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結論、道で本を売ろうとする奴は胡散臭い【出版社をつくろう】

はじめに断っておく。どうせあなたはきっとこう思ったのではないか?

「道で本を売る? 馬鹿馬鹿しい。そんなことをしてうまく行くはずがない! そんなことをして時間を無駄にするなんて、このホモ・ネーモという男は世間知らずの馬鹿らしい」と。

残念ながら僕は世間知らずでもないし、馬鹿でもない。ただ、確かめてみたかったのだ。うまくいかないのかどうかを。

まずは立ってみる。
なんか違和感があって座る。

要するに僕はUVERworldのtakuya∞と同じ主義なのである。

「それは失敗するとやけどするよ」と言われてもピンとこないから
本当に熱いかどうか確かめる主義なんだ

UVERworld『MONDO PIECE』

僕だって安全地帯から、馬鹿馬鹿しいことをやる人を「そんなんうまくいくわけないやんww」と鼻で笑う人生を歩んでいた方が幸せだっただろう。僕は自分が一切の過ちのない人生を歩む合理的経済人であるという自己イメージを崩すことなく、愚かにも合理性を欠いて道で本を売り始めるような奴に対してアドバイスし続け、生涯を終える。なんて素敵な人生だろうか。

自分の人生のことを考えるのは苦痛だが、他人の人生のことを考え、アドバイスするのは楽しい。そういうものである。

誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何の考えも持っていないようだった。

パウロ・コエーリョ『アルケミスト』(角川文庫)

さて、話題は壮大に脱線しているが、それには理由がないではない。なぜなら、本題について、特に語ることがないからだ。つまり、実質的にほぼなにも起きなかった

せいぜい数秒目を合わせてくれる人がいるだけで、立ち止まって話を聞いてくれる人すらいなかった。基本的に「見てはいけない存在」として扱われるのである(とはいえ、見てはいけない存在として、相手をとことん見つめてやって相手を困らせるというゲームをやっていると、ちょっとだけそれが快感にもなったわけだが)。

この前の水曜日となにも変わらない。

水曜日のオフィス街はダメでも、金曜日の飲み屋街なら行けるかと思ったが、やっぱりダメだった。

まぁわかりきっていたことでもある。何曜日の何時だろうが、道で本を売ってるやつから本を買おうだなんて思わないな、普通。

なので次は作戦を変えてみたい。プロローグ部分をフリーペーパー化して無料配布するという作戦だ。そしてそこに購入用のQRコードをつけておいて、面白ければ買ってもらうという寸法である。

とりあえずそれでいこう。まじでそろそろどうにかして本をもっと広めたい。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!