでは、お金という敷居がないからターゲットじゃない人まで来てしまう。知られてしまう。理解力や知識、素養、寛容を備えていない・自分をターゲットにして作ったものじゃない、自分はお客じゃないという自覚を持てずにいると、誤った余計な評価を下してしまう。誤った評価でも数がまとまればレッテルになる。存在を否定されたりもする。そもそもインターネットは火種を探しまくる層がいる。火種判定され着火されて燃え上がる。そうして作者は心が折れる、適切に閉じて成立していた市場は表に乱暴に引き出され弄ばれ攻撃され否定されて萎縮しホントのお客に届かなくなる。こうなったら無理解の暴力、不寛容の横暴。それこそ同調圧力。

世界は自分の理解の範囲より遥かに広くて自分の理解なんか、たかが知れててそんな自分が考える正義が絶対なんてことは全然ないから、せいぜい自分の周囲2m位で納めておけばだいぶんと世の中は平和で済むんだけど(猫さんは2m位の距離を保ってるのが安全圏、その内側に入っていいのは猫さんが親密を感じる相手だけ。猫さんがまだ気を許してない間は2m以上のソーシャルディスタンシングを維持すれば猫さんは逃げない。許しなくその内側を侵すと一気に逃げるか、猫さんの方で距離を取る。そんなバランス。平和なんてそんな風にお互いで作る。相手をねじ伏せるんじゃなく)。

きっと幸せになりますよ(私が