青緑ブリザード超簡易プレイメモ
環境の解釈、山選択とアプローチ
4月頭にランクマッチを多少頑張るも、リーフに飽きだらだらと落としていた僕のレートを3弾リリース直後から24時間なくして200以上盛り返したブリザード。
環境はまさにブリザードマスターズ、主な特徴をあげるとすれば
・ブリザードが単体のカードパワーとしては圧倒的
・ブリザードミラーが発生しやすい
・ブリザードミラーでは面を殴り返したところでそれらをリソースに再展開されるため面に触らず顔を詰めることが優先される
・ハンデス(並びにハンデスを採用したコントロール)がブリザードによって激減
・ブリザードの対抗馬としてイニシエートが存在こそするがこれらの山のミラーはリストの差が付けづらく運要素も大きく不毛かつ長い
などから
ブリザードを使わない理由は現時点では無いこと、黒入りのブリザードは墓地からブリザードを拾えることは魅力ではあるがハンデスギミックが多くない以上相対的な評価は特段高くないこと、ミラーが発生しやすいことに加えブリザードミラーでは面触るよりも顔を詰めることが優先されるため、そこそこ厚めの受けが欲しいこと(ブリザードに有利なブリザードを構築する)
これらを高い水準でクリア出来る青緑ブリザードを構築しました
各カード採用理由について
サンプルリストは↓
ダイヤモンドブリザード×4
核。爆音ミッツァイル天啓ハリクロマリゴルドを一体でこなしてる。バカ。
ポレゴン×4
サエポヨ×4
シャーマンメリッサ×4
マルル×3
ブリザードの種を4種15枚採用。デッキ内のスノーフェアリー純度が高ければ高いほどブリザードのバリューは上がるが、後述のエマタイや受け性能に枠を割くため及第点の枚数に留め、3.4ターン目のブリザード着地に対してくっつきが悪くハンドに抱えてもばら撒き辛いリップルは不採用
当たり前ですが2コストのキャスト優先度は
サエポヨ>シャーマン>マルル
ごく稀にサエポヨとシャーマンは逆転
エマージェンシータイフーン×4
墓地にスノーフェアリーを流し込めることからブリザードとのシナジーが合うのはもちろん、前シーズン活躍したリーフが出来てブリザードには出来ない呪文やスノーフェアリー以外の生き物に触りやすくするための札。
デラセルナ×3
エマタイを採用することによって無理なく採用することが出来るマッドネス。マッドネスとして現時点最大で、ハンドに抱えて置く必要があるとはいえエマタイから着地すればワンブースト2打点の生き物トリガーとして機能。先に書いた通りミラーでは面を触らず顔を詰めに行くシーンが多いため、相手がこちらの盤面に即死打点が無いため顔を詰めてきたところに踏ませるとそのまま勝ったりする。
デラセルナをキープするか否かに関しては後述。基本的には後手を捲るための生き物でブリザードやサエポヨ(1体キャスト時のみ)を上から取れる。
スライダー×4
サーファー×4
ホーリースパーク×4
それぞれ最大枚数採用。
「スライダー」
かなり多くの対面で使う機会が多い、採用の優先度はスライダー>サーファー。主にブリザード着地後の余ったマナで対面の生き物を返しキル打点をずらす。
イニシエート対面では盾を割り切った後にブリザード+スパーク+スライダーで、ブロッカーとメジキューラをケアして〆ることが多い。たまにいる根絶のデクロワゾーには無限にこれ打っとけばいい
「サーファー」
なんだかんだ最強のトリガー。ただこの山に関してはスライダー優先
「ホーリースパーク」
ブリザードマスターズにおいてその性質上、自分はこのターンに殴り切れないが相手の盤面にはブリザード+小型(主に2コストフェアリー)複数体で返しのターンに過剰打点が組まれているということは多発します。これはミスでもなく致し方ないことであるためその中でも顔を詰める選択をしても理論上勝ちを拾えるという意味でスパークの存在意義は大きいです。
