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呪われた暴君と、復讐をもう一度 第1話【創作大賞2024漫画原作部門応募作】




【あらすじ】


愛する人のどんな呪いも解くことができる、『漆黒の聖女』の血筋のソフィアは、短命の呪いをかけられた冷徹な獅子王・ブラッドリーに呪いをかけた犯人だと冤罪をかけられ、家族を殺される。

ブラッドリーを刺し殺し復讐を遂げるが、ソフィアに冤罪をかけたのも王に呪いをかけたのも、大聖女カレンだということを知り、カレンに殺される。

深い絶望からソフィアは死に戻り、二度目の人生では、漆黒の聖女の「誰がかけたどんな呪いも解く」という力を覚醒させて必ず呪いを解くとブラッドリーを説得し、生存に成功する。

ブラッドリーを徐々に良き王へと改心させ心を通わせ合い、カレンの罪を暴いたソフィアは、漆黒の聖女の力が覚醒。

彼の短命の呪いを解き、ソフィアとブラッドリーは結ばれる。


【キャラ設定】

ソフィア・ディアナ(20歳女):漆黒の聖女
162cm 細身で華奢 銀髪のロングヘアーのハーフアップ
色白、青色の瞳、リップはピンク。瞳は大きくまつ毛が長い。
青・水色を基調とした服を好む。
 
【性格】
長女気質のしっかり者。凛とした美しさと、心の強さを持つ。
家族に愛されて育ち、穏やかな性格だが、一度目の人生で家族もろとも命を奪われたことにより覚醒し、二度目の人生からは「絶対に家族を守る」、「漆黒の聖女の力を得る」、「カレンに報復を」という強い信念のもと行動する。
恋をしたことがなく、恋愛に関しては照れ屋な一面も。
 
【能力】
漆黒の聖女覚醒後…誰がかけたどんな呪いでも、愛する人相手ならば解くことができる。(原則、呪いはかけた者しか解くことができない)
 
覚醒前…怪我や病気を癒すことができる。
結界を張り、相手からの攻撃を跳ね返すことができる。
物理攻撃のみでなく、魔法や呪いも跳ね返す。
黒い光が体から出てくる。闇、夜の力。
 
【生い立ち】
ディアナ家は神話の時代から、リンドール王国のブラッドリー王に仕えていた宮廷魔術師。
漆黒の聖女と呼ばれ、黒い光で呪いを解くことができるため重宝されていた。

13年前、ダリル王がブラッドリー家を私怨から滅ぼしたのを見て幻滅し、宮廷魔術師だったソフィアの母、マリアは野に降る。
幼いソフィアは郊外の小さな町で母と妹と慎ましく暮らしていた。

ブラッドリーに漆黒の聖女として呪いを解けと連れ去られ、呪いをかけた犯人だと冤罪をかけられ家族が殺される。
どうせ処刑されるならばとブラッドリーを刺し殺すが、カレンが黒幕だと知り、絶望のまま絞殺される。

死に戻った二度目の人生では家族を守り、王の呪いを解くという使命を元に、兵や民衆の傷を治していく。

黒い光をまとう聖女の力は凄まじく、傷も治し攻撃も跳ね返すため、最初は「闇の魔女」と呼ばれ皆から恐れられてしまうが、彼女の懸命で真摯な態度に少しずつ周囲からの支持を得ていく。

ブラッドリーを初めは憎んでいるが、彼の壮絶な過去や呪いの辛さを知り、呪いを解くために漆黒の聖女として覚醒したいと本気で思い始める。徐々に惹かれていき最後は彼を愛し、漆黒の聖女として覚醒する。

ルイ・ブラッドリー(28歳男):獅子王
182 cm 高身長細身。金髪
深紅の瞳。凛とした顔、切長の目。全体的に赤を基調とした服を好む。
 
強さとカリスマ性から、獅子王と呼ばれ畏れ慕われている。
リンドール王国の王であり、正当な血筋の後継者。
代々王族であるブラッドリー家の血筋のため、堂々とした風格と洗練された仕草。
 
