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「実際どうなの会」テレビ局移籍と番組駆け込み寺のTBS

二つの番組のリンクを並べてみました。前者は日本テレビで2024年3月まで放送されていた番組。後者は同年6月にTBSで放送された特番です。
内容としては、体を張ってダイエットやお金儲けなどの、噂は聞くけど実際どうなの?という疑問を検証する番組です。

人気があった全国ネットのバラエティ番組が局を移籍したということから、かなり話題になっています。

まれに、アニメなどではテレビ局を移籍する話を聞くことがあります。エヴァンゲリオンや宇宙戦艦ヤマト、進撃の巨人などが挙げられます。
これはアニメの権利の大部分を製作委員会や製作会社が保有していることが多いため、起こりうることです。そもそもテレビの広告収入だけで賄えているアニメなんて今日日ほとんどないでしょうし、アニメ会社もサブスクやDVDなどと同じく、見る人の選択肢の一つとしか考えていないと思います。

これがバラエティ番組となると、DVDの販売などはあまり考えられないため、事情は少し異なります。

ただ、この番組に関して言えば、番組制作は外部の制作会社「極東電視台」が行っており、構造上はアニメの場合とあまり変わらないともとらえられます。

まぁ、そうはいっても、例えばイッテQ!がある日突然トンデQ!みたいな名前でフジテレビで放送されてたら、日テレとしては大問題だと思うんですよ。

日テレで放送していたどうなの課は、wikipediaによれば製作は日テレ系の中京テレビ。一方でTBSで放送されたどうなの会はスタッフロールを確認すると極東電視台とTBSの連名となっていました。

昔から、TBSは結構バラエティ番組の移籍を受け入れていました。日テレの「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」が放送終了となることになった際、番組内でできたユニットであるウルトラキャッツを中途半端に終わらせないためにTBSの深夜に「ウルトラ」という番組を作りました。

内村さん関連でもう一つ。内村さんがMCをしていた「内村プロデュース」という番組がありました。
この番組と同じような内容の番組「内村TBS」という番組が、数回TSBで放送されています。

このように、TBSはまれにですがバラエティ番組の移籍の受け入れを行っています。内村さんの力なのか、私が内村さんのファンなのでそれ以外の情報を取り切れていないのかはわかりませんが、これもかなり稀なケースです。

最近は、アニメや漫画原作のドラマなどでも、クリエイター側の地位向上が叫ばれています。
今後はバラエティ番組にも、この流れは波及するように思いますし、一視聴者としては、その流れを大いに歓迎します。

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