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高3の時、孤独だった
どちらかと言うと目立つ方だったかもしれないし学年やクラスでも勢力が強い群れその中心近いところに位置してるくらいだったと思うしコンビと言われる位、それを学校外ですら知る人はいた位に行動を共にすることがあった奴も持ってた。それでも孤独だった。孤独はそもそも好きだけど学校生活というのは何となく小規模の集団でいた方が楽っちゃア楽。
受験をする気がなかったので、ロックだなんだと遊び暮らしてた連中が受験モードになったことでがっかりし話が合わなくなった。放課後を持て余した。美術の授業は非常勤の日展会員の画家の講師のおじいちゃんが来ることになってて毎日はいない。そのいない日は美術部の名目で石膏像やイーゼルが置いてある小部屋、美術準備室の鍵を自由に所持してた。そこでデッサンを描きタバコを吸ったりした。そうして夕方まで過ごし頃合いで一人で帰った。なんとなくいつも寂しい気はした。
そして、群れの中にいないことに慣れた。
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