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THE PIANO ERA '19
初めてのピアノエラ。
goldmundが好きになり、帰り道の電車の中、2人掛けのちいさい座席でひとり聴きながらそのたびに涙が出ていた20歳。
滋賀に旅立ち、子供や記憶、家族について興味を持ち始めてから高木正勝さんの音楽に魅力を感じた22歳。
私の記憶の中に深く残る2組が、東京に来るという事ではるばる観に行ったピアノエラ。とっても良かったです。
ハニャラニさんは、はじけるようなピアノと美しく瑞々しい歌声で会場のみんなを虜にしていました。正直ハニャラ二さんはあんまり聴いてなかったのですが、心臓がぶるぶると震えるようなパワフルで、且つしずかな演奏で素晴らしかったです。
高木正勝さんは、日本人らしき謙虚なこころでピアノを弾かれていて、しかし自分の芯をしっかりと、少しずつ掴んで決して欲はなく‥。人生をひとまわり経験し終えたぞ、という人の演奏のようです。照明も合わさって本当に素晴らしい演奏でした。
goldmundはひたすらミステリアス。その中にスーっとのびる光があって、空から皆んなを見ているよ、って言っているような音たち。すべて分かったよ、大丈夫だよって受け入れてくれるやさしい音。多くは語らないけど、壮大な器を持っているお父さんの様な演奏だと。ことばは無くても、伝えたいことは音楽で伝えることができるんだなぁと思います。
お土産はほとんど、あの大きな新宿駅に飲みこまれてしまったけど、会場でおよそ20分ほど誰とも知れない人達の中で列をつくり、購入したアルバムだけが手元に残りました。それも何かの運命かな。
来年も行きたいな。