ディスと(救急と筋とシェイクス)ピア
「それじゃ『ウチ』でやる意味ないね」かつて、某大手出版社某人気雑誌(当時)の編集長を経て編集企画ライター集団を作った人の代官山の事務所にお邪魔した時、その人が誰かに対してダメ出しでそう言ってるのを聞いた。それは「自分のとこらしさ(個性)を出せ」「フツーにやるな。その上を行け」的な意味だ。何が連想を呼んだかそんなことを思い出してた。私が仕事を依頼された時、心がけることがあるとすれば「期待を裏切る」こと。私を選んで依頼するということは私の仕事を幾らかは知っていてそれで選んだわけで 。oO (こういうのをお願いしたい)という目論見=想定がある筈だ。その想定と変わらない程度の仕上がりを見せたらプロじゃない。その想定の上を超える、(いい意味で)予想を裏切る、発注者が簡単には読めない発想を持たなきゃ、って思ってた(思ってる)。
作風とかブランディング、とまでいかなくても自分の持ち味、売りどころは自覚しといた方が良い。私はココでも(もしや)何度か言ってるけど、商業誌で描けるようになったその雑誌の当時の編集長が「女の子がかわいいのがいい」って言ってくれた。それを大事にしてる。グロくてもエロくても女の子が可愛いように。
ちょっとdisりになっちゃうけど 。oO (この人が撮ると可愛くないよなー余計にフケて見えたりするよな) 。oO (他の人が撮ると可愛く、魅力的に見えたりしてるのに) ってのが目に付いてモヤっとする。何でそうなるんだろう?って思って。前にも書いた気がするけど手段が目的化してて・写真を撮る行為に満足してそこから先へは到達しないのかなー?って。
マンガとかラノベの作家を目指す人向けの本について無慈悲に真っ二つに斬るようなツィートを見た。書いてる人の実績がある程度の高みに到達してなかったりすると技術的な内容はともかく実績を得る方法を知ることは出来ない、到達したとは言い難い人が著者ならそれを知る由もないから…的な。いやさ、その通りだけどそこを人が書いたものに頼るのならそもそもが(本で読んで知ったとしても)無理だ、とか身も蓋もない事をエアーで(脳内で)ツッコんだけど。確かに先日行った世界堂でも「絵師」な感じのイラストテクニック本が沢山あったわ。そのジャンル、全く知らんので実績とかもまるで知らん。(私も大昔に何冊か書いたけど制作するアプリの技術解説本だったから、違う用途だからええだろ)
いんたーねっつの発達によりリーガル・イリーガル問わずタダで得られるものが増えたからエンターテイメントや情報になかなかお金を支払わない風潮があるけど(それは良い面もあるけど悪い面もかなり多い。コンテンツビジネスは激変を余儀なくされている。その制作では一握りの集客力が凄い人以外は食えなくなって技術のあるプロが職替え・リタイヤして少なくなった、いなくなった。低価格で請け負える低品質のプロもどきが増えた=これからはそういうモノを見て育つ読者や視聴者な訳だから将来も益々、暗澹だ(いや、全部が低いということではない。特筆して凄い人は当然今でも、これからでもいる、出る。ただアベレージでは下降トレンド感が否めないジャンルは幾つもあると思う=特筆して凄い人ばかりに集中する格差社会)、そんな中でまだお金が動くのは「何者かになりたい」人がそれに「成れる」気がするガイド、セミナー、教育ビジネス、(有名文化(?)人のサロン)だ。辛辣な言い方するとそこに身を置くとそのジャンルの人に成れた感があるのかもしれない。でも、そろそろそういうのも過当競争になって淘汰が始まるのかもな。あ、こういう教育(?)ビジネスとそれを使う人を否定するものではないです。知らないことを知ることもあるだろうし知っていることでも確信に繋がるかも知れん。何かのツテに繋がることだってあるだろう。
今日は9月9日で救急の日だから、最寄駅のビジネスタワーの敷地内に救急車が来ていて体験応急救護処置みたいなことしてた。通りがかりに呼び込まれたけど会釈して固辞した(スマヌ)。そういや、今日じゃないけど今週の話だけど東新宿の抜弁天通り沿いの消防署の近くに車が二台路駐して車道側に体付きの大きい短髪で黒いスーツを着た男が10人近く出ていて片側3車線の2車線を占有(=右折レーンしかもう残ってねえよ)していた。どういうこと? オブラートに包んだ説明で書いてるけどほぼ分かるでしょ? その筋の人達だってこと。歌舞伎町隣接地域だからこういうことなくはないんだけどここまであからさまなのは初めて見た。自動車警邏隊、ココですどうにかして下さい。
昨日、NHK BSでロミオとジュリエットやってた。60年代末ぐらいの映画でオリビア・ハッセー主演で音楽がニーノ・ロータのやつ。ひっさびさに観たけど元がシェイクスピア劇な訳だから一々台詞が大袈裟だ。そして出会いから発展するのが唐突で加速装置が付いてるかのようだ。ようするに猪突猛進・情熱的だw こんな映画だったのか。子供の頃に初見してるんだと思うけどそん時はどう思ったんじゃろな。
今日はエメさんの新譜のリリース日だったかも。
エメさん、サブスクの方はyoutubeで配信してるこの曲ではない別の1曲だけを今日のところは解禁なんだね。そういう作戦か。