『仏具店で聞いた面白い話』
【行者が喜ぶ仏舎利のお話】
こんにちは〜
『開運霊学マスター』のしゅんしょう先生です。
これは、まだ「本山勤め」をしていた頃のお話です。
京都のアーケード街を歩いていたら、一軒の仏具店が目についた。
仏像が好きなので、お店の中に入って陳列されている仏像を見ていたら、店主さんから声をかけてくれた。
私服であったが、見れば「坊さん」とすぐ分かるので、自分のお世話になっているお寺を告げたら喜んで、色々なお話しをしてくれた。
店主さんによれば、代々仏師の家系のお店と言うことでした。
🙍🏻♂️「今、丁度珍しい仏像が出来上がって来たんで、お見せしましょか?」
🧑🏻🦲「エッ! よろしいんですか?」
🙍🏻♂️「はい、よろしおす」
そして、少し奥から白い布に包まれた「物」を持ってこられた。
そして、大事そうに、ゆっくり包みを開けくれた。
🙍🏻♂️「これは、頼まれた物が出来上がって来たばっかりものどす」
🙍🏻♂️「純銀製の『聖天』様どす」
👨🏻🦲「これは凄〜い!😳」
🙍🏻♂️「これは仏師はんが、三日間の断食をして仕上げはったものどすえ」
🙎🏻♂️「『聖天』様と『宇賀神』様は、怖い神様よって仏師も真剣どす」
「真剣どす」と来た😆
大きさは3寸も無かったと思う。
2寸から3寸の間か?
未だに「聖天」様の伝授は受けたこともなく、拝んだ事のない「聖天様」ではあるが、小僧時代から良く話には聞いていた。
あの「聖天様」だった。
本山の塔頭寺院にもおられたが、怖くて丸厨子の中の御姿を間近に拝ませて貰ったことは無かった。
そして、店主さんの話は続いた。
家は、代々仏師である。
家の仏壇の横にはご先祖様が彫られた「弁天様」がお祀りされている。
その「弁天様」の前には「仏舎利」も、お祀りしている。
その仏舎利が、店主が子供頃より量が増えている。
という事だった。
👨🏻🦲「それは凄いことですね!」
と言うと、店主さんの話が弾んで、お店が出入りしている天台宗延暦寺の「仏舎利」話にまで及んだ。
それは、とても信じられないようなお話で、聞かせていただいただけでも、何だかとても得した気持ちになったのを、今でも覚えている。
延暦寺の「仏舎利」の話は、内密な話と言うことで、もう30年以上前に聞いた話ではあるが、今ここで話すのはやめておきます。
仏具店は、今でも現存しています。
しかし、ハッキリお店が分かると、お店にご迷惑をお掛けしかねないので、仏具店に関しては意図的に曖昧にしています。
会話でも、「相手が喜ぶと自分も得する」という話でした🥳