夏の朝の怖ーいお話(ル・カエル完結編)
さてさて、3月に始めたル・カエルの生ゴミコンポスト。
だいぶ時間が空きましたが。
どうなったかというと。
ほそぼそと、ほそぼそ〜〜〜っと、7月末まで続けておりましたよ。ええ。
(あまり沢山入れると、生ゴミの水分で不織布の底のところにカビが生えることを発見しまして。水分を極力抑えるために、ほぼ猫の食べ残しのドライの餌しか加えてませんでした。もう、植木鉢のための良い肥料さえできれば良いぐらいの感じで。涙。)
ーーー
さて、完結編ということで御察しの通り。
最初から幸先の悪かったル・カエルですが、最後の一撃がですね。
私の想像よりはるかに怖かったですね。
ここから先は、怖ーい話になるので、特に虫が苦手な方はこれ以上読み進めることはオススメしません!
オススメしませんよ!!
・
・
・
・
・
ーーー
異変に気がついたのは2週間ほど前。
ル・カエルは「おがくず」が主体なわけでして、そこに生ゴミを入れてかき混ぜると、そのおがくずの中に住んでいる微生物が生ゴミを分解するのですね。
その「おがくず」が、なぜかル・カエルの本体の周りの床にパラパラ落ちているのですよ。
毎日ダスキンのモップでお掃除しているのに、今朝もまた落ちている・・・なぜ・・・。
もし虫が発生していて「おがくず」を外にこぼしているのだったら、ル・カエルの中にもいるのが見えるはずだけど、その気配もないし。
もしかして、かき混ぜているときに乾燥しているから、細かい粒子が舞っているのかも?
そう思って、特に心配することなく日々が過ぎて行きました。
ーーー
しかし、その決定的な日はやってきました。
ある朝、ル・カエルの周りにパラパラ落ちている量が、尋常じゃなくなり。
こんな感じ!
夫が素足でキッチンを歩いて、
「キッチンの床がなんか汚い感触がする、やっぱり猫のせい!」(猫を飼うのに反対だった人)」。
そして、床をきれいに掃除していると、「おがくず」とは明らかに違う、針葉樹の森の地面っぽい臭いがする。
これは・・・・・
想像したくないけどもしや・・・・・
パソコンにつないで見るデジタル顕微鏡で、その「おがくず」を拡大してみてみましたら。
コナダニの集団・・・。
あまりのショックと恐怖に、声も出なかったですね。
(実験で土壌動物も見るので、よく知っている子達で、家の中にいるのでなければとっても可愛いと思える子達。でも、家の中にいたら話は別です!!!)。
そして、ここにこれだけいるってことは、キッチンにはもちろん、家中にいるかもってこと。
デジタル顕微鏡で家中の床や棚を検証して回りまして。
とりあえず、キッチンの床は占領済み。
お米やお菓子をストックしてある棚も、コーヒーメーカーの上までも侵入済み(コーヒーの粉の残りが格好の餌)。
そして、床に置いてある猫の餌の中にも・・・!?
ごめん猫たち(涙)。
ーーー
幸いなことに1階と3階は無事だったので、2階さえなんとかしたらいいということがわかり。
まずはル・カエルは速攻処分。
餌食になったと思われる様々な食材も全部処分。
それでもまだ、掃除をしても床の隙間にたくさんいるコナダニの退治方法の情報を集めに集めました。
ダニの殺虫剤やダニの捕獲剤等、色々検討した結果、掃除機で吸うのが一番良いってことに!(殺虫剤はやっぱり猫がいるし安全だとわかっていても薬剤が家中にかかるのは気分が悪い。捕獲するやつではこれだけ広がってしまった面積に対応できず。掃除機で吸っちゃえば、乾燥して死んじゃうんだって)。
それまで、メインの掃除道具はダスキンモップ(すごく使いやすいんです、軽いし隙間も届くし)だったので、掃除機は超簡易的なものしか持っておらず。
その日のうちにちょっとスペックの高いコードレス掃除機を購入いたしまして。
3日ぐらい朝晩、床と棚に掃除機をかけたら、もう新たに出てくることはなりました。
毎日デジタル顕微鏡を片手に這いつくばる日々を過ごし、だいぶ識別にも慣れて、薄茶白い物体を発見するたびに肉眼でもすぐにコナダニかチャタテムシかただの埃かがわかるようなっちゃった。
(みなさんのお家の床の隅や本棚も、デジタル顕微鏡を片手に探索してみると、いろんな生物に出会えるかもしれません。ゆーーっくり動く白や薄茶色の点を見つけたら要注意)。
もう、掃除機サマサマって感じで、「掃除機かけるのが至福」って言いながら、今でもルンルン掃除機かけてます。
ーーー
ということで、恐怖の夏のある朝の出来事でありましたが、おかげで前より家はきれいになりまして。
夫がよくキッチンやテーブルに食べ物を出しっぱなしにしていたのもすぐ片付けるようになり。
色々と一件落着!
生ゴミ大作戦は、家の中じゃなくて外でやろう(ちーん)。