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本当の本当の本当は何がしたいの?


親の敷いたレールを迷わず歩んできた

いい学校→いい会社、安定こそ幸せと1ミリも疑わない親のもとで育ちました。専業主婦の母親は名門の女子校出身であることが誇りで、勉強とは学歴というブランドを得るためのもの。

私は小さい頃からピアノや作曲がとにかく好きで、練習も苦にならずコンクールに出れば賞も必ずもらえたので、得意だな、という自覚もありました。
ただ母親にとっては、それはそれ、これはこれで、いい大学に入るのは絶対条件だったので、受験は既定路線。

勉強が得意じゃなく、全くヤル気のない私は中学受験に失敗、母の誇りの母校には入れず、ならば高校大学でリベンジということで、さらに塾通いの日々。
勉強なんて大嫌いでイヤで仕方ないけど、親の意向に逆らう選択肢が思いつかなかった。

苦しい勉強から早く解放されたい一心で勉強したので、母の満足する大学に無事入学。
人間のネガティブなヤル気って、短期的にはすごい集中力が出るそうです。まさに。

自己分析の結果を自分でガン無視

そして次は就職活動。当時「自己分析」と「SPI対策」がとりあえずマストだったので、私も自己分析の本を1冊買って、いろいろ書き出してやってみたところ、私の進むべき道はなんと「音楽」という結果に。
ここでまた私の思考は停止します。
いやいやそんわけないでしょ、大企業に入るために活動してんだからと、見なかったことにしました。はあーー、バカだなあ。。。

自我発動

そして無事、親の面目が立つような大企業に勤めて4年目。
会社帰り、夜にビル街の信号で船井電機のネオンを眺めて信号待ちしてたとき。
取引先のネオンがこんな所にデカデカとあるんだな、とまず思った次に、
音楽を真剣にやりたい、って思ってしまったんです。
そこからは衝動でした。会社やめて、ジャズの学校に入り、寝ても覚めても音楽の生活へ全振り。
冷静にキャリアプランなんて考えもせず、というか、考えてたら多分会社は辞めれなかった。音楽のほうが稼ぐの何倍も難しいから。

思考停止で生きてきた私なりに、どこから沸いてくるのか意味不明な衝動があって、その衝動通りに動いてしまう脳ミソがあったのが救いだった、神様ありがとう、って今は思います。

ここ数年は常に自分と向き合い、深掘りし、どうやって生きていくか、やっとキャリアプランを考えられるようになりました。だーいぶ遅すぎるけど!!

でも、机上のキャリアプランって、こういう結果になりがちだと思うんです。
ある程度安心なプランを先に作って、自分をそこに当てはめるような。

そうじゃなくて、稼ぐ稼げないは一旦置いといて、本当に本当に、心の底では何がしたいの?って自分に問いかけるとこから始めるのも良いかもしれません。

お読み頂きありがとうございます。
文章綴ってたら集中しすぎて、土鍋を火にかけてるの忘れて焦げちゃいました。

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