夢の中の坂道
たまにだけど、夢の中の坂道。両側舗道に並木があってうっそうと茂ってる。一本入ると住宅地。よく出てくるんだけど現実のどこって言えない、わからない。歩道整備前の山手通りってこんなだったっけかな?(=今は拡幅され歩道には自転車用レーンも設けられ(あんまり機能してない、歩車とも好き勝手に通行する)、相当な距離が(=目黒から池袋(要町)辺りまでは確実)幅広く綺麗に整備されててランナーの練習にいいらしい(=広くて起伏に富むコース)とか、明治通り新宿から池袋へ向かって学習院、諏訪町を過ぎて早稲田の辺りから目白通りの交差点・高戸橋辺りが混ざってるかな?とか。駒沢通りとか自由通りとかにも似たような風景がある気がするんで本当、よく分からない。もしや夢見てる時は、魂が抜け出て何処かを物見遊山してるのかな。
東京は起伏に富んだ地形なので、特に皇居より西・外側はやたらにのぼりくだりする。乃木坂や欅坂や日向(ひゅうが)坂だけじゃない。港区だけでまだまだ坂はあるよね、あきもっさん。
私が生まれ育った田舎町は三方が山で真ん中を川が流れその両岸に開けた感じで狭いけど町中は川に沿って緩やかに平地、里山沿いの住宅地は坂の途中・坂の上になる。実家は里山の麓に位置し目に見えて坂ではないものの家の前で自転車に跨りペダルを一漕ぎもしないでいても数十メートル先の次の四角まではゆるゆると進める程度の傾斜はある。
私の中の坂のある町のイメージはどうも何処か海沿いだ。先日とうとう鬼籍に入られた大林宣彦監督の生まれ故郷の尾道なんかもそうだ。あんまり思い浮かべないけどサンフランシスコも坂の街だ。坂のある風景はメランコリックなドラマを感じる気がするけどそれはきっと後天的な刷り込みなんだろうか。↓例えばこういったヤツの。
自転車2ケツで下り坂は違反だし危険だけどな。で、私の夢の中の坂道は別段、ドラマチックじゃなく夢らしくいつも破綻した支離滅裂さで終始し、終わる。