またブリザードメタとして普及してきたイニシエートを取る手段としても非常に有効で複数発打ち込みたい場面も多いため最大枚数の採用となりました。ラッカイニシエートは実のところそこまで不利な対面ではないです。二角ボルバルイニシエートは不利です
ソーサーヘッドシャーク×2
調整枠。この2枠とスパーク1枚をハルカスで回してた時もあった。
ただ現状まだメタは回りきらず依然ブリザードが多いため先に書いた通りブリザード+小型複数体の面に対して1枚で複数打点を返せることが多いため相対的にかなり強い。イニシエート対面では永遠に仕事は無いので即座に埋めましょう。
イニシエート対面で絶対的に腐るけどそれでも積むくらい今はまだブリザードに比重が酔ってると思ってます。イニシエートが増えたり万一にボルコンみたいなの増えたらスノーフェアリー以外や呪文に触れやすいハルカスにします
プレイメモ(各々の使い方&キープ基準)
ざっっっっっっっくり。
共通部分
・ブリザードキャストのタイミングについて
ブリザードのキャストタイミングは厳密には対面によって違いますが大前提として美味しく使うことを目指します。美味しくと言うのはブリザードで3~枚拾える事くらいを基準にキャストタイミングとしています。1枚も拾えない時はもちろん1.2枚拾えるだけの時に投げるのも美味しく無いです。前環境はくっつき悪くてもリーフはハンデスで抜かれる前に投げておかなければいけませんでしたが現環境のハンデスの激減によりブリザードを美味しく使えるまで溜めることは容易です。決して焦らず複数枚かつ、くっつきがよく使えるタイミングまで待ちましょう。
当然ですが1ターンのうちにスノーフェアリーキャストその上にブリザードと言う風にプレイする際は最終的に盤面に残したいスノーフェアリーをマナに置いてからプレイします。決して進化元にしないように
・ポレゴンのキャストタイミングについて
先1ポレゴンは無理にプレイする必要はありません。ハンドがポレゴン+2コス(サエポヨorシャーマン)+スノーフェアリー(ブリザード以外)みたいな時はスノーフェアリー埋めポレゴン。2ターン目サエポヨorシャーマン着地(優先度はボルコンとか除去コン以外なら基本サエポヨ)+ポレゴン1点と動いてください。
今環境の特徴としてハンデスギミックの先述した通りハンデスギミックの激減があります。今までは赤青リーフでも先1ブレイズは後手2タッチでリーフ抜かれる云々がありましたが圧倒的にその機会は減っているのでハンドさえ良ければ先1ポレゴン2コス+ポレゴン1点3ターン目2コス+ポレゴン狙います
・デラセルナのキープ基準
採用理由でも書いた通り基本的にはビート対面で後手を捲る手段のトリガークリーチャーと捉えています。ブリザードって山は性質上エマタイではスノーフェアリーを積極的に切るしマナにも積極的にスノーフェアリーを埋める都合上、実はスノーフェアリー以外をハンドに抱えておく余裕があるシーンは多いです。特に後手ならなんの問題もなく抱えられるので積極的にキープしましょう。
エマタイデラセルナ1回踏んだらかなり試合傾いて2体目のデラセルナが有効牌になりづらいので2枚目はハンデス対面でもない限り埋めましょう。
・スライダーとシャークのキープ基準
スライダーもシャークもそれぞれミラーでキャストしたいタイミングは多いです。主にスライダーはサエポヨに当てます、1コスポレゴン→2コス+ポレゴン1点→
の流れから3ターン目にスライダー+ポレゴンや4ターン目に2コス+スライダーや、ブリザード+2コス+スライダーなどで相手のキルターンをずらします
シャークはスライダーでバウンスが追いつかなくなった時(黒緑ブリザード等で一ターンにブリザード+3~4体展開された時)で美味しく使いたい。ブリザードミラーが確定した時点でキープは決定です。イニシエートが確定したら迷わずマナにぶち込んでください
・エマージェンシータイフーンについて
ブリザード効果はマナから拾うよりも墓地から拾った方が当然美味しいので
マナ:サーファー1枚(青ならなんでも)
