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シーソーシークワサー 【17 サンドイッチモーニングショウ】


↑前回までのあらすじ


【 シーソーシークワサー

17 サンドイッチモーニングショウ 】


「おはよ」
 隣に、女の子がいた。
 ああ、そうだった。


 伊佐敷凡人は寝ぼけ眼をこすりながら、「おはよ」と言った。今までどおりだと、ここで腕を自動的に伸ばして仕事の延長線上で演じなければならないのだが、そうではなかった。
「んーー、まだあのサンドイッチでお腹いっぱい」
 そういうと凡人は春未の顔を捨て、笑った。ハガちゃんも笑った。
 一瞬、抱きしめたくはなったが、彼女は瞬時にその煩悩を抹消するような笑顔を放つひとだった。

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1,105字

ど田舎そだちど田舎、 ゆる!がんそロハス! わかやまきみの町からの、 定期エッセイです。 ベリーブ爺…

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