バンクーバーで人種差別を受けた話
こんにちわ。
先日、在バンクーバー日本国総領事館からこんなメールが届きました。
在バンクーバー日本国総領事館からのメール
新型コロナウイルス感染拡大に伴い,バンクーバー都市圏ではアジア系住民がヘイトクライムの被害に遭うケースが多数発生していますので,被害に遭わないように外出などの際には注意していただきますようお願いいたします。
1.これまでの報道等によれば,バンクーバー市内で3月中に発生したヘイトクライム11件のうち,5件はアジア系住民が被害に遭ったものとされており,バンクーバー市警察では新型コロナウイルス感染拡大に伴うアジア系住民に対する反感によるものであるとしています。
2.5月1日,バンクーバー市警察が発出したプレスリリースによれば,市内で4月中に発生したヘイトクライムは15件で,そのうちアジア系住民が遭った被害は11件にものぼることが明らかにされています。また,今年はこれまでにアジア系住民に対するヘイトクライムが合計20件報告されているとのことで,昨年の合計12件を既に超えている状況です。
3.新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い,各地で非常事態宣言が出され,これまでの日常生活とは全く異なる生活を強いられている中で,ストレスを感じる人も多くいるものと想定されます。そのストレスのはけ口がアジア系住民に向けられるということは非常に残念なことではありますが,他方で今しばらくは引き続きこのような生活が継続するとも予想されますので,在留邦人の皆様におかれましては,外出などする際にはお気を付けいただきますようお願いいたします。
カナダの中でもバンクーバーは基本的に中国人をはじめとするアジア人が多く、私自身こっちに来て5か月ほど、あまり人種差別的はことは感じたことなかったのですが、そういえばあれもこれも、言葉の奥底にはありそうだなあってことを言われたので、なんとなくこのメールを受け取ったこときっかけにお話ししようかなと思います。
1件目:趣味サークルの会話の中で
まだコロナが中国でしか流行っていなく、生活も普通だったころのお話です。役者の仕事になにかしら繋がればということから、インプロ(即興劇)のサークルに参加しました。
チームに分かれてそれぞれのチームに名前を付けようとなったときに、ほかのチームの男性から上がった声が「チーム・コロナ!」でした。ちょうど私のいたチームが中国人・フィリピン人・日本人(私)とアジア率が高いチームだったことが原因かなと思いますが、ぴきっと顔が引きつった覚えがあります。
司会進行をしていたサークルのホストさんがインプロに慣れているだけあって、上手くさらっと流していたので、嫌な思いをすることなく、続けられました。
2件目:高級住宅街近辺の街中で
これは最近の話です。カナダも感染者が出て、お隣アメリカの感染者数がうなぎ登りで自粛モードになって6週間目くらいの頃です。
用事かあって、街中をガシガシ歩いていたことろ、歩道の反対側からくる奥様風な女性に「あっちへ行け!」ときつめに言われました。
歩道が横幅5mくらいしかなくさほど広いとは言えない状況、どうしてもすれ違いたくない人などはすこし広い歩道で待っていたり、わざわざ車道に出てまで距離を取ります。
一瞬のことで「あん???」っと思うだけだったのですが、その女性、私の前に歩いていた男性には何も言わずにすれ違っているし、私はマスクしてるのにあなたしてないよね?紙マスクはやはり売ってることろを見かけないけど(私が日本からある程度持ってきていたため必要なくて売り場を見てないだけかも)布マスクを売っているところはちょくちょく見かけるし、マスクをしていたら風邪を疑われるこのカナダでもマスクしてる人が増えている中、マスクしてないほうが感染させやすいといわれているこの状況でマスクしてないほうが言うセリフ?!?!と後からじわじわと来ました。
そのあとに可愛い落書きを見て気分落ち着いたのは別の記事で話しましたが。
まとめ
と、コロナ関連で私が感じたことを書き綴っただけの記事なのですが、基本的にはバンクーバーはやはりヘイトクライムは無いに等しいと思います。
あちらこちらにアジア人いるので、ほんとに。バスや電車の中で日本語が聞こえてくることもままありますし。基本的には安心して留学やワーホリに来れる地域だとは思いますが、時期も時期なので、領事館からメール来たように外出の際の注意は怠らないようにしていきたいと思います。
それでは、やちだでした☆。