Orion/大槻楓 歌詞

Orion 作詞/作曲 大槻楓

他人の目を避けるように
息を殺して 無機質な空洞に 不透明の深部に
幽される 逃避行のよう

溢れる玲瓏の 謀反に
ただ泣くことしかできないのなら
朝焼けも夕日も 点として浸ってたいな

線を繋いで 繋いで型取られ見立てられた
一等星に羨望などないのは
描いて、輝いて その後で消えゆく
星に残される物はただの空虚か 空白か
それならばいっそこの世界のどこか
隔たれた空に紛れ続ければいいよ

幾つもの 観念を経ても
それでも尚、愛に触れたいな
惜別も決裂も 絆して繋ぐしかないや

線を繋いで 繋いで型取られ見立てられた
一等星になれないと厭くのは
胃が痛い 不甲斐ない 型取られ彩られて
初めて見えるは色彩豊かな投影
このままでいいと思える不可思議な
物影の端部に 加われたならいいな、と

星朧 幾つもの雲に
踏迷わないで 見切りつけないで
木漏れ星が照らし出す影帽子

線を繋いで、繋いで 型取り合い見つめあった
幾星霜を見届け続く為
繋いだ、繋いだ。
溢れんばかりの恒星を一つ一つ何に見立てよう
紡いだ、紡いだ。
五線譜を引けば無造作な打鍵も詩になる
型取られた繋がれた線が今気丈に語りかける

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