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[台湾風まぜ麺]まだ台湾で食べたことはない、そもそも台湾にあるかすら知らない、だがうまい。
大阪のまぜそばならぬ、台湾風まぜそば。
台湾では「蒼蠅頭(ツァンイントゥ)麺」と呼ぶそう。素麺でも、中華麺でも、なんならうどんでも。だいたいの麺なら何でも合う、お手軽なレシピです。食欲のない夏場でも食べれる、つまり最強。
<この記事の読みすすめ方>
「とりあえず、レシピだけみれたらいいんじゃー」という方はこのままスクロールを。
作り方のあとに、レシピにまつわる”よもやま話”を書いていますので、余裕のある方は暇つぶしがてら、どうぞご覧ください。
そもそも、もとになっている「ツァンイントゥ麺」に手を加えているので、台湾で食べられるものとは、もはや別物なのかもしれない。
材料(大人2人+子1人)
<肉そぼろ>
にら …… 1袋
豚ひき肉 …… 150g
にんにくみじん切り …… 1片
☆豆鼓醤 …… 大さじ1
☆酢 …… 小さじ1
☆しょうゆ …… 小さじ1
☆みりん …… 小さじ2(砂糖でもOK)
☆オイスターソース …… 小さじ2
コチュジャン …… お好みで(豆板醤でもOK)
中華麺 …… 3袋(お好みの麺でOK)
ごま油 …… 適宜
卵 …… お好みで
作り方
<肉みそをつくる>
フライパンにごま油(大さじ1くらい)をいれ、みじん切りにしたニンニクを香りが出るまで炒める。(焦げないように注意)
豚ひき肉を炒める。
豚ひき肉に火が通ったら、☆をすべて加え、1分ほど炒める。
最後に刻んだニラを加えて、中火~強火で1分ほど炒める。
※豆鼓醬は辛くないので、子供でも食べられます。辛いのが好きな方は、コチチュジャンの量で調整を。
<好きな麺をゆでる>
お好きな麺をゆでる
しっかりと水気を切って、ごま油とあえておく。(冷水でしめてもOK)
肉みそをのせる。
お好みでコチュジャンを添えて完成。
※お好みで温泉卵や、多めの油でカリっと焼いた卵焼きをのせてもおいしいです。トロリとした卵と肉みその濃い味が混ざると最高!マヨも合う!
よもやま話
近くの本屋がなくなり、雑誌を読む習慣がなくなってしまった私が、雑誌をゆっくり眺めることができるのは、いつも行く美容室だけ。もう8年近く通っているだけもあって、よくある年齢に合わせたファッション雑誌ではなく、すきな街の特集や料理雑誌を並べてくれる、居心地のいい行きつけになっています。
その美容院にあった料理雑誌で、たまたま見つけた「ツァンイントゥ麺」。その場で写真を撮らせてもらえたので、早速家でつくってみることに。
と思ったら我が家には豆鼓醤がない、いや一般家庭でストックしてるのは、そもそも稀なのでは。たぶん、試してみようと考えた方も同じことを思ったのではないでしょうか。
スーパーで見かける確率は低いので、お近くにカルディがある方は勝ち組です。中華材料のあたりを探してください。記憶はあいまいですが、業務スーパーでも見かけた気がします。個人的にはユウキの豆鼓醤が好きです。
残念ながら、近くにカルディや業務スーパーがない方。頑張って探せば、スーパーに置いてることがあります。(私はカルディにあると気づくまで、5店舗くらい探しました…)
なければネットでポチッと。いい時代ですね。ドライバーさんと顔馴染みになるくらいには、お世話になってます。何かお礼がしたいと悩んでますが、このご時世迷惑かもと迷ってます。田舎育ちなので、ついみかんとかあげたくなります。
ちなみに、麺はなんでも美味い。と最初に書いていますが、せっかくなのでおすすめも書いておこうと思います。
素麺、インスタント麺(ラ王とかの袋麺)、kiki麺(台湾のもので、探すのに苦労した)、冷凍うどんなど、いろいろと試した中で、麺の絡み具合も含めこれが今のところ1番かな、と。
よく冷麺(東日本でいう冷やし中華?)をつくるときも、この類を使うので合わないはずがないんですよね。おそらく、似たような生麺ならなんでもいけると思われます。お試しあれ。
さらに余談ですが、蒼蠅頭(ツァンイントゥ)は「ハエの頭」という意味だそうで。なんでも豆鼓が黒いハエの頭に似ているところから、名前がついたらしいです。なんとも独特な名前の付け方には、やはり文化の違いを感じるところでもありますね。
とはいえ、美味しいことには間違いない。そろそろ台湾が恋しいので、現地で探して食べてみたいものです。