便利な技術も広い視野で考えれば有害かも?~フロン編~
今まで詳しく掘り下げたことのなかった、環境への取り組みや用語の紹介を自分の勉強のためにも少しずつ投稿していこうと思います。
なるべく分かりやすく、簡単にまとめようと思いますので、どうかお付き合いくださいませ。
1.フルオロカーボンって何?
今回注目するのはフルオロカーボン、通称フロン。
現在私たちの周りにもフロンが使われている製品が多く存在します。
ちなみに私の周辺だと、これらに使われているようです。
・パソコン(半導体や液晶を造る際に使われている)
・エアコン(フロンが液体・気体と変化する際に熱を吸収・放出し周りの温度を変える役割)
・部屋の壁に使われている断熱材(外環境の熱が伝わらないようにガードする役割)
どれも日常生活には欠かせませんが、これらの製品に使われているフロンが環境問題の原因の一つとなっています。
では、どんな点が有害なのでしょうか?
2.フロンの有害性
フロンは主に6種類に分けられます。
6種類中2種類は、オゾン層(地球を紫外線からも守っている層)を壊す原因になるとして、現在製造や消費が規制されています。
しかし、とても便利な物質であったため、その後代替のフロンが開発されます。
それらの代替フロンには、オゾン層を壊す性質は持っていませんが、CO2と比べても何十倍もの温室効果(地球上の熱を宇宙空間へ逃がすのを抑える効果)があり、長期的に見れば環境に良いとは言えません。
今年の夏も猛暑が続いていますが、今後もっとひどくする可能性もあります。
オゾン層や温室効果などの用語まとめはまた後日行います。
3.日本で行われているフロン対策
現在の日本では、主に2つの法規制によって対策されているようです。
・オゾン層保護法(法特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律)
・フロン排出抑制法(フロン類の使用の合理化及び管理の適性化に関する法律)
これらの法律により、主にこのような規制がされています。
①生産:フロン類の生産の規制
②使用中:フロン類が使われている製品の点検・整備・漏洩の報告義務
③廃棄:フロン類の適切な回収・破棄
世界的には、生産の規制がなされていることが多いですが、
使用中・後の取り扱いまで規制している国は、日本をはじめとするごく一部だそうです。
これらの取り組みを国際的に広めることを目的とした「フルオロカーボン・イニシアティブ」という取り組みも始まったようです。
4.まとめ
便利な技術・生活と環境を守ることは、時には相反することになってしまっているのかもしれません。
便利な生活も手に入れつつ、良い環境を保てる
ようになるために、今できる事は何かを考えていきたいですね。
今回は省略してしまいましたが、温暖化や温室効果ガス、オゾン層など、よく聞くけど結局何なのかよく分からないことを今後少しずつまとめて記事にしていきたいと思います。
シリーズもののマンガや小説のように、用語や世界観を知っていないと、現在世界中でどんなことが起こっているかについて、そもそも知ることも理解することもできません。
せめて自分の興味のある分野だけでも、最新話まで追えるようにしたいと思います。
5.参考文献
・フロンとは(経済産業省HP)
・フルオロカーボン・イニシアティブについて(環境省HP)
・オゾン層保護法(経済産業省HP)
・フロン排出抑制法について(ポータルサイト)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご意見・ご感想お待ちしております!
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