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【旅行】初めてのお遍路 Part.2

世界には二種類の人間がいる。

お遍路行く人と、行かない人だ。

今回は車でのお遍路初心者さんのための注意点および食べ物やら観光について書いてみたいと思います。ほぼ初めての四国上陸だったり、緊急事態宣言明け間もない一周だったこともありますが、車遍路にはコツがある気がしました。

あと、7日間で190回くらい車を乗り降りしまして、一日1.5万歩くらい歩く中でちょっとした気づきもあったりなかったりしました。

服装

必要なお遍路グッズについてはこちらのサイトを参考にさせていただきました。5〜6月のお参りです。暑い日は最高気温29℃くらい、寒い日は18℃ほどでした。

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白衣(はくえ)のみ、一番札所で購入しました。時間に余裕のある方は事前にネットで購入できますが、我々は現地調達しました。大きな札所には売店があり、お遍路用品が各種販売されています。

持っていくべきは歩きやすいスニーカー・帽子(菅笠でもOK)・タオルくらいでしょうか。

金剛杖は、脚に不安のある方や、今後もお遍路に挑戦したい方・歩き遍路希望の方は用意してもいいかもしれません。

参拝

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お参りのためのグッズについては、納経帳・朱印系のもの・線香・ロウソク・ライター・納札・写経などなど、こちらは個人の判断でいいと思います。我々は、仏教徒ではなく、読経ができない(宗教上の理由とかではなく教養が不足しているため)のと、御朱印を頂くのもなんだかスタンプラリーみたいになっちゃってお遍路の目的が変わってきてしまいそうだったので、やりませんでした。

でも最低限の礼節を守り敬意を払うため、線香・ロウソク・ライターは用意していきました。

各お寺での参拝のルールについてはネットで調べてからいきました。

山門の前で合掌して、一礼。
手を洗い、口を清める。(鐘をつける札所では、ここで1度鐘をつきます)
本堂→大師堂の順でお参りします。
ろうそく→線香→納札を納める
合掌の後、お経を奉納(読経、写経)。

神社と、違いますね。

本当に道が狭いところが多いので、大きな車は厳しいです。キャンピングカーで巡拝されている方もおられましたが、かなり大変そうでした。

レンタカーで行かれる方は、軽自動車でもいいかもしれないくらい。但し、エンジンのいかついものにしましょう『まじか・・』ていう坂も多いです。

道が厳しい第一位はぶっちぎりで徳島県でした。

一番札所から順打ちすると、どんどん道は穏やかになっていく印象でした。そういえば、徳島は『発心の道場』だそうですが車の場合は、高知の『修行の道場』よりきついです(運転技術的に)。

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こちらの横峰寺は愛媛県の石鎚山の山深くにありますが、国道11号線からは12キロほどあります。山道です。12キロの山道っつったら、あの玉置山の麓から、あの玉置神社までと同じです。なんということでしょうか。しかも途中でなんと料金所があります。1850円を森の道を管理してくださっているところにお支払いします。山道運転が不安な貴方のために専用の登山バスもあります。

普通車で対向車来たときだいぶ恐怖を感じましたが、あの道を、バスで一体どうやって走るのか完全に想像できませんが、プロの力を借りるのは全然アリです。

あれす。階段す。

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基本的に街中にあるお寺じゃない限りは、寺と階段というのはセットです。

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街中にあったとしても、その半分くらいは階段とセットです。階段じゃないところは『頼むから階段造ってくれよ』と思うレベルの坂道でした。

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津照寺で階段を降りるとき、ご年配の男性が登って来られ、挨拶しました。階段を降りきると、下で奥様が待っておられました。

上まで行きたいけどね、脚が悪いけんここでご挨拶だけしよるんよ〜!