ハンド:エマタイ+ブリザード+スノーフェアリー+青
の時は青埋めエマタイで引いた中身みてから
スノーフェアリー+緑マナ引けたらハンドに抱えてたスノーフェアリーを切る。
緑1枚も引けなかったらスノーフェアリーはキープして引いてきた札から切る。
と言う様にプレイしてます。マナにスノーフェアリー埋めるのはエマタイの結果見てからでも遅くないのでエマタイ打つ時は焦ってスノーフェアリー埋めないように。
ビート対面が確定している時2コススノーフェアリーが無くデラセルナが無い時はスライダーより優先してエマタイ打ってデラセルナ抱えてワンチャン作るかブリザードやスノーフェアリー引きにいってブリザードのバリューを上げることを狙います
その他にもブリザードができないスライダーやシャーク、スパークを探しに行く仕事があります
・ホーリースパークのキープ基準
イニシエートであることが確定した時点でキープします。なので先行1ターン目はよっぽどなことがない限り埋めないように。ホーリースパークの2枚目もイニシエート対面ならキープです。白マナ無いと打てないとは言えブリザードで公開領域広げてマナ伸ばすので現実的な範囲で手打ちは可能です。赤青リーフのtホーリースパークは手打ちするために結局白マナが必要なので1枚目は迷わず埋めましたがブリザードではブリザード効果でマナに落ちて行くので使うつもりならキープで。
プレイメモ(各対面ごとの立ち回り)
・ブリザードミラー
大前提として「面は極力触らず盾を詰める」立ち回りが必要になります。面は絶対に触らないとまでは言いません。面にも盾にもプレッシャーをかけることが出来る場合は問題ないですが相手の場面に寝てるマルル、こちらに殴れる4000になったサエポヨがいる場合、今までのビート山では一方的に取れる面は取ってプレッシャーをかけるものでした。しかしブリザードミラーでは面に触れたところでそうして墓地に行ったスノーフェアリーをリソースに再展開されます。その間自分は盾を詰めることが出来ていないので状況が逆転してしまいます。ましてやサエポヨの様な相手の生き物にも反応してパンプされる生き物は殴り返しが難しくサエポヨを取れるのはサエポヨくらいなものです。面は触らず強気に盾を詰めに行きます。これは相手も同じことで面には触らず盾を詰めに来ます。16投のトリガーで差をつけましょう。
ブリザードは各種ありますがほとんど変わらず、特徴としてマイキーのペンチ入ってるイレギュラーを除けばS.Aはブリザード単体しかいないこと、ブリザードでブリザードは拾えないことなどを加味すると1ターン内にS.A2打点即座に生成するのは難しいため、赤青リーフの時のようにランプリーフエグゼやエグゼエグゼによるS.A2打点に怯えることはほとんどないって言って差し支えないです。
なので生き物をキャストする時はとにかく、くっつきに意識し無駄を無くし、スライダー、シャークは致死量の打点が相手の盤面にあるか否かで使用を決めます。
致死量の打点
と言うのは自分の場合、「相手の盤面+1点」が返しのターンに飛んでくる打点であると想定しています。もちろんブリザード2枚着地は可能性としてありますがそれは要求値的にも割と上振れであることが多いです。
例えば
ハンド:サエポヨ、シャーマン、スライダー
自分の盤面:殴れるサエポヨ×2
自分の残りマナ:青緑含む4マナ
相手の盤面:サエポヨ×2(全て寝ている)
のような場合では自分の盾が残り3枚であれば次のターンに飛んでき得る打点はブリザードを仮定しても3点。盾を割り切られどキルには届きません。この時のプレイはサエポヨシャーマン両方をキャストし殴れるサエポヨは面を触らず盾詰めます。
自分の盾が2枚の場合、先程同様返しに飛んでくる打点は3点な為致死量であると言えます。この際はサエポヨ×1+スライダーキャストで相手のサエポヨを1体返しながら、殴れるサエポヨ2体は盾を詰めます。
