【かえでの性教育vol.1】みんなゴムの使い方、誰から教わった?
はろーっ
ドイツでこんにちはっていう挨拶。
はろぉおおって、ちょっとおどけて言う。非常に良い。愛嬌。
愛嬌の塊。愛嬌とビールとお肉の国、ドイツ。
惚れてまうやろおおおおおお
いつもの通りいろいろ街歩きをしていて、ちょっと気づいた。
日本よりもイギリスよりも、エロに解放的である。
これ見てよ。
ここで思った。
やっぱりね、性教育なのよ。
なんで、あれもこれも、タブー?
昨日ポッドキャストで話した話。
もし私の高速早口ぶりてぃっしゅいんぐりっしゅに興味がある方は、こちらをどうぞ。
この中でも話しているけど、私は18歳になるまでコンドームの使い方、というかコンドームがなんなのか全然知らなかった。いや、全然っていうのは嘘だけど。でももちろん触ったこともなかったし、えーっとこれはあれですか、水風船的なことですか?というような感じ。
だめだこりゃ。
イギリスで寮生活が始まって、スペイン人の友達がバナナ使っていろいろ教えてくれた。
あーありがとう。あなたたち、命の恩人。
今度また飲もうね。連絡する。
ってかさ。まってよ。
なんでそもそもコンドームの使い方、義務教育で教えてないわけ?
(私は2011年に中学生になりました、もしかしたら今は教えている学校もある、、、のかも?ジェネギャは失礼っ)
あのさ、今このタイミングでも、何人もの女性が中絶について悩んで、苦しんでいる。
それを、お前らは、考えたことあんのかよ。
教育委員会とかもろもろ、全てに語りかけてます。今テレパシーでね。
うん。文科省とか。
まぁあの人たち本当もうね、いろいろ話通じないけど。。。
あの時、わからなかった。
大丈夫だと思った。
だって彼が、大丈夫って言うから。
でも、大丈夫じゃなかった。
それがわかったとき、彼はもういなかった。
中学2年生の保健の授業。
まず初潮の流れから始まって、子宮の仕組み、男性器の仕組み。
そしてこまけぇ尿道の名前とか、男の子の精子って何匹いるかみたいなのをひたすら丸暗記する。
あーと性病ね。まぁ、性病は大事だ。
でも性病がどれくらい症状が長引くかの、「◯〜◯週間」に、緑色のマーカーで線引いて、赤いシートで隠して覚えてたのはなんなんだろう。
今まっっっっっったくおぼえてねぇ。
あのさ、大事なのはさ、そうなる前の予防の話なんじゃないの?????
私は、性教育っていうのは、命を守るため、そして生み出すための授業だと思っている。
何よりも、大事。
そしてそこには、人を愛することそのものってなんだろうねっていう話とか、性的な行為はあくまでも一種のコミュニケーションにすぎないから、別に処女だからとか童貞とか、結構関係ないよっていう話とか(まぁここらへんは本当に文化的な力によってすごく狭い価値観に押し込まれてしまっている私たちであります)。
そういうことを話すのがあるべき性教育だと思っている。
性病のエキスパートになるんじゃなくてね。
(いや、性病も大事!!学ぶのは本当に大事。でも結局その丸暗記した数字を、実生活でどれくらいの人が覚えてて、使ってますか?っていう話)
だから、ポインティとか私はすごく推している。
いいよね。うん。明るい。ポップで好き。
誰も、教えてくれない
性教育で補えなかった分の知識は、いろんな人がいろんなルートを使って、自分で勉強しなきゃいけない。自学自習。
ははは、そりゃあ問題だらけになるでしょ。
なんとなく想像できるケースがこちら。
AVが教科書。
女の子は、激しいのが好き(だと思い込む)。
よくわからんけど、サークルでガードが緩そうな女の子に目を付ける。
ホテルに行く。
とにかく激しくやることが大事だと、先輩も言っていたので、それにならって、とにかく乱暴にする。なんかかっこいい。おとこって感じがする。
おりゃおりゃ、日本男子じゃこちとら。
痛い痛いって言われる。
でも、それも感じてる証拠だよね?(とAVの記憶を思い出しながら)
うわ〜
ごめんなさい、私もう、うわ〜しか言えません。
これ別に特定の誰かについて話してるわけじゃないお。
でも、なんとなくわかるよね?うんうん、ある。
女子の方が、こういうことを思春期のタイミングで話すのは結構タブーであったりする。
だから、つい言いなりになったりする。
だってわかんないから。
んで、男の人にリードしてもらう方がいいみたいなの、サークルのお姉さんも言ってたし、うんそうだね、とりあえずこいつを信じてみよう。
なんか痛い。
鼻息とかきもい。するめくせぇ。オエー。酔いがどんどん覚めてくる。
えーでも、処女でいることってなんとなくまだお子ちゃまって感じがするから、早く卒業できたら、友達みんなに自慢できる。やったー、嬉しい。
これ我慢すれば、いいんでしょ?
おっけ。
んーっでもやっぱり痛いな、やだな。
やめて、やめて。
一回トイレ行きたいの、やめて。
こういうの、確かにある。
あるあるだったりする。
でもさ、これが深い傷になることがある。
私も初めては、最悪だった。
だから、今も、そのプロセスの中にいる。
どうしたら、目を合わせて、自分の身を委ねて、本当に対等なコミュニケーションができるのか。
私が相手を傷つけたくないし、もう傷つけられたくない。
ここらへんを勘違いしているおじさまがいかに多いか(うん、喧嘩売ってます)
はい。
緊急避妊薬についての議論。
緊急避妊薬は、基本的に海外だと結構普通に薬局で購入できる。
やばい、ゴムしなきゃいけなかったのに、酔っ払ってて、あれ、つけてなかった。
つけてたけど、破れちゃった。
彼氏が、つけたくないって駄々こねたから、仕方なくやるしかなかった。
こういう時に、それを飲めば、とりあえず避妊の効果が期待できる。
その時の不安。
想像したことある?
やばいやばいやばい。
誰にも言えない。だって、私のせいだ。
私が、あの時、ちゃんとしてなかったからだ。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
若者が、声を上げている。嬉しいね。応援する。一緒に頑張ろうっ
そしてこのNHKの記事の、薬局販売検討に対する懸念の声見てよ。笑
転売の可能性?
性感染症拡大の可能性?
男性が避妊に協力しなくなる可能性?
うんだから、それを、今から変えないといけないんじゃないの?
時間はかかるかもしれない。でも、そういう一個一個に、向き合う時なんだよ。
その懸念と、この避妊薬を必要としているニーズ。
天秤にかければ、どちらを優先すべきかは明らかだと思うんだけどな。
いつまでも、女のせいにするの、やめろよ。
お前らも、女から産まれてんだよ。
好きな相手に触れたい、触れられたい。
その気持ちは、美しい。
尊い。
でもだからこそ、本当に相手に触れる時は、お互いに最大限のリスペクトを。
だって好きな人、傷つけちゃったらちょっと気分悪いじゃんっ