とおっしゃっていました。

私は、それでいいと思います。危ないもん。大切なのは、行くこと。家を出ること。あと、おとうさんと一緒にお出かけすること。

一日目の夕食のために入った居酒屋さんが大ハズレで痛い思いをしましたが、二日目はご主人が道の険しさと寺の立地に文句を言いすぎてバチが当たったためファストフードになりましたが、三日目は時間とコロナ対策で飲食店が閉まっておりコンビニのお弁当になりましたが、

なぜか夕食ばかりでバチが当たりましたが、昼食は大当たりでした。なぜ。

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四国のソウルメイト(生前双子)にオススメ頂いた、室戸岬のキンメ丼!

地元の方がオススメされるだけあって、大正解でした!

そして去年のサントリーニ旅行からずっと気になって行きたかった、青龍寺近くのVilla Santoriniにも行けました(ランチだけやけどな)。

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四国の食材をたくさん使ったお料理がいただけます。これは、土佐あかうし。

びっくりするくらい上品だったので、お遍路白衣は脱いでいきました。ちょっとはおしゃれな服も必要だと学びました。

あと、香川でうどん食べなきゃいけないからずっと我慢して、やっと行けました。

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どうでしょうファンはおなじみの、御存知!八栗寺の麓の山田屋です。

お店に到着したとき私は大興奮だったのですが、旦那様がまさかの『あれ??ここきたことある!』と言いました。過去に出張でお客さんに連れてきてもらったことがあったようです。なんだよ。

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うどん、太い。

香川でうどん食べるときは、もし選べるなら『小』にするべきだと学びました。明らかに違う。なんか違う。美味しい。

もうちょっと経てばきっと!夜ご飯を頂ける飲食店も営業再開されるからきっと!そうなったらもっと楽しみが増えますね。

観光

急いで寺を周りまくっておりましたが、ちょっとだけ観光スポットも見ました。

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桂浜は、禅師峰寺と雪蹊寺の間にあるので寄れます。四国ほぼ初上陸でよかったと思うところも多かったです。

こちらは神恵院&観音寺の近くの銭形砂絵です。

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見えてるのは伊吹島かなぁ。わかんないけど。

もっとゆっくり見られたら、きっともっと素敵なところが大量にあるんだろうなと思いました。道後温泉の温泉街とかさぁ。

如何せん、寺は17時で閉まってしまうので、急がなければなりません。

費用

お金事情ですが、一般的なお遍路ツアーはだいたい10〜14日くらいの予定を組んでいるところが多いようです。相部屋だったり、宿坊に泊まれたりもするプランもあるそうですが、だいたいお一人30万円〜くらいのようでした。さ、さんj

でも自分で運転とか宿泊の手配とかご飯屋さん探したりしなくていいし、土地勘のない場合は助かるし、何より安全ですよね。

我々家から自家用車で行ったのと、宿泊するのは温泉旅館ではなく適当に道中で手配したビジネスホテル・かつ安いホテルなのでボッロかったり、途中に一泊お友達のお家(すごいおしゃれ)に泊めて頂いたり、夜ご飯がコンビニだったりしましたのでお安く済ませることができました。

交通費 25000円
食費  55000円
宿泊費 16500円
燃料費 6500円

恐ろしいことに全部で10万ちょいでした。食費に対して宿泊費がバカ安いのは貯まってたカードのポイントを使ったりしたからですが、にしても安いとこばかり泊まっていました。交通費には、駐車場代がかかるお寺があったり、あとロープウェイやケーブルカーの乗車料金も含まれています。

朝7時にはホテルを出発しないといけないので、ホテルに対しては立地だけを条件に選びました。

一人51500円くらい、といったところでしょうか。

関西・北陸・中国・九州くらいからの一周巡礼の場合は、これくらいでいけるかな?と思います。もうちょい泊まるところ贅沢してもいいと思います。


長いことおつきあい頂き、ありがとうございました。数日経って『なぜ人はお遍路に行くんだろうか』とか『大師信仰ってなんだろう』とかいうことについて少し考えたり考えなかったりしましたので、次はもうちょっと頭の中のお話を書ければと思います。

全ての山門/仁王門の前でわざわざ撮影した写真を謎にまとめてみました。

ではまた!

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