【能力】
炎魔法と剣技を合わせた技を使い、一国の軍勢を率いても見劣りしないほどの強さ。
 
【性格】
クールな表情の中に、熱い闘志を秘めている。
目的のためには手段を選ばない非情な性格。
機嫌が悪そうなのは、不意に現れる短命の呪いの痛みに耐えているため。
家族や心を許した相手には、穏やかで優しい一面も持つ。
一度好きになった女には一途だが、自分の気持ちを伝えるのは下手。
(無自覚ツンデレ)

【生い立ち】
ブラッドリー家は神話の時代から、リンドール王国の正当な王として君臨していた。
数百年前、ダリル王の祖先の者が謀反を起こし王の座に着き、失墜したブラッドリー家は奴隷同然の生活をさせられていた。

炎剣技の強さと優秀さから、少しずつ信頼を取り戻し長年かけて家臣の位置まで戻っていたが、民衆からの人気に嫉妬したダリル王からブラッドリーの父は殺され、一族が住む村ごと滅ぼされてしまう。
ブラッドリーは兄と共にどうにか逃げるが、二人共当時10歳のカレンに短命の呪いをかけられる。兄の呪いはすぐに発動し、一年足らずで死んでしまう。その際に、ブラッドリー家が正当な王の血筋だというのを兄から聞き、強い復讐心を抱く。

そこから10年間身を隠し炎剣技の鍛錬し、3年前に単身リンドール城に乗り込み、ダリル王を討ち取り王の座を奪還する。
ブラッドリー家を滅ぼすことに加担した者は全て粛清し、自分に呪いをかけた者を探していた。

数ヶ月前、激しい痛みと共に血の涙を流し、自分にかけられた短命の呪いが遂に発動したことを悟り、漆黒の聖女であるソフィアを探しにいく。
兄や一族の悲願を遂げるために、必ずや短命の呪いを解き戴冠式をし、真の王になることを望んでいる。

初めはソフィアへ執着心を抱いているが、呪いの痛みを献身的に癒してくれたり、良い王になるよう導く姿に少しずつソフィアへの気持ちが恋へと変わっていく。

カレン・ベネット(23歳女):大聖女
158cm  細いけど胸は大きい。
金髪ロング、ウェーブヘアー。茶色い目。
白っぽい服を好み、普段は修道服を着ている。露出は少ない。
言葉遣いは丁寧で、育ちの良さが滲み出ている。
 
【性格】
リンドール王国の由緒正しき大聖女。(聖女の中のトップ)
温和でおっとりした喋り方だが、内心は腹黒い。
裏でリンドール前王ダリルを操り自分の思うように政治を動かしていたため、二枚舌で交渉上手。
ブラッドリーを好きなため、漆黒の聖女であるソフィアが憎い。
表向きはソフィアと仲良くするが、裏では悪評を流したり魔力を奪う呪いをかけたりと嫌がらせをする。
 
【能力】
大聖女として、怪我人を治療する腕は一流。
しかし得意なのは呪いの能力。(遠距離継続型魔法)
ブラッドリーにかけた短命の呪いや、ソフィアにかけた魔力を吸い取る呪いなど。

【生い立ち】
リンドール王国にて代々大聖女を務めるベネット家に生まれたため、魔法の使い手としては一流。
母カレンはリンドール前王ダリルの愛人で、王を裏で操っていたのを幼いながら間近で見ていたため、性格が歪んでいる。

10歳の頃、ブラッドリー一族を恨んだダリル王に命じられるがまま、ブラッドリーと兄に短命の呪いをかけた。
兄はすぐに呪いを発動させ殺したが、ブラッドリーはまだ若く身を潜めたため、呪いはかけたまま発動はさせなかった。

その後、復讐に来たブラッドリーがダリル王を討ち取った際に一目惚れし、以来冷たく残酷な彼に心酔している。
一向に振り向いてくれないブラッドリーに痺れを切らし、わざと呪いを発動し、甲斐甲斐しく世話をした自分に惚れさせたところ呪いを解除しようとしていたのに、呪いを解くことができる漆黒の聖女が現れたので、ソフィアのことが邪魔で仕方がない。

