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私のなかにある空白を埋めるものは。

あとすこし(といっても1年以上ある)で40歳になる。
尾石晴さんの「『40歳の壁』をスルッと越える人生戦略」を読んでから、40歳というものが確かに壁となり立ちはだかっている感覚。

私はこのままでいいのだろうか。
ずっと考えながら、目の前の家族と仕事先の子どもたちとの日々で精一杯。
悪くない人生。いやいや、めちゃくちゃ恵まれている。好きな人と結婚して子どもを産んで、やろうと思った仕事につけて、充分なお給料をもらって、家を建てて、いったい何が足りないというのだろう。

仕事は楽しい。辛くて泣くこともままあるけれど、やりたいことはまだまだある。
心配なのは、身体が悲鳴をあげていること。年に数回は体調をくずしていること。にもかかわらず仕事が年々増え続けて、いろんな役職も任され始めたこと。持ち前の体力と時間が圧倒的に足りていないこと。私が理想とする暮らし方からどんどん離れていることだ。
私は生来、のんびりやさん。焦って動いてやっと人並みになる。
保健室という場所は、私にとってちょうどよい空間であったけれど、10年経って、時代がそうはいかなくなってきた。
押し寄せる子どもたちと膨大な事務作業に、私のエネルギーは足りなくなっている。

続けたい気持ちと、私の身体が限界を迎えるのと、天秤にかけては眠りにつく。
少しずつ、他の分野に着手したけれど、多忙なせいで今は手つかずになっている。
何からやっていけば良いのだろう?
私の「サバティカルタイム」が訪れる日はくるのだろうか?
いつのまにかぽっかりと空いたままの私の心は、いったい何をさがしているんだろう?

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