世の中には回転組がいる
夜遅く寝ても朝早く起きなきゃいけないとき、一番辛かった中学時代の夢を必ず見る。
起きて、夢でよかったと思う。
けどその時代で身についたことは、相手の気持ちをとことんまで考え尽くすという力。
今でこそ、それは「インサイト」だとかいうかっこいい言葉に置き換えられるけれど、当時は周りの大人から見ても他人を気にしすぎていたようで、変な青春時代を送った。
いま、私にストレス耐性があるらしいのは、実は特別ストレスに強いわけじゃなくて、きっとストレスへの処理方法を知ってるから。
何か強く言われたら、落ち込む前に相手がなんで怒ってるかを無意識に考えてしまう。
だから、自分の気持ちよりも前に相手の怒りを鎮めるような言葉が出てくる。
言葉が出るようになったのは最近のことだけど。
さて、世の中には回転組なるものがいる。
自分の身の回りで起こったあらゆることを、深層まで深ぼってしまうひとたち。
頭の中をずっとぐるぐるするから、回転。
学部の友達がそう名付けて、同じ回転組どうしで話してると時間が経つのも忘れるぐらい。
第2者が目の前にいるときは、相手の怒りを鎮めるような言葉が先に出てくるものの、家に帰ったときなんかに改めて考えが浮かんでくる。
「なんで怒ってたんだろう」
あるいは
「なんで私はそのときイヤな気持ちにならなかったんだろう」
とか。
ほとんどは、自分の気持ちや考えに対して深ぼっていってるんだけど。私の場合。
ときどき、深ぼる対象が人ではなくて物とか事象になったりする。
インターン時代の日報も、いまの会社での日報も、そういう回転した結果のことを書いてることが多いかもしれない。
わたしの頭の中は常に回ってる。
周りには、回ってる友達も多い、気がする。
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