さまざまな嫌がらせをソフィアにするが、魔力を奪う呪いをソフィアにかけたが跳ね返され、代償として怪我を負う。
「誰かに呪いをかけている間は自分に治癒魔法はかけられない」ため、ブラッドリーに呪いをかけているカレンは自分の傷を治せず、ソフィアに本性がばれ、最終的には大聖女の資格を剥奪される。 


【第1話ストーリー】


【この暴君に復讐すれば、救われると信じていた】

◆場面転換 リンドール城(昼)

<王宮の玉座の間。窓はステンドグラス、床には赤い絨毯>
<血濡れたナイフを両手で持っている、震えるソフィアの手のアップ>

ソフィア「あなただけは…許さない……!」
<息は荒く、涙を流しながらブラッドリーを見ているソフィア。手には血濡れのナイフ>

ブラッドリー「なっ……!」
<刺されて、血が滴る胸を押さえるブラッドリー。(死に逝く危険な色気大ゴマ)>
<刺されたブラッドリーが力無く紅い絨毯の上に倒れこみ、片膝をつく>


ソフィア「私と、家族の人生を……返して……!」
<涙を流し、倒れたブラッドリーを震えながら見下ろすソフィア>

黒背景に文字のみ
【でも私は間違っていた】

カレン「ブラッドリー様!!」


カレン「いやああぁ! 嘘よ、あなたがこんなところで死ぬなんて…!!」
<泣きながら倒れたブラッドリーに縋り付くカレン>

ソフィア「……無駄よ。王は殺した、この手で私が……」
<返り血を浴びた姿で、冷たく言うソフィア>


<カレンが振り返り、ソフィアをキツく睨みつける>


<カレンがソフィアの頬を力一杯殴りつけ、衝動でナイフがソフィアの手から落ちる>


カレン「汚れた魔女め……っ! あんたのせいで、私の王が……っ!」
<怒り狂うカレンの顔のアップ>


ソフィア「うっ……私の王…?どういうこと……?」
<床に倒れたまま、頬を腫れさせているソフィア>


カレン「呪いをかけて弱った王は、いずれ私のものになるはずだった…っ!」
<ソフィアに馬乗りになり、頬に拳を振り下ろすカレン>


カレン「王も、この国も、私のものになるはずだったのに!」
<ソフィアから見上げる狂気の顔のカレン>


カレン「なのに、あんたのせいでっ!!」
<ソフィアに振り下ろされるカレンの手。再びソフィアをぶつカレン>


ソフィア「――――え……」
<驚いたソフィアの目のアップ。頬は真っ赤に腫れている>


カレン「呪いを解ける「漆黒の聖女」が、私がかけた王の呪いを勝手に解かないように……
あんたの母親や妹を殺すよう進言したのも、私! 」
<胸に手を当て、高らかと叫ぶカレン>

