猫とともにあらんことを
高校の時に母が脊椎間狭窄症の手術で市内の県立病院に入院した。兄はもう大学生になってて家を出ていて姉は地方銀行に就職していて家に居たけどアテにならん。父もまた。中学の時にも母の同様の入院があってその時は母の実家の人が泊まり込んで家事をやってくれた。が、いろいろとやはり不都合もあるので今回はおいらが食事を含めたほぼ一切の家事を引き受けることにした。夏休み前か夏休みから2学期に入ってしばらくの期間だったか忘れたが夏だった。
夏休み、朝、父と姉が出勤すると天下だ。午前中、思うまま昼寝をした。↓の部屋でゴロンと寝転がっていると、この猫たちもそれぞれの距離感で(夏だから猫団子にはならない)バッタリ倒れてみんなで寝てた。昼近くに暑くなって、まだ開け放してはいなかった表と裏の縁側を完全に開け放し空気を流す。猫たちもそれぞれ、涼やかないい場所へ移動する(大抵はブロック塀の水抜き穴の手前の竹の下、乾いた地面に竹の葉が敷き詰められているところ。そこは日陰で涼しい。葉の間から猫の毛色が見えてそこにいるのが分かる)。夏にいつもその時のことを思い出す。
↓は今の家にかつて通って来てた三毛。甘え声ひとつあげやしない。けど、外で出会うと5m位後ろをついてくる。振り向くとこいつも振り向く。いやいや、君がついてくるから振り向いて見たんだけどな。
↑定期観察している地域猫の1人。いろいろ事情もあって(そもそも猫さんを飼うのは自分の自由を猫さんに捧げる事に他ならない。何をするにもどこへ行くにも猫さんの処遇を一番に考える必要があるもの)、今は猫さんと暮らしてない。
きっと幸せになりますよ(私が