レバテック代表執行役社長 髙橋さんが考える「人を動かすプレゼンや話す力を学ぶ意義」
国内最大級のITフリーランス向けエージェントサービスをはじめ、多角的な事業を展開するレバテック。代表執行役社長である髙橋悠人さんに話し方トレーニングサービスkaekaを利用していただきました。今回は、髙橋さんにトレーニングのご感想やリーダーが話す力を身につける意義などについてお話をお伺いしました。
今回は、kaeka スピーチトレーナーである小倉琳(https://twitter.com/rin_kaekaHR)がインタビューを行いました。
(以下、敬称略)
kaekaを受講いただいたきっかけ
小倉:まずは1ヶ月間 kaekaを利用いただきありがとうございました。初めにkaekaを受講いただいたきっかけを教えていただけますか?
髙橋:全社総会でのスピーチを控えていたことがきっかけです。ミッション・ビジョンを刷新したので、意義や目的をしっかり伝えるために受講しました。
小倉:代表になられると人前でお話しする機会も多いですよね。
kaekaを知ってからすぐに受講を決められたんですか?
髙橋:そうですね。もともと人に伝えるプレゼンをするということに課題を感じていて、全社総会には不安がありました。振り返ると、聞き手に刺さるプレゼンがよく分かっていなかったんだと思います。特に、話す内容や事実・数字などの方に意識がいってしまったり、間の取り方が良くなかったりしていた感覚がありました。なので、kaekaのサービスを知ってからはすぐに受講したいと思いました。
小倉:そうだったんですね。ありがとうございます。
全社総会での発表を終えられて、率直にどう思われましたか?
髙橋さん:忖度なしにkaekaを受けて、とても良かったと思っています。これまでも伝えることの重要性を認識はしていたけど、ここまで変わるんだなと感じました。
発表後のアンケートでも、高い満足度を得ることができました。約10個ある総会のコンテンツの中で満足度が上から2番目だったんですよ。社員からもビジョンやミッションがよく分かったという声をもらい、嬉しかったです。
小倉:それはすごいですね。今回、どんなビジョンとミッションを掲げているんですか?
髙橋さん:ビジョンは「日本をIT先進国に。」ミッションとしては「IT人材と企業を増やし、伸ばし、つなげる」です。
小倉:実際これまでミッション・ビジョンを刷新されてから、浸透していないなという感覚があったんですか。
髙橋:それは非常にありましたね。社内のアンケートで、これまでビジョンは書ける人が多かったんですけど、ミッションの文面は長いこともあり、内容の認識率が低い傾向がありました。今回、ビジョン・ミッション両方の認識率と理解度を上げられたことが非常に良かったと思っています。
小倉:素敵ですね。今回は、髙橋さんに、kaekaのカリキュラムと原稿作成の両方を受けていただきましたが、kaekaのどんなところに良さを感じていただけたのかお伺いしたいです。
髙橋:本当に全部良かったんですけど、具体的に話しますね。
まず、腹式呼吸から始めていただいたのが、僕の中ではかなり革命的でした。他にも、kaekaでいう感情や経験を伝える「ストーリー」と数字や事実を述べる「ファクト」の割合や間の取り方など、話す・伝えることにおいて非常に勉強になることが多かったですね。
小倉:お力になれて良かったです。ありがとうございます。
経営者になるとご自身の研修やトレーニングをすることもなかなかないと思いますが、そういった観点でなにか感じられたことはありますか。
髙橋:そうですね。経営者って、なかなか成長実感が得られにくい職業だと私は思うんですよ。もちろん徐々に成長はしていると思うし、大きな意思決定をすることが多い仕事なので、手触り感がなくなりやすいのは仕方ないことではあると思います。
だからこそ、kaekaのトレーニングはやってすぐに効果が出るし、それが業務に直結しているというのがかなり久しぶりな感覚で、日々成長実感を得られてすごい楽しいなと思いました。
小倉:ありがとうございます。それこそ毎日、社会人になってから自分の何が変わっているのかと振り返る機会はあまりないと思うんですけど、そういう意味で成長実感が大きかったということなんでしょうか。
髙橋:はい。腹式呼吸も毎日意識してました!
