アートの瀬戸内海、バスとシェアサイクルの旅 小豆島・豊島篇
この「豊島篇」は3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」期間中のひとり旅3・4日目の記事です。
寒霞渓への路線バスを使った行き方、シェアサイクルを使った小豆島の観光スポットへのアクセス、豊島瞑想体験等をお伝え致します。
3日目行程
小豆島オーキドホテル⇒寒霞渓⇒オリーブのリーゼント⇒GEORGES gallery⇒道の駅小豆島オリーブ公園⇒醤の郷⇒スター・アンガー⇒小豆島オーキドホテル
4日目行程
小豆島⇒豊島(心臓音のアーカイブ・豊島美術館)⇒宇野港⇒倉敷
■寒霞渓へ
3日目の朝、土庄港から草壁港乗り換えで、紅雲亭まで路線バスに乗車。
例年の見頃時期は11月上旬〜11月下旬。
訪問時はちょうど始まった頃だったので、さほど混雑はしていませんでした。
こちらのアクセス情報が分かりやすいです。
中に入って写真を撮ることも出来ます。
私の訪問時は行列が出来ていて撮影に苦労しました💦
■オリーブのリーゼントへ
ロープウェイで下り、紅雲亭から草壁港までバスに乗車。その後シェアサイクルを利用します。
↑草壁港のHELLO CYCLINGのステーション
草壁港からオリーブのリーゼントへは自転車で15分ほどで到着予定。
この地区、空気が醤油の香りなんです!!
昔ながらの景観は風情があっていい雰囲気でした。
オリーブ畑の中に設置されてます。ヘアスタイルがリーゼント。愛くるしくて好きだわ。
■手延べ素麺 なかぶ庵でのランチへ
手延べ素麺 なかぶ庵で、生まれてはじめて「生そうめん」を頂きました。
乾燥させる前の生麺はモチモチで新食感です。要予約。
オリーブ生そうめんも美味しそうでしたよ。
そうめん作り体験も出来るようなので、お時間がある方は色々楽しめそうです。
■GEORGES galleryへ
GEORGES galleryへも、引き続き自転車で移動し、到着後シェアサイクルを返却します。
ギャラリー前がステーションになっていて便利でした。
正面から見たところ。金箔の円が浮かんでいるようにみえます。
種明かしをすると、一種のトリックアートで、横から見るとこのように金箔が張られているのが分かります。
■道の駅小豆島オリーブ公園へ
道の駅小豆島オリーブ公園へ向かいます。
馬木からバスに乗ってオリーブ公園口で下車。
まずはギリシャ風車に向かいます。
小豆島と姉妹都市であるギリシャのミロス島との友好の証として建設されたのたとか。
皆さん、無料でレンタルできる箒にまたがってジャンプしてます
二十四の瞳映画村への渡し船がこの近くから出ています。
■醤の郷へ
オリーブ公園口から路線バスで醤の郷へ
金両醤油で醤油のお土産を購入。
少し歩いてマルキン醤油記念館へ。醤油造りの歴史や工程を学べます。
入場料は500円ですが、お土産にミニボトルのお醤油を頂けちゃいますよ。
時間の関係で工場へは行けませんでしたが、ヤマロク醤油の「鶴醤」をこの旅行で知り、ハマりました。
深いコクが刺身の美味しさを引き立てます。我が家では食卓に欠かせなくなりました。
■スター・アンガー鑑賞
ヤノベケンジ「スター・アンガー」は写真を見てどうしても見たかった作品。
日が暮れると幻想的になると聞いていたので、丸金前からバスに乗って坂手港で下車。
16時に到着しました。
さて、ランチはそうめんだけだったので、お腹が空いてきました。坂手港ターミナル前から安田までバスで移動し、予約した夕食処へ向かいます。
■「やっこ」の握りずし
新鮮な海の幸に舌鼓を打ちます。
そして食後、私がバスでホテルへ帰ると伝えると、女将さんが心配して外に出て来られました。
「バス停 安田までの行き方は分かりますか?」と聞かれました。
島の人はなんて皆優しいんでしょう💗
■豊島へ
4日目の朝、ホテルをチェックアウト。
小豆島8:40発(土庄)発⇒豊島9:10着(唐櫃港)の小豆島豊島フェリーに乗ります。
唐櫃港では「からと港レンタサイクル」でスーツケースを預かって貰いました。
唐櫃港から歩いてすぐの所にあります。地元の方がバスケを楽しんでいました。
■心臓音のアーカイブへ
唐櫃港から心臓音のアーカイブまで10分ほど歩きます。
民家を通り抜けるので、島の住民が暮らしている息遣いを感じる道でした。
保存された世界中の人々の心臓音を聴くことができる小さな美術館です。
世界中の人たちの心臓音(爆音)に合わせて電球が点滅する部屋では、真っ暗な部屋という事もあり、少し怖くなってしまった私。
係員が白衣を着ていたせいか、何となく海外ドラマ「LOST」のダーマ・イニシアティブを思い出しました。
■豊島美術館へ
10:45に予約をした豊島美術館へ向かいます。
バスもありましたが、徒歩でも間に合いそうだったので25分ほど歩いていきます。
場所は↓です。
ただこの道路、人気なので皆さん無理して撮影をしようとしています。
車には十分注意しないと危ないと思いました。
豊島美術館はロケーションも含めて唯一無二な存在です。
内部は写真撮影禁止なので、写真はありませんが、五感で感じる美術館でした。
靴は脱いで入館します。館内には小さな穴があり、そこからちょろちょろ水が湧き出ています。
私は最初それに気づかず靴下が濡れてしまいました💦
鳥の囀り、雲の流れる青い空、コロコロ流れる雫、優しく風に揺れる白いリボンすべてが心地よく、心を「無」にする瞑想時間を過ごすことができました。
■島キッチンでランチ
豊島では食事が出来るところが限られています。
私は島キッチンで12:00入店 13:00退店の枠で予約をしておきました。
あまり期待せずに伺いましたが、地元の野菜、魚を使ったお料理は、予想以上に美味しかったです。
■宇野港へ
唐櫃岡集会所前からバスに乗り、唐櫃港下車。
豊島13:40発(唐櫃港)⇒宇野港14:39着の小豆島豊島フェリーに乗ります。
■倉敷へ
倉敷で一泊して岡山空港経由で帰宅しました。
大失敗だったのは、倉敷滞在を月曜日にしてしまったこと。
大原美術館が休館日でした💦
しかし美観地区ではガイドさんに案内していただいたので、有意義な時間を過ごすことができました。
■まとめ
直島篇、小豆島・豊島篇と長々とお付き合いいただきありがとうございました。
フェリー、路線バス、シェアサイクルを駆使した旅は事前準備が大変ですが、達成感もありますし、記憶に残る旅になります。
皆様の旅程作りの一助になれば嬉しいです。