いっそ何か完全な問題があって欲しかった
自己紹介をしてみようと思います。
こんにちは。40代の主婦です。3人の子供を育て、家庭は円満で、趣味もあり、アルバイトをしていて、子の学校のPTA活動なんかもたまにして、犬1匹と猫2匹を飼っています。愛想はいい方で、顔立ちも柔和です。見る人によっては人懐っこそうに見えるのではないでしょうか。そこらへんによく居る感じです。人から見るととっても社会に馴染んでいそうに見えるそうです。なんなら、この世界においてひとり自由に楽しそうに生きていると、嫉妬混じりに嫌われることだってあります。はい、ありました。
違います。全くです。馴染めません。小さい頃から人間という種族が、あらゆる時代の人間社会(もしかすると適応できる時代や国があったのではないかと歴史を勉強してみましたが、今のところどの時代もどの国もくそくらえと思います)が、苦手です。特に働いている人たちのコミュニティ(派遣で勤めていた会社、主婦になってから勤めたバイト先、子が産まれてから関わらざるを得なくなったPTAなど)が苦手です。働く人間の集団が、奇妙に見えて仕方ありません。未知の生き物に見えます。出来れば関わりたくない。しかし生きていくにはどうしようもない時もある。
そんなわけで、日々擬態しています。普通の人間に見えるように、奇妙な生き物のフリをしています。いっそ完全なるマイノリティでありたかったとさえ思います。そうすれば擬態する日々に説明もついたろうにと。
と、ここまで書いて、疑問が出てきました。そもそも何故普通でなくてはいけないんでしょう。いつから普通でいようと思いだしたのでしょう。小さな頃は特別で、変で、不思議な人になりたかったのに。そういえばつい数年前まで、私は悩むことなく堂々とおかしな人間だった気がする。馴染めないなりに、胸を張ってヘンテコな自分を生きていた記憶があります。いつからこんなに自信のないヘンテコリンになってしまったのか。
思い返したらすぐにキッカケが見つかりました。子供が産まれてからです。私が変で、そのせいで私だけが嫌われたり怒られたりするのは構わない。しかし、子供がそのために悲しい思いをしたら可哀想だと思ったのです。あの時から私は普通を目指し、頑張れば頑張るほど自分の特殊さに気付き、ヘトヘトになっていったのでした。
なんたることか。私を追い込んでいたのは私でした。頑張りすぎでした。よく考えたら、子供と関わりのないところでは変でよかったんだ。私のままで居ていい、嫌われまくっても構わない場所は、結構あったんだ。間違えて全部頑張っちゃってたよ。どうしよう。ここ数年わたしを悩ませていた問題が、こんなにあっさり解けてしまうなんて。人に言えなかったから、文字にできなかったから、思考が止まってしまっていたんだな。知り合いが誰もいないnoteだからこそ書けた。書けたからわかった。ヒー、書きたいこと書けるって最高!いやー、なんだよ、嬉しいなー。明日から半分くらい生きるのが楽になりそうだ。ヒャッホー!
書くってやっぱりすごいことなんだな。言葉ってすごい!
それはそうとこれ、自己紹介になったのかな。