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20. Windows 11 で IoT Edge を試す

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はじめに

今回は、IoT Edge の Gateway 機能を試そう…と思ったのですが、その前に、Windows 11 で IoT Edge のインストール&設定を試すことにしました。
次回は、Windows PC として売られていた PC に Ubuntu をインストールして IoT Edge デバイス化+DHCP Server、DNS Server 立ち上げを試みます。
Raspberry Pi のみならず、実プロジェクトで使われそうな HW での IoT Edge デバイスを準備してから、Gateway 機能のお試しに入ろうという思惑です。

Windwos 11 での IoT Edge 実行

Windows で IoT Edge を動かす場合、EFLOW(Azure IoT Edge for Linux on Windows)を使います。詳細は、「Azure IoT Edge for Linux on Windows とは | Microsoft Learn」に記載があります。
インストール可能な Windows のバージョン、ハードウェア要件は、

以下の最小要件を備えた Windows デバイス:

・システム要件
 - Windows 10/11 (Pro、Enterprise、IoT Enterprise)
 - Windows Server 2019/2022
  現在のすべての累積更新プログラムがインストールされた Windows 10 および Windows Server 2019 最小ビルド 17763。
・ハードウェア要件
 - 最小空きメモリ容量: 1 GB
 - 最小空きディスク領域:10 GB

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-edge/iot-edge-for-linux-on-windows?view=iotedge-1.4#prerequisites

と、規定されています。Windows 10/11でも、家電量販店で売っている Home Edition の Windows PC にはインストールできないのでご注意ください。私の場合手元にある、Surface Laptop Studio を確認したら、Windows 11 Home だったので、早速、契約している Visual Studio Professional Subscription を使って Windows 11 Pro にアップグレードしました。
アップグレード方法は、「Windows Home から Windows Pro へのアップグレード - Microsoft サポート」に書いてありました。
企業で使っている Windows PC なら多分 Pro 以上だと思うので、実験用 PC 等使って試してみてくださいね。

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