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ほぼ誰も知らない上級者向け最強変態CPU&マザーボード Minisforum BD790i SE のどこよりも詳しい紹介

どうもこんにちはVTuberの佐藤かえでです。
VTuberの皆さん!!VTuberじゃない方も!突然ですがPCは自作してますか?
自作PCは学習のコストに比べて節約できる金額が大きすぎる、
つまりめちゃめちゃROIが良いので、ハイスペックなPCを使う人は絶対やるべきです。


この記事は何なのか

そんな自作PCをしているVTuberが先日購入した、超変態仕様のCPU&マザーボードが一体化した、上級者向けのPCパーツを紹介いたします。

その名もBD790i SE。
CPUとマザーボード、ヒートシンクが一体になった特殊な製品です。
めちゃめちゃなコスパ・性能を持っていながら、とても制約が多いです。
そして運用の制限を受け入れるのであれば最強のCPU&マザーボードです。
まずこのボードの特徴を紹介した後に、購入前の注意点や運用について紹介します。

とりあえず商品リンクが欲しい人

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楽天カードがあれば楽天で買うのが一番安いと思います

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こいつを使うべき人・使うべきではない人

Fractal Design Tera, Ridge, Mood, A4-SFX, Ghost S1, FormD T1, Nouvolo Steck V2 といった、いわゆるSFFの小さめのケースを使いたい・使ってる人にとてもおすすめです。

自作経験が浅い人や、たくさんのストレージを1つのPCに設置しなければならない人にとってはこのボードはあまり向いていないです。

こいつマジですごい

長くならないように気をつけます。

すごいポイント全貌

        性能 ★★★★★
       コスパ ★★★★★
ワットパフォーマンス ★★★★★
       難易度 ★★★☆☆
        クセ ★★★★★★
「100Wで7900X相当の性能が出せるCPUとminiITXマザーのセットで6万円!!」

性能

中身のCPUは Ryzen 7 7940HX です。これはラップトップ用のCPUで、詳しくは、CPU monkeyなどで調べていただければと思いますが、 ざっくりいうと16コア32スレッドで7900Xや13700Kくらいの性能で、最大消費電力は100Wです。

https://www.cpu-monkey.com/ja/compare_cpu-amd_ryzen_9_7940hx-vs-amd_ryzen_9_7900x

これは現状買えるCPUの中ではトップクラスの性能と、ほぼ1位のワットパフォーマンスを誇ります。
マザーボードは、miniITXサイズになっています。
メモリはDDR5 SODIMM が2スロットです。
ボードの表面にM.2スロットが2つあります。
mini ITXでは表面に2個ついているものがほぼないので、冷却の観点からめちゃめちゃありがたいですね。

価格

価格は6万円です。
これはマザーボード、CPU、ヒートシンクを合わせた値段です。
この商品にはファンが付いてこないんですが、
これにファンを追加しても6万5000円くらいになります。

ほとんど同性能の、7900Xや13700Kがそもそも6万円くらいです。 これに一番安いmicroATXのボードとNoctuaのクーラーを買うと+2万くらいになります。
またminiITXのマザーボードは値段が高く、一番安くても2万5000円くらい。 NoctuaのL12Sが8000円くらいなので、+3万円くらいになります。

簡単に言えば、同等の性能で組むより2万〜3万くらい(30%ほど)安いってことです。

その他、地味なポイント

  • 発熱が少ない

    • 電気代が安くすむ

      • 50wで1日3時間で、年間2000円くらい変わる

    • 静穏化

      • ファンの回転数を抑えられる

    • 長寿命

      • 熱で痛むことが多い(コンデンサの寿命や、エレクトロマイグレーションで調べると出てきます。)

