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【回してみた動画あり】花契約構築 解説【全文無料】

どうも、お久しぶりのHIROです。

今回の記事は5/27に発売される「閃刃」から、新しい契約スピリットであるフラウの花契約デッキについて

1.花契約のデッキタイプとは
2.構築案
3.環境Tierとの対面相性
4.本記事構築の回し方(動画URL)

以上の4点の要点に分けてご紹介いたします。

それでは


1.花契約のデッキタイプとは

まず世間の事前評価にはなりますが、私が見た限りでは

「カードパワーが高い」
「初期ライフ7はやばすぎる」
「非公認はまだしも、公認大型大会だったら時間切れで両者敗北になりそうだから当たりたくないデッキタイプ」

といった意見が見られました。

では実際に筆者がプロキシで回してみて感じた感想ですが

騒がれてるほど強くはないな

といった感想が初めに感じました。

めちゃくちゃ美味いと人気のラーメンを実際に食べてみたら、普通のどこにでもあるラーメン屋と同じ味だった。そんな感じです。


ではそんな花契約とはどういうデッキタイプなのかを「強み」「弱み」に分けて記述致します。

【強み】
・初期ライフ7スタートという防御面
・カイザーアトラスXVの詰め性能
・フラウによる場の展開力
・ヒトツメの疑似EXターン
・ボタニメイデンフラウのトップ/ボトム固定能力
・耐性貫通

【弱み】
・フラウ自身のコストが重い
・スピリット/ブレイヴの踏み倒しが現環境とアンマッチ
・ライフ減少によるドローネクサスとマリガン札とのシナジーが最悪
・ヒトツメ以外の防御札を採用する余裕がない
・環境メタカードを採用できるほどの余裕がない
・合体結誓達成条件がキツイ

以上の要点から花契約とは

防御札を初期ライフ7で誤魔化してフィニッシュに必要なパーツを早期に揃えていくコンボデッキ寄りのデッキタイプ

といった筆者なりの結論を出しました。

2.構築案

以下は筆者が一週間前にツイートした"花契約のプロキシを刷った初日のみで考案した構築"になります。


嬉しいことに多くの人にいいねやリツイートをいただきました。
誠にありがとうございました😊

しかし正直に言いますとこのツイートの構築はツイートした約2時間後に"まったく強くない"と結論づけて解体しています。

その理由として
・初期手札に来なければバリューがとても低い「サブリン」「ウチスズ」
・「メノウの花畑」「遺跡草原」によって確保したリソースを全て破棄してマリガンをする「ナナフシ」との相性が最悪
・獄契約に一生勝てない

自分で組んだのもアレですが、なかなかに酷評できるクオリティでした笑

このツイートから数日後に、某〇-ONE様の動画でこの構築と2パーツ程異なる花契約デッキが紹介されていましたが、基盤としてはほぼ同じだったので「よくこの基盤で回せてるなあ…笑」と苦笑していました。

そして本ツイートから1週間経過し、筆者なりに納得がいく構築が完成
この構築には名字先生(@myooooooooooozi)のアドバイスから基盤を大幅に変更し、細かい調整と数多くの対面回しの末完成した自信作です

ありがとう名字先生


以下が筆者考案の花契約構築です。

メインの基盤は「マリガン」を主軸とした純正碧雷ランポを参考にしており、「ボタニメイデンフラウ」のトップ固定と「ラルヴァンダード」&「緑の世界」の山上2ドローを利用したコンボパーツをより早く揃えることを目的とした構築になる。

では採用カードの解説へ

【花相棒フラウ】

本デッキのメイン契約

アタック/ブロック時の踏み倒し効果は主にネクサスの踏み倒しが9割を占める。スピリットの踏み倒しは現環境における「零ノ障壁」を避けるためにまったくと言っていいほど行わない。
また、カウント+2するので「ラルヴァンダード」の召喚を宣言することが可能であり、現状のカードプールで唯一「ラルヴァンダード」と「緑の世界」を同時に召喚/配置することができる。
これにより、メインで「ボタニメイデンフラウ」の煌臨時効果で山上を固定し、アタックステップで山上2枚を回収することが可能。

複数採用はほぼほぼ恩恵がないためピン採用

【ボタニメイデン フラウ】

メインでデッキ上を6枚見ることができるカード。
このカードの強みは緑ブレイヴの踏み倒しではなく、6枚も山上を見るという破格な枚数かつ、トップ操作を行えるところである