文字のみ
ソフィア【憎むべき相手は、王じゃなかった…?】


ソフィア「ううっ……!」
<カレンがソフィアの首に手をかけ、殺そうと締め付ける>


ソフィア【本当に復讐すべき相手は、この女だったんだ……!】
<凶悪な顔のカレンのアップ>


「呪われた暴君と、復讐をもう一度」第1話



ソフィア【「漆黒の聖女」の血筋である私たち、ディアナ家】
<足を怪我した野うさぎを、優しく膝に乗せ黒い光で治している幼いソフィア>


ソフィア【この黒い光は、癒しの力を持つにも関わらず】
【禍々しさから、私たちは恐れられーーー】


モブ「出ていけ、呪われた一族め!」
モブ「その忌まわしい力で、俺たちをとり殺すつもりだろ!」
<石を投げてくる近隣住民たち>


母「ソフィア、ミリア、行きましょう」
<黒いローブを目立たぬように被り、逃げるように歩く母親、ソフィア、ミリア>


【不気味がられても、石を投げられても】

ソフィア【家族といられればそれで幸せだった】
<母親、ソフィア、ミリアが小さな家で温かいご飯を食べている姿。3人の優しい笑顔>


【けれど】
【そんなささやかな幸せさえ、願うことは許されなかったーー】


<ブラッドリーが大勢の兵を連れてソフィアの家の前に現れる>


ブラッドリー「漆黒の聖女か」
<ソフィアから見上げた、冷たい表情のブラッドリー>


ソフィア「あ、あなたは……?」
<怯えながらブラッドリーを見上げるソフィア>


ブラッドリー「……私に呪いをかけたのは、貴様だな?」
<ソフィアを顎クイするブラッドリー。キスしそうなぐらい近い距離、大ゴマで>


ソフィア「な、何のことですか…? 呪いなんて、身に覚えありません…」
<顎を掴まれたまま、不安げに言い返すソフィア>


ブラッドリー「ふん、そう簡単には吐かぬか。連れていけ」
モブ兵「はっ!」
<手を離し、冷たく言い放つブラッドリー>


ソフィア「痛い…!や、やめて…!」
<兵に腕を掴まれ、抵抗するソフィア>


ソフィア【私は、王に呪いをかけたという濡れ衣を着せられて、城へ連れ去られたーー】
<家の前で泣き叫んでいるミリア、驚いて声を失っている母親>


<ブラッドリーの後ろで密かにニヤリと笑っているカレンの顔>

◆場面転換:リンドール城、玉座の間


ソフィア「誓って、私は王に呪いなどかけておりません!」
<兵に羽交い締めにされた状態で、玉座に座るブラッドリーに必死に訴えるソフィア>


ブラッドリー「……罪人の訴えなど聞くに耐えん。牢に入れておけ」
<玉座に座り足を組み、こめかみに指を当てながらつまらなそうな表情なブラッドリー>

◆場面転換:リンドール城、牢獄


<地下の薄暗い牢獄に無理やり閉じ込められるソフィア>


ソフィア「出してください、冤罪です……! 王にもう一度話を…!」
<檻を握り、必死に訴えるソフィア>


モブ兵「黙れ、この反逆者が!」
<鞭を振り下ろす兵>


ソフィア「ううっ……!」
<鞭で打たれ、血だらけで床に倒れ込むソフィア>


ソフィア【途方もないほど長い時間、閉じ込められ、痛めつけられたーー】
<腕を縄で縛られ、鞭で叩かれて身体中血まみれなソフィアの姿>

文字のみ
ソフィア【そしてーーー】

◆場面転換:リンドール城、処刑場


モブ兵「王を呪った不逞の一族を、処刑せよ!」
<曇天の空の下、処刑台の前に集まった兵たち>


<兵が、縛り付けられた母親と妹の足元に薪で火をつける>


ソフィア「やめて!家族には手を出さないで!殺すなら、私だけにして!」
<塀越しに見ているボロボロのソフィアが、泣きながら必死に訴える>


<磔にされ、火炙りにされている母親とミリアの姿>


ソフィア「やめて、やめてーーー!!」
<ボロボロの姿で手錠をされたまま、二人を見つめて涙を流すソフィア>

文字のみ
【母さんと妹まで……!】

◆場面転換:リンドール城、牢獄


ソフィア【許さない……! ルイ・ブラッドリー……!】
<燃える炎をバックに、冷たい顔のブラッドリー>


ソフィア【罪のない家族を目の前で殺されて、何もできなかった……!】
<牢屋の中で頭を抱え泣き叫んでいるソフィア>


ソフィア【次は私が殺される……ならばその前に、】
