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熱海のACAO FORESTのバラ園はアーリーインがオススメ

熱海のACAO FORESTの入場料は4,000円と安くはありません。「アカオフォレスト 」と検索ボックスに入力すると「入場料 高い」というサジェストキーワードが出てくるほど💦

ローズフェスタ期間中(4月下旬~6月下旬)に設定される「アーリーIN」チケットなら1時間早く入園できますが、更に1,000円高く5,000円となります。
いやいや高すぎでしょ? と思われるかもしれませんが、この1,000円は「人がいない写真が撮れる」メリットを考えると、払う価値が十分にあります。
この記事では、5月訪問時のバラガーデンの素晴らしさを、30枚の写真でお伝えします。
全てスマホで撮影したものでトリミング、角度調整以外の加工は一切施していません。

また、せっかく熱海まで来たなら、是非訪問してみたい旧日向家熱海別邸のご紹介も致します。


■アクセス情報

熱海駅からバス15分ほど乗り「アカオ フォレスト」で下車です。
東海バスの公式の時刻表はこちら
熱海市内名所めぐり「湯~遊~バス」の時刻表はこちら
(※2024/3/18より平日は全面運休、土・日・祝日のみ運行)

タクシー乗車時間:約15分

引用元: ACAO FORESTのインフォメーション

「アーリーIN」の場合、通常は9時開園のところ、1時間前の8時に入園できます。
熱海からの無料送迎バスは10時台からなので、残念ながら使えませんね💦


■基本情報・注意点

相模灘を見下ろす20万坪の広大な丘陵地にある、個性豊かな13のテーマガーデンから構成される施設です。

引用元: ACAO FORESTのインフォメーション

園内マップlink

お弁当などの食べ物の持込はできないので、注意が必要です。
また公式ページの【開花情報】はお出かけ前にチェックしておきたいですね。


■ACAO FOREST到着

◎園内バスに乗車

事前購入したチケットのQRコードを提示後、エントランスに待機しているシャトルバスに乗車し頂上まで行きます。

頂上まで歩いていっても構わないのですが、バスで上まで行き、散策しながら下に降りる方が楽なんです。

てっぺんまで行き、まず目に飛び込んでくるのは、世界最大の盆栽「鳳凰の松」。
日本庭園「天翔」
建築家 隈研吾氏が設計したコエダハウス「COEDA HOUSE」
ガラスや鏡を使った開放的な空間です。
自然と建築が融合しています。
カフェはまだオープンしていませんが、相模湾を一望できるオーシャンデッキが気持ちいい😍

◎オーシャンガーデン

「アーリーIN」なら並ばずに、空飛ぶブランコの写真も撮れそうですね。

◎コレクションガーデン

バラの原種を中心に植栽した庭だそう。

青空と青い海と咲き誇ったバラ
青空が嬉しい。
何度も天気予報を確認した甲斐がありました。
つるバラがアーチに映えます。
この構図、何だか吸い込まれそう...。

◎イングリッシュローズガーデン

イングリッシュローズと相性の良い宿根草の共演が美しいバラの庭園だそうです。

レンガとバラの組み合わせはやっぱり最高ですねー。
デルフィニウムは夏越しが難しい...。
どのように管理されているのかしら?
湾曲するアプローチは空間の広がりを感じさせます。
色とりどりのバラの競演。

先月イギリス本場のガーデンを見てきましたが、ACAO FORESTのバラ園は美しさで引けを取りません。

キフツゲート・コート・ガーデンズへの旅行記はこちら↓

まだ誰もいないのでアーチの写真も待たずに好きなだけ撮れます。

◎オーロラガーデン

黄色系統のバラが集まっています。
少しずつ坂を下って他のガーデンを訪ねます。
海を借景にしたローズガーデンというのは、稀有な存在では?

