夜は流れる(それでも君は)
でもそれは君でも君でも君でもない
きっと知らないじゃん、どうせ私が外のベンチで、しかも真ん中の席に座って泣いてることとか、絶対絶対絶対君は知らないじゃん、別の君はわかっていたとしてもまた別の君は救ってくれないじゃん、(やっぱりテイカーはゴミ、全員滅しろ、クソが、)静かに泣いて泣いて泣いて後頭部まで冷たい感触が私を伝っていく。絶対知らないくせに。無責任なことを言うな。わたしは業が深いんだ。生半可なこと言ってんじゃねえよ。ガキが。無責任に救うとかいうな。全員殺すぞ。
もうだめだ全部ダメだ、無理だ、死にはしない、だがもう無理なのだけはわかっている、もう限界みたいだ、
あー!まって!今やっと言語化できたからサクッと書いていくね、今なんでわたしがすごい悲しい気持ちまたは喪失を孕んでいるかについてなんだけど、多分積もり積もったものではある、それの最後のトリガーが自分の想定していたスケジュールが全て崩れてしまったことであった。それよりも先にもうわたしは徐々に侵食されていて、その原因は一体何かという話。
きっとわたしは恋よりも愛よりも遥か遠くの尊い友愛を手に入れたいのだ。と今理解した。きっと私と仲良くしてくれている友達たちに恋人ができても私とずっと同じ頻度で連絡を取ったり遊んだりしてくれることに、その事象に対して私は愛を感じているんだ、なんだよ、あまりにも脆く愚かしいよな、でも、それでも私はそうなんだ、相手にすごく大事なものができたとしても、私のことを一番に考えていてほしいとかいうクソみたいな願いなんだ、これだ、これなんだ。結局いつもわたしは最悪だ。そんなたいそうなもの、手に入れられっこないって。本当に無理なのはわかっている。今の世の中、恋人ができたらだいたいその存在を優先するし、それが一番だとみんな思っているから。確かに、たしかにね、たしかに一番なんだよ、でもね、でも、私のことは別枠で置いておいてほしいんだ、マジで最悪だ、そんなのできっこないのに。みんな優劣をつけたがるのに、無理なのに。それでも私は恋も愛も超えた友愛がほしいんだ、どうしても手に入らないものだな、わかっている、わかっている、それだから尊いだろ、死にたくなるだろ、苦しむだろ、いつもそうやって喪失を味わってきたらしい。そうなれるのであればわたしは別に誰かと結婚しなくても誰かと付き合ったり恋人関係を結ばなくたって全然いい。ただ私のことを大事にしてくれる友愛それだけ、たった一つ、だったみたいだ。
いつもそうやって私の理想とする友愛を、ものすごいスピードで横から超えていく恋愛というものに憧れを抱いてきた。わたしが一番ほしいものを軽々と容易にハードルを超えていく恋愛ってなんなんだ、気になる、私もこれを味わってみたい、そう思っていた。きっと。だがもうわたしはそれすら味わえずわからず変わらない夜のままで、ひとりであることに絶望を抱えてベッドの隅で差し込む街灯、うずくまって深夜歩いて帰る若者たちの話し声を聞いている。もうどうにもならない。決壊してしまった。私の心も感情も全てが終わり。終焉。また自分を壊さないといけない。この作業、本当にしんどいんだよーーー!めんどくさい、これを繰り返すたびに自分の外皮はまた分厚くなってどんどん不細工になって誰も入れなくなっていく。あーあ、繰り返すたびに愚か、それでもまた繰り返す私はもはや愚かというより愛おしい存在だろ。お前たちはどう?最近愛に本気?
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