小倉:いいですね!ありがとうございます。
kaekaでの原稿作成
小倉:これまでkaekaでの話し方のトレーニングについてお聞きしましたが、もう一つ全社総会に向けて「原稿作成」にも今回関わらせていただきましたね。これはどういったことを準備されていったんでしょうか。
髙橋:最初に全社総会でどういったことを話すのかという骨子を考えることから始めました。レバテックのビジョン・ミッションを今後どう成し遂げていくのかという中心となる部分を自分でがっつり作りました。
僕の場合は20分くらいのスピーチだったので、4部構成にして、それに対してトレーナーさんからフィードバックをいただいて、より良くしていく作業を行いました。
小倉:これまでお一人で文章を書かれてきたことが多かったと思いますが、髙橋さん視点で、今回私たちkaekaトレーナーのサポートで良かった点があればお聞きしたいです。
髙橋:やっぱり自分で原稿を書いていると気づかない点が結構あると思いました。例えば同じような言葉を繰り返してしまったり、くどい言い回しをしてしまったときに、率直にフィードバックをいただけたのが良かったと感じています。プロの方々に指摘されて初めて気づくことが多かったので、非常に勉強になりました。
小倉:ありがとうございます。確かに、メンバーの方々から率直にコメントをもらえる機会も多くはないかと思います。だからこそkaekaトレーナーが原稿作成をしっかりとサポートさせていただける部分は大きいのかなと思いますね。
本番までの期間
小倉:では原稿作成から本番までの期間はどういったことをされていましたか。
髙橋:原稿を覚えるということに非常に時間を使いました。トレーナーさんからは、「原稿は覚えても覚えなくてもいいけど、覚えた方がより効果的なスピーチをされている方が多いです」という言葉をいただいていたので、今回は覚えて話したいと思いました。
初めて、原稿を全て覚えて臨みましたが、結果的に非常に良かったなと思っています。次に話す言葉を覚えているが故に、話すスピードや間を入れるということがスムーズにできたんです。
かなり大変な思いをして、何万字も覚えたんですけど笑、本当にやって良かったなと思っています。
小倉:確かに、原稿を覚えるべきかどうかというご質問は多くいただくんですけど、覚えることでより多くの話す力の要素を意識していただけますよね。
本番を終えて
小倉:改めて総会を終えられて、周りの方からはどんなコメントや感想をいただきましたか。
髙橋さん:一番多かったのは、「レバテックのミッションやビジョンに共感できました」「その世界観目指したいです」という声ですね。数字やFACTとしての共感を超えて、「感情的な共感」が得られるようになったと強く実感しています。kaekaに通って、とても良かったです。
小倉:確かに、感情的な共感は、心の底からの同意や信頼という意味で、数字や事実における共感とは大きく違いますよね。
髙橋:そうですよね。この点については、大きく捉えると、日本の課題にも通じる部分があるかもしれないです。
これまで、日本には大きなビジョンを持ち、世の中に対して大きな価値を描く経営を行う人はあまり多くはなかったと思います。
それと同時に「描いたビジョンを伝えて、共感を呼べる人」が少ないと言うのも日本における大きな問題だと私は思っています。
特にスタートアップはFACTとして示せるデータがない分、感情的な共感を呼ばないとみんなを集結させるというのが難しいですよね。だからこそ、感情的な共感を作れるのはすごく強いことだし、それが日本人に足りていないかもしれないと気づくことが出来ました。
小倉:確かにミッション・ビジョンは重要視されてきてはいるものの、それを浸透するためには「伝える力」というものが大切になってきますよね。
会社のリーダーが「話す力を学ぶ意義」
小倉:髙橋さんが感じる「会社のリーダーが話す力や伝え方を学ぶ意義」を教えてください。
髙橋:やはり大きな戦略を描いて、それを社員に浸透・実行してもらうときに大きな意義があると捉えています。
今、日本のGDPが伸び悩む中で、革新的なものを出すべきだというのはもちろん多く議論されていますよね。ただ、これまで日本企業がそれを現実にできたかというと私はそうではないと思っています。
大きな戦略を描いたとき、みんなに動いてもらうことに悩んでいる経営者が自分の周りにも多いので、「戦略の実行」という点で人を動かせるプレゼンや話す力を学ぶ意義があると感じました。
今後の目標とビジョン
小倉:今回、話す力を学んでいただいて、髙橋さんのご挑戦はさらにもう一段階上がっていかれるのかなと感じました。最後に、今後の目標やビジョンなどを広くお伺いしたいです。
髙橋:ありがとうございます。先ほどもお伝えしたように、今レバテックは「日本をIT先進国に」というビジョンに向かって突き進んでいる最中です。レバテックはもともとお客さんや社員の幸福を追求したいというのが強く根付いている会社でもあり、成長やITという軸で日本をさらに大きくしようということで、このビジョンを設定しました。
やはり、これから会社をより大きくすることに加え、新しい事業を作っていく仲間も募集しているのでぜひ興味があれば入社を検討していただけると有難いです。
髙橋:最後にアピールにはなってしまいますが、レバテックはITの人材を紹介していてフリーランスの方だと最速一週間でご提案から参画までを実現できますし、新卒エンジニアの採用やIT人材の中途採用の支援も行っています。
なのでITのエンジニア、クリエイターを募集されている方はぜひうちにも登録いただけると嬉しいです。
戦略を描いて、kaekaで話す力を身に付けて、人が必要になった時はレバテックを使っていただきたいです!
小倉:ありがとうございます!ぜひ私たちからもよろしくお願いします!
kaekaの受講を検討されている方々に向けて一言
小倉:最後にkaekaの受講を検討されている方々に向けて一言お願いします。
髙橋:kaekaの受講は本当にやって良かったと心の底から思っています。特に、自分から積極的にコミットしていくことでより確実に効果が得られると感じました。私は、家でもしっかりとkaekaの課題に取り組むことで、身を持って、話す力の成長を実感したので、皆さんもぜひ頑張ってください!
小倉:ありがとうございます。
今回はトレーニングの振り返りとレバテックのミッション・ビジョンの重要性含め、髙橋さんの魅力がとても伝わったと思います。
インタビューにご協力いただき、本当にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?