◎クライミングローズガーデン

秘密の花園の絵本の世界に入り込んだよう.....。

◎バラの谷

傾斜地をうまく利用したガーデンなのが分かります。

お手入れをされているスタッフの姿を見かけました。広大な敷地の花の管理は、大変でしょうねぇ。

◎ウェディングガーデン

ウェディングフォト撮影のプランがあるようです。
心に残る写真が撮れそうですね。

◎エバーガーデン

立体感のあるボーダーガーデン。
ジギタリスが入ると一気に英国っぽくなると思うのは私だけ?
このパーゴラとバラの組み合わせが素敵で何度も行ったり来たり...。
ACAO ROSE FESTA
思わず深呼吸をしたくなるバラのいい香り

◎ハーブガーデン

噴水があって日本じゃないみたいです。
ネギ坊主のようなアリウム大好きです。

◎コエダハウス「COEDA HOUSE」でティータイム

エントランス近くまで下に降りて来ました。
せっかくなので「COEDA HOUSE」にも行ってみたい。
そんなわけでまた上まで登って「COEDA HOUSE」でティータイム。

季節の食材を使ったオリジナルスイーツや軽食もありました。

このころになると海外からの団体客が多くなり、園内は賑やかになります。

園内を走っているバスに手を挙げると、入口まで乗せてもらえると聞きましたが、もう一度下るのは苦ではないので、再びてくてく歩いていきます。

旅行に行くと普段歩けないような2万歩もいつの間にか達成できるのが嬉しいですね。


■熱海駅へ

バス停「アカオ フォレスト」から熱海駅へのアクセスです。

東海バスの公式の時刻表はこちら

引用元: ACAO FORESTのインフォメーション

■なぜ旧日向家 熱海別邸?

横山 秀夫の「ノースライト」を読んでから、旧日向家 熱海別邸に興味を持ちました。

ミステリーとしても楽しめましたが、小説で登場した「ブルーノ・タウト」の椅子がとても印象的だったんです。
調べた結果、旧日向家 熱海別邸の地下室がこのドイツの世界的建築家ブルーノ・タウトの設計だと判明。俄然興味を持った次第です。
建築美に魅了されるタイプの方なら気に入っていただけるのではないかと思って、ご紹介します。
私は11時に予約を入れ90分のガイドツアーに参加しました。


■旧日向家 熱海別邸の入館料と入館日、予約方法

引用元: 旧日向家 熱海別邸

予約は公式ページからなさってください。
素足での見学は出来ないので、靴下の持参をお忘れなく!


■旧日向家 熱海別邸へのアクセス

熱海駅から徒歩8分ですが、場所が分かり辛いので早めに到着を目指した方がいいと思います。


■旧日向家 熱海別邸ガイドツアー参加

実業家 日向利兵衛の別邸として1936(昭和11)年に完成した建物。

「館内の写真撮影は可能ですが、SNS等のインターネット上で公開しないようご協力をお願いいたします」とのルールなので、残念ながらnoteに写真UPはできません。

高台に建っているため、地下室でありながら海が見えるのが不思議な感じです。
地下室には、社交室、洋風客間、日本間が並んでいましたが、個人的には社交室が一番のツボ。
竹や桐など、日本の伝統的な素材をふんだんに用いている点が特徴で、自然光が柔らかく室内に降り注いでいました。
特に天井から竹を二列に吊り、そこから多数の電球を下げたデザインが気に入りました。
タウトは、日本の伝統美と西洋のモダン建築と融合させることに成功した人ですね。


■まとめ

私は多くのローズガーデンを訪問しましたが、アカオフォレストのバラは手入れもよく行き届いていて、トップ3に入る美しさです。
SNS映えする写真を撮って楽しんでいただけたら幸いです。

「アーリーIN」に関しては、現在(8月)は設定されていないため、次回のフェスタ時にぜひ活用してみてください。

旧日向家 熱海別邸では、設計時のタウトの気持ちに思いを馳せてみるのも一興かと思います。


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