繋がる人の輪の中にあったもの
聞こえないことは事前に伝えてあるけれど
新しい場所でどんな待遇があるんだろうと
ちょっぴりドキドキで向かった先は・・・
現在オープン中のこちら分身ロボットカフェ
重度の障害ある人、外出困難な人が
テクノロジーの力を借りて働くということを実現する
ロボットの向こうで話すのは生身の人間で
ロボットの分身で接客をするというシステム
日本の福祉は遅れているとは噂では聞いていたけれど
社会と繋がるってこんなにもハードルが高いんだと実感したのは
街に出て「聞こえないです」と伝えるだけで怪訝な顔をされる瞬間
隠してもしょうがないし聞こえないのがワタシだから
そのまま伝えることで今までになかった反応の洗礼
そんな洗礼を受けて免疫は多少ついているこの頃
この分身ロボットカフェを初めて一人でチャレンジしてみた
聞こえないということは事前に伝えたら
OriHimeと呼ばれるロボットの横にiPadを設置しているから
楽しめますよというご連絡をいただいた
ロボットの向こうで喋っているのは生身の人間で
いつもは文字変換機を使っていたなとふと脳裏にうかぶ
口の動きがロボットにはないからね
というか、、口がなかったわ🤣
卓上に置かれたOriHimeが“なんでやねん“の動きを見せてくれたり
オーダーしてから注文品が到着するまで時間も楽しめるようになっている
OriHimeの隣に置かれたiPadでロボットから発信された言語が
スムーズに文字化されていることを発見
ただパイロットと呼ばれる操作する人にはそれが見えずに
文字でていますか?と確認の声かけもあったり
優しさと思いやりの接客を感じる
当たり前だとは思わないけれど足りないところできないところは
伝えた後で声をかけてもらえたら素直に嬉しい
ロボットって感情がないっていうけれど
このロボットを開発した人や関わっている人は
みんな優しさのかたまり
できないということは価値があるということ
聞こえない、歩けない、話せない、理解ができない
いろんな障害があるけれどそのありのままで
楽しくできるという場所はやっぱり温かかった
同じ文字でもチャットでも
画面の向こうにいる人の言葉ってのは
温もりがあるかどうかは伝わってくる
それを改めて感じた時間
常に無邪気でいることが誰かの不快になるのは
相手の基準がそういう環境で育った人たち
合わないんだなって一歩下がって
幸せの基準もそれぞれ
自分の心が本当に満たされて感じている幸せなら
どうかその人たちが幸せでありますようにと願うだけだ
温もりのある接客は食べ物も飲み物も
とてもおいしく体に染み渡るように循環する
福祉ってただ介護をするだけじゃない
介護にもいろんな種類があるということを知ると
介護する人もユーザーが選べる時代になっている
オマケ
今日は会いたかった人がギリギリの時間で
ほんのちょっとだけど飛んできてくれたのがとても嬉しかった
思いっきりはしゃいだなーーーー笑
そしてまた繋がる人の輪
最高に楽しい!