  • 専用設計でボードが最適化

    • 薄い

    • 小さい

    • ヒートシンクが効率化

      • 実質殻割り

    • ファンを選べる。

運用上の制約

こいつは人によっては受け入れられない、とんでもない制約がいくつかあります。

SATAがない

対策はほぼない。 M.2から分岐するという方法があるが、貴重なM.2の1つをつぶしてしまうことになる。
私は、別にファイルサーバーを作ったり、HDD・SSDケースを使って対応してます!。

マザーボードのUSBソケットが1つ

分岐で対策できるけど、帯域は変わらない。

ケースファンのピンが2個。RGB・ARGBない。

これもなんともできない。
Corsairとかのハブは追加できるけどUSB2.0ソケットが必要なので、これを追加するにもUSBソケットから分岐をさせる必要がある。

その他

  • メモリがSODIMMで2枚しかさせない。

    • 若干SODIMMは高い傾向があるが、現状DDR5ではほとんど値段が変わらない。

  • PCIeが1レーン。

    • mini-ITXでは常識。

  • 背面パネルのioが少ない。

    • ハブ買え。


構築・運用メモ

購入前に知っておきたい運用上の注意点や情報などをまとめました。

CPUクーラー換算だと高さは何mmになるのか

結論から書くと67mmになる。
これは、25mmファンの時で15mmファンを使うと57mmにできる
Noctua A12x25を取り付けた際に、防振ゴムを含めてボード背面からの厚さが67.4mmになった。 CPUクーラーの高さはたいていボードの表面からの高さであり、ボードの厚みが1.4mmだったため、1.4mmを差し引いて66mmとなる。余裕を持っても67mmと考えていい。

15mm厚のファンを利用する

結論から書くと、M2.6x15mmネジを使って固定することができる。
15mm厚のファンを利用すると、当然10mm減少し、57mmとなり小さいケースにも収まりやすくなる。
しかし、付属のネジが25mm用のネジとなっており、これをそのまま使うとヒートシンクに干渉して固定することができない。
(無理に固定しようとするとヒートシンクが曲がる)
このネジはM2.6ネジです
25mm厚を固定するネジが25mmだったので、
15mmであれば15mmがあればよい(検証済み)
冷却性能としては、Noctua A12x15で十分冷やせる(検証済み)

SSDのヒートシンク

サーマルライトのでかいヒートシンクは入らないっぽい 上の段だったら入る。ライザー使用時はファンをずらせば下の段にも入る。
逆に言うと、下の段はファンの風が当たるようになっている。 だから下の段にサイズの小さいヒートシンク、上の段にサイズの大きいヒートシンクで良い。

小さいヒートシンク 800円

小さいヒートシンク ファン付き 1380円

大きいヒートシンク ファン付き 2100円

大きいヒートシンク ファンなし 2000円

Wi-Fi Bluetoohモジュール

Bluetoothは必要な人が多いと思うけど、WiFiは多分あんまいらないと思う。 だからBluetoothだけをあとづけでつければいい。

でかいWi-Fi 3000円

でかいBluetooth 2200円

ちっちゃいBluetooth 1200円

ちゃんとマザーボードにつけるタイプ 4300円


USBポート少なすぎ問題

ハブ買えばいい。


ファンのブラケットが付けれない問題

追記:2024年11月15日時点で出荷されているものは正常に漬けれるようですが、もし付けれない場合は参考にしてください。

2024年10月2日時点で出荷されているものは、ファンのブラケットを取り付けるためのネジが短すぎて、取り付けることができない。ファンレスで運用するわけがないので100%課金が必要。(私だけではなく他の人もそうだったらしいです)
ネジの規格としてはM2ネジで長さは3mmが適合する。4mmだと逆に長過ぎて入らない。 (検証済み)

Amazonで買うよりパソコンショップやホームセンターで買ったほうがいいかもしれない。

私はこれを実店舗で購入しました。

790i無印や770iとの比較


詳しくはNotionにまとめてあります。

https://kaedesato.notion.site/BD790i-SE-790i-770i-12f1121f1cf68040a8ced40ae1e44492

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