例えば山上6枚の中に「カイザーアトラス皇帝XV」と「雷雲平原」があり、手札に「ナナフシ」や「インクリース」がある場合は、トップに固定し次のターンに「カイザーアトラス」&「平原」の完全コアロックフィッシュを決めることが出来る。
また、「ヒトツメ」を確保するためにトップやボトムに固定し、「ナナフシ」「ブルームステム」で回収するという使い方や、次のターンのマリガン札を山上に固定し、デッキを回すといった使い方ができる。

ブレイヴの踏み倒しは手札にマリガン札が無い場合や、「ブルームステム」が無い場合のみ踏み倒すので、安易にブレイヴの踏み倒しは行わないほうが良い。

OC効果では「カイザーアトラスXV」の完全ロックによるフィニッシュの際に「カイザーアトラスXV」を回復させ5点リーサルを持っていく時に重宝する。その際は極力踏み倒さず、素出しによる召喚を行いましょう。

【幻惑姫ヒトツメ】

ソウルコア不要の疑似EXターンカード

防御札としては破格のカードであるため、1枚でも手札にあれば安心感がある。
花契約の防御札は彼女に全て委ねられているため削る意味はない。

【カイザーアトラス皇帝XV】

ブレイヴ&煌臨中効果で維持コアをトラッシュ送りにする除去効果や、フィールド上のコアをロックするフィニッシャーカード。

「雷雲平原」と合わせることでリザーブのコアもロックすることができるため、詰めの2点3点で簡単にゲームを終わらせることが可能。

「雷雲平原」でなくとも、「バタフライジャマ―」との組み合わせでも大抵の対面の防御札を貫通することが出来る。

現状、獄契約対面では「雷雲平原」が必須になってくる点に関しては念に置いておくように。

枠の都合により2枚、余裕があれば3枚入れても良い。

【三賢神ラルヴァンダード】

緑の世界との組み合わせで2ドローが可能

後1で奇神樹やエクレルモンキーとの組み合わせで提示召喚し、序盤からフィールドの緑シンボルを確保しながら山を圧縮することが可能。

フラウによる踏み倒しでも反応が可能な他、ボタニメイデンフラウで固定した山上を掘れる数少ないカードであるため、花契約のキルスピードに大いに貢献できる。

lv3効果も地味に使う

【エクレル・モンキー】

後1で召喚しコアブ&カウントを増やすことができるスピリット

フラウと合わせることで後1で重疲労効果を発揮でき、かつ1ターンで2コアブ&2カウント増やせるため、この枠は花契約デッキにおいて一生抜かれない枠である。

終盤で「ラルヴァンダード」による山上2枚を掘るために召喚し、「ラルヴァンダード」を提示召喚するための役割があるのも高評価

本構築のすべてのブレイヴを担ぐことが出来るため、サブフィニッシャーとして活躍できる。

【翠花槍ブルーム・ステム】

合体時効果がぶっ壊れているブレイヴ
しかしながら、合体結誓の条件が契約煌臨状態の「ボタニメイデンフラウ」「ヒトツメ」「カイザーアトラスXV」に合体することが条件であるため達成自体は容易ではない。

序盤で合体結誓を発動できない場合はマリガン札で捨てるカードとして使うことがほとんどであるが、敢えて場に出してからマリガンし、煌臨カードを探しに行くといった動きもある。

フラウに合体している状態で煌臨した場合は合体結誓が発揮しないため、一度分離し合体し直さなければならないことに注意

【刺葉槍アロスピア】

マリガン効果を持ったブレイヴ
合体条件は緑の自然神でも条件を満たせる

マリガン以外に使うことはないが、たまにカウントを貯めるために合体してアタックすることがある。

シンボルが無く、維持コアが必要なため2枚採用

【テッポウナナフシ】

マリガンするにあたって必要条件がないブレイヴ

ブルームステム以外でカイザーアトラス3点を叩き込む際に合体する役割が存在するため3枚必須

【そびえ立つ奇神樹】

後1で配置→ラルヴァンダードの動きが可能なカード
フラウで踏み倒す際にも率先して配置したいネクサス

対面がスピリット主軸の場合はlv2効果が非常に刺さるため、対面側からするとうざいカード(裁定が紫の世界と同じ挙動をする場合はかなり強いが、ウミウシ等のアタック時回復効果を持ったスピリットを疲労出来ない裁定の場合は少し弱いといったところ、まあオマケ要素ではある)

