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「聴く」ということ
音楽を能動的に聴く楽しみを
しっかりと認識できた頃のことを覚えている人ははたしてどれくらいいるのだろうか
また、具体的に
どのようなきっかけで入り浸ることになるのか
人によって様々なので
非常に興味深い。
・メロが好きだから
・歌詞がとても味わい深い(vocalが居る場合)
・好きなアーティストだから
・特定の楽器の音が好きだから
上記のようなものがポピュラーな
きっかけに思える
私の場合上記には全く当てはまらず
しばらくの間は
むしろ音楽を聴くことに少し抵抗があるくらいに思っていたところがある
音楽聴く→ノリノリになる→ロックバンド
ちょっと自分にはないな
ということで感覚的に
バッサリと切り捨ていたように思える
あの、マジで話盛ってる訳じゃなくて
音楽聴く=
ぼんやりこういうイメージでした↓
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なので音楽の授業とかめっちゃ嫌でしたね〜
(とりあえず歌ったりしないと
いかん空気よね….とはいえ
ノリノリにならんようにしとこ…)
みたいなね
GARNET CROW
突然なのですがGARNET CROWという
バンドをご存知でしょうか
2000代初頭から
少年少女〜大人だった方は
「名探偵コナン」のオープニング
などでもしかしたら聴き覚えがあるはず。
残念ながら2013年に解散してしまいましたが
なんとメジャーデビューシングルの1枚目が
これだったのです
こちらも超名曲
夏休みの後半は名残惜しくていつも
これ聴いていたように思う
彼ら、というか彼女らは
それぞれ経歴が明かされていない部分は
あるものの、GARNET CROW結成以前は
皆クリエイターとして活動していましたが
倉木麻衣の全米デビューに伴う
デモテープ制作をきっかけにメンバー同士が
意気投合しバンド結成に至ったそう
アンチドラクエ
小学生の頃
皆が遊んでいた定番のRPGといえば
ダントツで「ドラクエ」だったのですが
鳥山明のキャラというか絵と
すぎやまこういちの音楽が全然ピンと来ず
わたしは
断然テイルズ派でした
これを書く為にホームページを見ていたら
なんと今年の12月で30周年だそうで!
こんなにシリーズ続くとは
思っていなかったな…
というのも私がこのシリーズに出会った頃は
まだ3作目が出たばかりでした。
この3作目というのが
「Tales of Eternia」
GARNET CROWが主題歌を担当していました
flying
GARNET CROWの代表曲として
先ほど紹介した「夏の幻」や
「mysterious eye」、他にも
「夢みたあとで」「君という光」
を挙げる方が多いと思うのですが
こちらの「flying」も代表曲の1つです
うわー!懐ッッ
っとなる方と
え?となる方めちゃくちゃ分れると思います
コードという概念
今でこそ
和音の重なり方、
コード進行という概念があることを
知識として知っているので
聴いた上で採譜すれば
「どこの」「なにが」
それをどう感じるかまでを
割と具体的に話す事が出来るものの
そんなものを知らない当時
「GARNET CROW」のflyingを聴いた
私にはけっこうな衝撃的な出会いだった
気がする。
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この頃から
音楽をメロより先に和音で捉える癖みたいな
ものがついてしまった(?)ように思う
もちろんコードの知識はないので
あくまで感覚的なものに留まるが。
もうここまで来るとメロは二の次になり
コード進行が気に入れば何であろうと
聴けるというか好むようになった。
その代わりコード進行が気に入らなければ
自分でも驚くほど頭に入ってこない上に
興味が無くなる…。
これは自分以外にも当てはまる方がいるのか
知りたいところ。
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インパクト大だった気がする
冒頭のⅥm→Ⅱm7という
強い進行で「?!」となった覚えがあります
全然あるっちゃある進行なんだろうけど
他にパッと思いつかない
これちなみに
ゲーム中のOPに流れるshort ver.のflyingと
アルバムに収録されているflyingを
聴き比べると
まったく別物のテイクなのが分かります。
、と同時にアレンジもshortの方は
打ち込みなしのバンドサウンドで
レコーディングしているように思います。
なんだか録音の感じとかshortの方が圧倒的に
生々しいですね
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GARNET CROWファンの間で
良く言われるらしいのですが
「歌詞が一回で聴き取れないのがデフォルト」
だそうです。
このbeach sideはマジで聴き取れないですね〜
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B手前のドラムのフィルから
C#m7→F#→G#m7へ進行して
「C#7」を挟むのがめっちゃ好きなんですよね〜
ここはポピュラーでは定番の進行です
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サビの→F#→E→F#の繰り返しって
とても浮遊感ありますよね。
もう飛んでんじゃん!
という風にGARNET CROWは曲の世界観と
楽曲構成するパーツが見事にマッチしてて
感情移入しやすいのです。
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冒頭のⅥm→Ⅱm7という強い進行が
サビの重要な部分で再び現れるのが
めっちゃ効いてきます。
そしてサビの音域の高い部分が過ぎた後
すぐにトーンダウンしていく歌い方が
めちゃくちゃ好きなんですよね〜
フロントの中村由利氏が
少しボーイッシュな声の持ち主なのも相まって
ローが心地良いのです。
ここまで来ると
語彙力 2 とかになって
すごいとか良い〜とかしか言えなくなっちゃうんですけど好き過ぎてマジでこれしか
聴いてない時期たぶんあったと思います。
そしてここまで採譜してみて思ったのが
BメロのC#7以外は
全て曲のキーのダイアトニック内に収まって
いるんですよね
(要はほぼドレミファソラシドしか使ってない)
もう少しお洒落なコード進行使ってるんだろうなとかやんわり思っていたのですが
転調もなくセブンスもろくに使わずに
トライアドで構成されてたので
呆気に取られております
ポピュラーは偉大なり。
というかGARNET CROWが凄いのだけれど。
↑こちらがshort ver.
残念ながらこの作品のキャラクターデザインを
担当したいのまたむつみ氏が
去年の3月に亡くなったのが悔やまれる
さよならわたくしの青春…
ということで
完全にGARNET CROW をプレゼンする
みたいな記事になってしまったのですが
以上わたくしの偏った部分でした。
次回は
このテイルズシリーズの初代作品の
名曲も取り上げようと思います