相手の盾の内容や公開領域も加味すると本来はもう少し考えることは多く場合分けも必要ですがおおまかにはこのように考えています。
・イニシエート(ラッカ、リース)
イニシエートがブリザードの対抗馬として台頭しましたが現状の体感勝率は
ラッカ→微不利?4~5割(下手が多いのでなんなら5割超え)
リース→不利。フィニッシュのボルバルが最強です。
ラッカにリースにせよイニシエートが確定した時点でハンドに来たスパークは少なくとも2枚目まではキープします。ハンドに、3枚目が来て既にマナに1枚埋まっていれば3枚ともキープも状況如何ではアリです。
ブリザードミラーとの基本的な立ち回りの違いはブリザードのキャストタイミング。ブリザードミラーでは先に面を広げてプレッシャーを掛けたいので理想としては3~5ターン目には投げておきたいです。しかしイニシエート対面ではどちらのカラーリングにせよハンデスギミックは無いためブリザードは永遠にキープしようと思えば出来ますし可能な限り欲張って使い、かつイニシエート対面には基本2回投げます。
序盤はブリザードをキャストせずサエポヨを主力にパンプしながらブロッカーを超えたり、横に広げてスライダーを添えながら盾を詰めに行きます。どこかでブロッカーが間に合いホーリースパーク手打ちから盤面が枯らされるはずなのでそれから1回目のブリザードを着地させ、死んだスノーフェアリーをリソースに再展開していきます。この時点で2枚目のホーリースパークを打たれなければこちらがホーリースパークを打って盤面を枯らしに行きます。イニシエートという山はラッカに関しては特にLOに勝ち筋を依存することが多く山を掘る手段が滅多にないので対面のホーリースパーク2枚持ちは、よく引けたねおめでとう。くらいで思っておけばいいです。
そうして残りの盾を詰めて割り切る頃にはまたブロッカーやメジキューラが並び盤面が枯らされますが最後に2回目のスノーフェアリー+進化ブリザード+スパーク+スライダーorサーファーで対面のブロッカー、メジキューラを全てケアしながらダイレクトを通します。
基本的には焦らずに欲張って。ブリザードの早期着地は狙わないでいいです。ゆっくりプレッシャーを掛けて行きます。
リースはゆっくりしたらボルバル飛んでくるので不利です。でも焦っても結局勝てないのでやることは変わらないです。ただサーファーのキープ優先度がこちらは少し上がります。ボルバルが飛んでくるターンになったら二角にサーファー当てていきます。以上
・その他(有象無象)
だいたい有利です。ブリザードがいっちゃん強い。デアリドラゴンとかちょこちょこみますが、ゾルヴェールはスライダーで飛ぶわ、ガルザークもスライダーで飛ぶわ、ブロッカー郡はジャグラヴィーンは相打ち確定だしサエポヨには上から取られるし、ブリザードにも上から取られるしゾルヴェールも同様。負けない
ボルコン、白抜き4cボルバル
デクロワゾー。タップスキル使えたら強いよね。
スライダーで永遠にバウンスしましょう。
デラセルナは殴ってこない対面ですが美味しく使えることも多いので無理がなければキープします。ボルバルのターンや、ホワイトが間に合うわけが無い。負けない。以上
最後は疲れて若干雑ですが意識すべきはミラーとイニシエートだけなのでこれで。ここまで書いてなんですがなんか最近はリースイニシエートボルバルがいちばん強い気がしてきました。あれはブリザードに有利だしラッカも踏み潰せるから
ご購読ありがとうございました。
2020/4/27 H.N蛙
《お知らせ》2020/5/8をもって本記事(¥100)を無料公開とさせていただきます。既にナーフも入り環境もだいぶ変わったので既に賞味期限は切れた記事ですが読み物として、あるいは今後僕の方から有料記事を出させていただく際に、「こいつはこの金額でこんな記事を書くんだな」と言った目安にして頂ければと思います。今回はジュース1本分に見合うものをと書かせていただきました。ご購読いただいた皆様ありがとうございました。