1月25日
文章が好きだ。
なのにいつからか白紙を前にすると、頭も真っ白になってしまうようになった。
今もやっとこれを書いている。
いつも日本語を使って考え事をしているのに、文章を書こうとすると日本語が浮かばなくなる。
小説の書き出しがわからない、ならまだ理解できるが、自分の考えていることを書けない、は違う問題のように思う。
今もやっとこれを書いている。
自分の書く言葉の流れが昔と変わったな、と認識している。
あるときを境に頭がボケたように感じる。
頭に妙な不快感がある。両方の側頭から白湯が染み込んできているような感じがする。白湯の湖が、その下になにかを隠しているような感じがする。湖の外から中を覗き込んでもわからないんじゃないかとわかっているから、面倒だと感じながら白湯の中へ潜ってみるが、深いのか浅いのか、底がどれくらいの距離にあるのかもわからないうちに、体が水でふやけ始める。そしてなおさらぼんやりとぬるま湯の中に留まることになる。
ぶんしょうをかくことは私にとって潜ることだ。最後まで書くことができたら底まで辿り着けたということなのだろうか。
これはリハビリだ。