<ぎゅっと拳を握る手のアップ>


ソフィア【復讐を……!】
<歯を食いしばり、憎しみで目を見開くソフィア>

◆場面転換:リンドール城、玉座の間


ソフィア【復讐のために、綿密な計画を立てた】
【呪いを解くと嘘をつき】
<玉座に向かうブラッドリーの後ろ姿。そっとナイフを握るソフィア>


<ブラッドリーの背後から心臓にナイフを刺すソフィア>

文字のみ
【憎い王を殺して、復讐は果たした。そう思っていたのにーー】

時間経過ゴマ


ソフィア「なぜ……」
<ソフィアの首を絞めている、カレンの姿。タイトル前のシーンに繋がる>


ソフィア「愛していたのなら…なぜ王に呪いを……?」
<眉を顰めながら、首を絞められたまま必死に話すソフィア>


カレン「……私がブラッドリー様にかけたのは、『短命の呪い』」
<口の端を釣り上げ、嬉々として語るカレン>


カレン「発作的に襲いくる激痛と、いつ死ぬかわからない恐怖に苦しむ王は美しかったわ…」
<胸を押さえ、苦しむブラッドリーの姿>


カレン「そのそばに寄り添い、甲斐甲斐しく看病し、彼が私を心底愛したところで、呪いを解除しようと思っていたのに……!」
<王のそばで微笑む、優しい聖女の姿のカレン>


「あんたのせいで……台無しよ!」
<ソフィアから見た、カレンの狂った顔>


ソフィア【し、信じられない……そんな理由で……?】
<驚愕したソフィアのアップ>


カレン「力が覚醒した「漆黒の聖女」は、どんな呪いも解くことができるんですってね?」
<凛としたブラッドリーの横顔>

カレン「私の計画には、邪魔だった!」
<目を見開き、激昂するカレン>

カレン「だから、嘘をついたの。あの者たちが呪いをかけた犯人に違いない、とね」
<ニヤリと笑う狂気の顔>


ソフィア【王に呪いをかけ…私にその罪をなすりつけ】
【お母さんと妹もみせしめに殺した……?】


ソフィア【この女は狂ってる……!】
<目の前で狂気の笑みを浮かべ首を締めてくるカレンのアップ>


<首を絞められ、力無く手が落ちる瀕死のソフィア>


ソフィア【私も王も…嵌められただけだった……!】
<血を吐いて床に倒れているブラッドリー>


カレン「あっははははっ! これは報いよ! 先に逝った家族とあの世で仲良く再会するがいいわ…!」
<逆光で表情はあまり見えないが、口元は笑っているカレン>


ソフィア【許さない……!】
<絶命するソフィアを凶悪な顔で見下ろしているカレンの顔>
ソフィア【大聖女カレン・ベネット!】


カレン「早く死になさいよ! 王殺しの反逆者が!」
<ソフィアの首にかけた指に力を入れるカレン>


ソフィア【王は死に、私も家族も殺され、】
<ブラッドリーと母と妹のモノクロの絵に、ヒビが入っている描写。死んだことを示唆する>


ソフィア【憎き元凶は生きている】
<翡翠の杖を持ち、優しい笑みを浮かべている、大衆のイメージの大聖女カレン>
ソフィア【思いつく限りの最悪な結末】


カレン「死ね! ソフィア・ディアナ!!」
<半狂乱の顔で、ソフィアの首をさらにきつく締めるカレン>


ソフィア【もし時が戻せるのならば……】
<目を閉じかけるソフィア、首にはカレンの手>

黒い背景回想シーン:ブラッドリーを刺した時

文字のみ
ブラッドリー「私は……」


ブラッドリー「……私は、こんなところで死ぬわけには……」
<胸に手を置き、唇から血を流し、苦しそうなブラッドリー>


ブラッドリー「……兄上……」
<膝をつき、うなだれたブラッドリーが片目から涙を流す。いつものクールではない、死ぬ間際の切ない表情のアップ>


ソフィア【あの人を殺したりなんて、しないのに……】
<横たわりながら、涙を流し後悔しているソフィア>

文字だけ
【今度は絶対に間違えない】
【あの女に、復讐をもう一度……!!】

時間経過ゴマ

◆場面転換:ソフィアの家、朝


ソフィア「……はっ!」
<家のベッドで汗をかき目覚めるソフィア。死に戻り、二度目の人生の始まり>



 
【第一話完】

【第2話以降のリンク】

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