同じ歌でも歌い手さんが違うと印章がずいぶん変わる。解釈や表現力の違いで全く別物になる場合も結構ある。面白いよね。大抵はオリジナルのヒトがいいよね、にはなるけど時々はあれ?こっちの方もいいじゃん、こっちが好きかも!ってのもある。
● 浅見光彦シリーズの映画「天河伝説殺人事件」のテーマソング。C-C-Bのベースの人が曲書いて(作詞は松本隆)自分でも歌った版。
競作だったのかな? 中森明菜版↓ イントロ中に「…きっと、愛しすぎたから…」ってウィスパーボイスの独白がある。明菜版は添い寝後にもう目覚められないような(朝までにヌッコロされていそうな)情念を感じる。元C-C-Bのヒトの方はそこまでの表現力がないというかそもそも男なのでサラっと聞き流せる。こっちの方が実は好き。
● 映画「ドリームガールズ」でジェニファー・ハドソンが歌うワンナイトオンリー。愛してるのには別れざるを得なかった、時間が経ったけどやっぱり愛してる思いを消せない。今夜だけ、明日からはまた1人で耐えるから今夜だけは…的な内容に聞こえるのに、ビヨンセが歌うと(それが映画の演出だけど)一夜のアヴァンチュールに燃える男女の歌になってしまう。
● 小沢健二の歌がカヴァーでファンタジー世界のアニメの主題歌になると随分と世界観が変わる。楽曲の時代が違うので東京スカイツリーではなく(尤もロケーション的に今でも東京タワーを使うのかもしれんが)w。
● もいっちょ、オザケン。オザケンはけっこうカヴァーされてんのね。HALCALIのが実は好きだったりします。
● 銀杏BOYZの夜王子と月の姫。銀杏BOYZ版はメッセージ性が直球に伝わる歌唱だけど、セントチヒロ・チッチ(BiSH)版はファンタジー感がある。リーガルリリーのプロデュースでBiSHのチッチとは違う感じコレ、大好き。
※ この投稿はかねきょさんの↓の投稿記事内容とそこでのコメントの応酬でインスパイアされました。
「空も飛べるはず」
きっと幸せになりますよ(私が