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グラブルリリンク 映画21本分の価値
スタンLV10、高揚LV7、連携攻撃LV5の加護。自分以外のプレイヤーは見向きもしないような加護だと思う。でもこれを見つけた時、自分にとっての一つの希望になっていた。きっとこれの上位版も存在しているはずだと。
希望を糧に回せど回せど一向に出る気配はなかった。そもそも3つ目の枠に連携攻撃が付与されることが本当に少なかった。自分が探しているものは存在していないのでは?と疑った。この加護システム、ゲームの皮をかぶった人間を苦しめるために作られた現代兵器なんだと思う。本当に許せない。
溜息を吐きながら探していても仕方がないし、映画でも見ながら回すことにした。もちろん意識は映画に集中していたし効率は悪い。重要なシーンでは手も止める。加護探しなんて片手間ぐらいがちょうどいい。
映画10本目を超えた頃には手を動かすのも煩わしくなって、上級錬成30回分をPythonで自動化した(最初からやっておけ)プログラミングの知識が浅くてもChatGPTに手伝ってもらえば簡単な操作はすぐ自動化できるのだからすごい時代だと思う。
すっかり自分の中で加護探しよりも映画探しの比重が大きくなっていた頃、探していた加護が出た。
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映画21本目だった。
映画1本約2時間だとしても40時間以上はかかっているし、難解なものは2回見た。考察記事に耽っていた間も回していた。
多くのプレイヤーが探しているであろうスタンLV20、有用LV15、クリティカル確率LV10の加護は意外と出るものでお楽しみ券も途中で枯渇した。ゲーム起動時間なんて1000時間をとうに超えているのにまさかお楽しみ券を稼ぐ必要が出るとは思わなかった。
でも…なんでこんな加護を探していたんだっけ?あールシファー単騎用に必要なんだった?でも良いタイムを目指すのにこんな加護よりも優れたチャートを組んだ方が絶対に良いし…映画21本分の価値はきっとない。
映画というメディアは本当に素晴らしいと思う。現代でもインタラクティブなゲームメディアに全然負けていない。メイズランナー3部作はどれもワクワクしたし、インセプションはドキドキした。インターステラーでは涙が止まらなかった。クリストファー・ノーラン監督作品はどれもよく作られていて何度でも見たくなるしすっかりファンになってしまった。
映画を見ることこそに価値があったように思う。もっと映画を見よう。
ちなみに映画21本目のタイトルは"All You Need Is Kill"だった。死んでも振り出しに戻されて戦場で戦わされる、まさにゲームのRTAを繰り返すような男の物語。好みの映画ではなかったが、皮肉なものでルシファー単騎タイムアタックのようなきっと一般的ではない遊び方をしていた自分にはおあつらえ向きな映画だった。
ゼタ単騎は8:53の方が現状最速かな?(同じ方が最近カリオストロ8:31出してるっぽい)他の方のプレイで答え合わせはしたくないのであまり細かく見てはないけど…自分ももう少し頑張りたいと思う。探していた加護にも価値があることを願いながら。