ねこ寝

いちねん。

今日8月29日は、一年前、数日どうもご飯がのどを通らなく果物ばかり食べていて具合が悪かったらしい母がいよいよ近所の内科に自力で出向いたらそこで黄疸があるから病院に行くことを勧められこれまた自力で(救急車呼べばいいのにと後からいろんな人に言われてた)かかりつけの病院に行ったらそのまま入院になった日。それを病院のかかりつけ医に電話で知らされた日。そして翌日、検査で進行した膵癌が見つかる。肥大して胆管を押しつぶし肝臓に胆汁が供給されないことから黄疸が出ている。敗血症も出ていておそらく肝臓にも転移してて余命は長くて一カ月、急変があればここ数日の場合も、と告知された日。前年に腫瘍マーカーの反応があるということで検査をしたが胃に小さな腫瘍と甲状腺にも小さいのが2個ばかりあることになったが、甲状腺のは小さいし年齢的に言ってこの程度はあるし消える場合もあると経過観察に。胃の腫瘍は母が高齢ということもありどうするか?になったが開腹手術ではなく内視鏡で取れる大きさなので取ることにした。手術は良好で終わり胃壁の浅いところでとどまっていたとのことだった。10日程の入院で済んだがそれでも術後はやはり高齢であり、脊椎管狭窄症等の理由で長年服用し続けている鎮痛剤を胃壁の術後の潰瘍の治癒を待つために禁止されたせいもあって自力のみでの生活に戻るのに3-4カ月近くかかった。ただ、この胃の腫瘍の大きさでこの腫瘍マーカーの値になるかな?とも言ってたのに結果的に見逃した。おそらく既に膵癌があったのだ。CT映像ではわからなかったのだ(膵癌は早期発見が難しく自覚症状が出て見つかる頃には末期と言われている。まさにそれであった)。

映画の「君の膵臓を食べたい」の浜辺美波がかわいいとか言ってたら実母が膵臓で余命宣告とわな。まあ、でも早期に見つかっても何ができたのかわからない。高齢だから大きな手術は無理だし抗がん剤やX線治療もできなかっただろう。緩和ケア・終末医療になったんだろうと、それで余命が伸びてもせいぜい+1年ってとこだったんじゃないかな。そんなわけで膵癌を見つけられなかったけどほぼ後悔はしてない。最期の1ヶ月(と一週間)でも激ヤセするようなことなかったし。後半は医療用麻薬の投与で始終夢うつつだったけど、その分苦痛にゆがむ顔はほぼ見ないで済んだし。   


きっと幸せになりますよ(私が