繋がるということ
誰かと繋がりたいけど、
繋がったらもっとさみしくなる。
ひとりのとき、さみしくなる。
人はみんな、いなくなると思う。
そんなようなセリフが、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』にあって、
そのセリフを言った女の子に対して彼女の友だちふたりが、
ぼくらは
いなくならないよ、信じて
って言ってた。
そのシーンが凄く印象的で、なんていうか、ギュンってなった。
少しいやなギュンだった。
私はこう思った。
でも、いなくなるんでしょ。
人はいつか絶対にいなくなる。
私は、もうさみしい思いなんてしたくないから
だから人を遠ざけるんだなって。
だけど、もしかしたらそれで
誰かがさみしくなってる
可能性もあるのかも
完全に断絶する勇気も根性も
持ち合わせてないから。
私なんかのことを必要とする人なんていない
そう思ってきたけど、
関わって、お互いの一部を知って、それでも一緒にいてくれていた人は、私が他にどんな部分を持っていようと、
それを知っていようと知らなかろうと、
すきでいてくれて、
会いたいと思ってくれてるのかもしれない
遠ざけられたら
さみしく思うのかもしれない。
だって、
私自身がそうなんだから。
でもやっぱりどうしても、
さみしいのはつらい。
さびしくはないけど、さみしい。
そういうセリフがある映画であって、
ああ、わかるなって思った。
さびしいんじゃなくて
さみしいよなって。
だから、さみしいって言うことにした。
さみしいのはつらい。
だけど辛い思いを大事な人にもさせたくない。自分にもさせたくない。
たちきらずに、少し離れる。くっつく。そうやっていけば保っていけるかな?
そう思った。
ちょっとずつ、ね。
2023年3月1日の記録