四国霊場の納め札
こんにちは~
『開運霊学マスター』のしゅんしょう先生です。
今回は四国八十八か所霊場巡りに関連したことです。
四国八十八ヶ所巡りをするにあたって、各札所に納める弘法大師のお姿が印刷された『納め札』なるものを各お堂に納める風習があります。
この『納め札』について一言注意を呼びかけたいと思います。
私も三回ほど本四国八十八ヵ所巡りをしたことがありますが、このお参りをしているとどこの札所でもよく見かける光景として各お堂に設置してある『納め札入れ』をあさるおじさん、おばさん方の姿があります。
これは、ご存知ない方もあろうかと思いますので、簡単にご説明いたしますが、弘法大師のお姿が印刷してある紙に白色に印刷してあるものから始まって、緑、赤、銀色、金色、錦と種類があります。
そして、五十回以上なら『金』、百回以上なら『錦』と八十八ヵ所巡りを終えた回数によってその人が納める札の色が違うという事です。
一度でも四国の八十八ヵ所巡りを成満された方はご存知でしょうが、一回成満するだけでも巡礼には時間と忍耐がとても必要です。
それを五十回、百回と回るのはとても至難の業です。そこで、誰とはなしに「このような五十回、百回とめぐる人はある意味で偉業を成し遂げた人だ、このような人には私たちより功徳を積んでいるに違いない、私たちよりお大師様に近いところにいるに違いない、お大師様に直接会われたことがあるかもしれない」と思い込み「そのような人が納めた『納め札は』特にありがたい功徳がこめられているに違いない」と我先に奪い合うのです。
ところが、現実に私のところでは、このありがたいはずの『納め札』を持っていたがために家族が病気になったという方が何人もいました。
お守り代わりにいつも肌身離さず身に付けて持ち歩いている人、大切に立派な額に入れて飾っている人、病気になったらそれを刻んで飲むという人もいました。
このような人には例外なく全ての『納め札』を処分していただきました。
なぜならば病気の原因がその『納め札』だったからです。
『納め札』が原因で現象が出るのは殆んど病気だったと記憶しています。
それでは、『納め札』とは霊的にはどのような存在なのでしょうか?
先ず、四国参りにかかわらず聖地の巡礼とはどのような功徳(功徳とは何らかの『働き』です)があるのでしょうか?
それは、「罪滅ぼし」です。仏教では滅罪(めつざい)といいます。そして、四国参りを五十回も百回も成満している人は、ある意味で貴重な存在ですが、その人は、それだけの回数を巡らざるをえない因縁があるから巡っているのであって『徳のある人』とは違います。
『納め札』を頂くというのはまさにその人の因縁を頂くということに他ならないのです。
実際、私が回っていた頃は、二十数年前のことですが、その頃は二百回以上巡っている人がおられたようでした。
そのときの余談ですが朱印帳も二百回も回っているのをどうやって見分けるのかとベテランの先達さんに聞いたら「重さで量る」という答えでした。
この重さは因縁の重さともいえます。
このような五十回、百回と巡っている人は四国参りの頼まれ先達(回数を巡っているからありがたい人だ、ぜひうちの団体の先達をしてくださいと頼まれ、お金を頂く)で生計を立てている人が多いとの事でした。
先達になると共に巡る皆さんの悪因縁も背負い、『納め札』にその悪因縁がこもります。私も先達の助手的な立場でしたがこの時の先達さんも六十回以上成満されている人で一ヶ月に三つの団体を引き連れて巡っていましたがそれだけでかなりの収入を得ていたのです。
お金の話をするのは、好みませんが現実を皆さんに知って頂きたいためにあえて裏事情を明かしました。
四国の霊場巡り自体は、とてもありがたいもので、何人かの会員にお勧めして人生を良い方向に変えてもらっています。
霊場巡りについては、いずれお話する時が来ると思います。
お楽しみに🥳