【雷雲平原】

序盤に配置する「碧雷」カードかつ、終盤の詰めで使用するカード。

シンプルにアタック時にコアブするだけでも強力なので、フィールドに1枚でも配置できれば、マリガンの試行回数を増やすことが出来る。

減らす必要性がないため3枚採用

【緑の世界】

フラウで踏み倒せるカードで、2枚目以降はドローカードにもなる最強ネクサス。

「ラルヴァンダード」の効果を2枚ドローに変換することが主な仕事ではあるが、状況によっては「ボタニメイデンフラウ」を1ターンに2回煌臨することが出来るバグカードでもあるため、碧雷を持っていなくとも採用する価値はある(詳しい挙動は4章の回してみた動画より)

【アドベントドロー】

「ラルヴァンダード」以外で山上2枚&煌臨カードを回収できるカード

ランポ碧雷と違ってコアが潤沢ではないため、ラルヴァンダードの全色シンボルがあって初めて採用価値が生まれたカード。

環境の変化によっては、この枠をメタカードにしたり、防御札に変更する枠である。

【バタフライジャマ―】

もはや説明不要の契約否定カード

獄契約対面では初手にあるかないかで勝率が変動するため、気合で初手に来るように祈禱しましょう。

序盤にミラージュとして貼り、終盤に別ミラージュと入れ替えてマジック無効札として確保する動きはよく使うため覚えておくように。

【インクリース】

エクレルモンキーが本構築で唯一ネクサスに触れるカードであるため、たまーにミラージュとして有効活用する。

基本はマリガンカードとして使用する。
マリガンカードの採用候補順は
ナナフシ>インクリース>アロスピア>>>>>スプリングリバース

3.対面相性

【獄契約】


基本不利です
バタフライジャマ―を気合で貼りましょう

貼るだけで5分にまでは持ち込めます

カイザーアトラスのみでは、リザーブから3コアあれば召喚できるヌーヴェル・ヴァーグで止められてしまうため、「雷雲平原」のミラージュセットが必須になる。

【蒼波】


微不利
ライフが7点あってもごり押しできてしまうのが蒼波のカードパワーの高さを物語っています。

獄契約同様、バタフライジャマ―を初手に貼れるようにケツに力を入れましょう。

フィニッシュは「バタジャ+カイザーアトラス」で充分

【呪契約】


微不利
次弾環境で頭角を現すであろう1デッキ

シンプルにフィニッシュ勝負ではスピード負けしてしまうので、1ターンでのマリガンの試行回数を稼げるように序盤のコアブ等が重視される。

対面の受け自体は脆いため、カイザーアトラスに頼る必要はない

【キャスゴ】


微不利~五分

オバスタ貼られたらカイザーアトラス素出しで剝がしましょう。
フィニッシュは「ブルームステム+バタジャ」で高打点を叩き込みながら詰めるのが最適。

【鋼契約】


五分~微有利
お互いのゲームスピードが遅めなため、マリガンの試行回数が他対面と違って安定して重ねることが出来る。

フィニッシュの際に対面フィールドにソウルコアが置いてある場合は、「カイザーアトラス + 雷雲平原」でソウルコアをトラッシュに置きながら完全ロックすることが可能なため、早撃による防御札も貫通できる

4.本記事構築の回し方

今回初の試みではありますが、実際に回してみた動画をYoutubeにアップしているため、以下のURLからご視聴いただけると幸いです。

初の動画編集なため拙い部分があると思いますが、そのあたりには目を瞑っていただけますようよろしくお願いいたします笑

対面は「蒼波」と「呪契約」になります。
勝ち負け忖度なしのガチ勝負となっていますので、花契約を使用するにあたっての参考動画になれば幸いです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
久しぶりのnote執筆なので、大幅に書き方が変わっているかもしれませんがご愛嬌ということで。。。

次回の記事では「呪契約」と「獄契約」の新弾記事を回してみた動画込みで作成いたしますので、しばらくお待ちください。

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それでは次回の記事にてお会いしましょう!


優秀だなぁ!!

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