初めて買ったDJミキサーの話。PMC-01A
1990年代後半頃の事、世間ではNIKEを筆頭としたハイテクスニーカーやG-SHOCKが流行してた頃にDJセットとしてテク二ークスーのターンテーブルSL1200mk3x2と共にVestaxのPMC-01Aを買いました。
このミキサーを知っている方は「えーっ!」もしくは「俺もや~」っと思われたかも知れません。
何の情報も無くDJがどういうものかも、ミキサーの役割や性能についても知らずに、ただコレを買えばDJできる!だったのです。
当時PCはそこそこ普及してきていたけど現在のように検索すれば何でも情報が出てくるような事もありませんでした。
さて上の「えーっ!」ですが、当時のことは知らないけどミキサーの性能を知っていたか当時から情報収集に長けていた方でしょう。
そして「俺もや~」の方はこのミキサーの不満な部分がたぶん同じでしょう。それでは声を合わせて言いましょう、せーの!
「スクラッチできません!!」
たぶん合ったと思いますがどうだったでしょうか?
正確に言うとスクラッチは出来るのですが、今では当たり前の横フェーダーのカーブコントロールが付いてないのでキレのないスクラッチになってしまいます。
ただスクラッチ向きのSH1200の方もカーブコントロールは付いてなくて元々キレの良い設定のフェーダーだったと思います。
初めて使うので意図せず乱雑な扱いになってしまったり、とりあえず音が切れればキレのあるスクラッチができると思いPHONO-LINEの切り替えスイッチを上下させてスクラッチしてみたりしてました。
そのうちにフェーダーにガリが出てボディも錆びが出てきたり・・。
あまり良い思い出はないミキサーですが、音をLRに振り分けるツマミが付いていて自分がスピーカーのちょうど真ん中にいなくても調整できるし、単に効果として音を右に左に振り分けるのも楽しかった。意外とこの機能が付いて無いミキサー多いような気がします。
また意外とカラーバリエーションも豊富で自分が使ってたブルー以外にピンクやホワイトもありました。
今となってはハードオフなんかで安く売られてる事もありますが、スクラッチがしたくて、お手ごろ価格のミキサーあるからといって間違えて買わないように!
完全にMIXオンリーでスクラッチは一切しません!って場合は、とりあえずの間に合わせであれば買うのもありかもしれまん。
上でも書いたようにフェーダーの耐久力が弱いので、状態の良い物を買えたとしても優しく使ってあげた方が良いでしょう。
壊れやすさに関係あるのかは分かりませんが、自分が使っていたPMC-01Aは末尾にAが付いてる物は中国製のようです。
とまあ、そんな話でした~。 おわり。