サラリーマン30年 自己分析も少しは役に立った
前回、自己分析ツールを使って適職を探してみたりしたけど、効果があったんだろうか?的な話を書きました。
仕事の向き/不向きを調べるには、それなりに効果があるようだけど、自分の意思で仕事を決めないと「仕事は辞めやすい」よね!という、オチになりました。
私は、色々な自己分析ツールをやってみたのですが、それが役にたっているのかと言われると、???になります。私は、こんな人!と診断・分析してくれて、〇〇をしたらどぉ?、●●が合ってるんじゃない?と提案されて、満足してないでしょうか。結果を見て、ふ~ん、と思ってみたり。提案されたとおりに行動してみたり。でも、何かしっくりこなくて、その診断・分析のことはそのまま放置されているというか。
そんな中、ストレングスファインダーというツールは比較的、役立つのではないかと思っています。
自分の強み(得意なこと)を生かして、苦手なことも別ルート(自分の強みを使って)で何とか対処する・・・というものです。
この提案を目にしたとき、「素晴らしい!」って思いました。で、どうすれば良いの?と思って本「さあ、才能に目覚めよう」を購入してみたのですが、読んでみてもピンとこない・・・
ということで、講座に出て勉強したら、ストレングスファインダーのコーチになってしまいました!
私が、気に入ったストレングスファインダーの3ステップを、ちょっと書いてみます。
自分の強みを見つける
これは、診断ツールに従って回答すればいいので、ラクです
自分の強みを理解する
「生かす」「活かす」ってど~ゆ~こと?
本には、成功体験を思い出してみよう、というようなことが書いてあります。ここで、また、思考が停止します。成功体験って何を書けば良いわけ???読み進めると、色々な人の体験談が出てきます。余計に分からなくなります。その体験談の、どの部分が成功なのか、分からないものもあれば、すばらしい成功すぎて自分にはそんなモノない・・・というものもあります。
自分の得意なこと(強み)で、上手くいくことって、ある意味当たり前じゃないですか。なので、上手くいった=成功した、という実感がなかったりするので、気づき難いです。それと、「成功」って言うと滅多に起こらないスゴイこと、みたいに考えてしまうかもしれないですが、「何か順調」、「いつも注意されるところ、今日は注意されなかった」とか、思わず小さなガッツポーズとるような出来事とかも、成功です。
そして、この成功と「自分の強み」の繋がりを、理解してみます。理解を深めるために、似たような体験を思い出してみます。
失敗体験とか、挫折したことなんかは、覚えているものですが、意外と上手くいったことは、深く考えることってないんですよね。上手くできた!ラッキーとか、運が良かったとか・・・そんな感じで片づけてしまいます。
自分の強みを活かす
上手くいった体験とかを思い出していくと、何となくパターンがあるのではないでしょうか。選択肢があったら、こ~ゆ~ものを選んだ方が「上手くいく」、という傾向もあるのではないでしょうか。
そんなことを、理解したうえで行動してみる・・・というのが、自分の強みを活かすということになります。
特に、問題が起こった時、何か目標を決めた時、それらを実現するために自分がどのように行動したら良いのか、という指針にしてもらえたら・・・と思います。
たとえて言えば、海で溺れたとき、やみくもに手足をバタつかせても溺れたままです。泳げないから「浮く」ことを目的にする人もいるでしょうし、少し泳げるから「身近に掴まるものを探そう」という人もいれば、「岸を目指す」人もいるでしょう。目標をたてる時、このような感じですよね。
そして、浮くという行動をとっても、手でバランスをとるのが得意な人もいれば、足で・・・という人もいるでしょうし、人それぞれだと思います。右手を動かすのが得意であれば、右手を利用して浮くことを考える・・・それが、強みを活かすというイメージに近いかと思います。
そうは言っても・・・
上手くいった体験が思い出せない、具体的に何を成功体験・・・って言うの?と考え込んでしまった場合、自分と同じ資質(ストレングスファインダーで言うところの)の人の成功体験を読んでみて、参考にしてみるのも良いと思います。
自己分析ツールや色々試した結果、私としては別にストレングスファインダーにこだわる必要は「ない」と思っています。上に書いた手順で、自分の資質(占いの結果でも、どんな手法の自己分析でもいいので)を理解して、使っていけば十分だと考えています。
自己分析が役にたったと思えたのは、何かの行動をする時、どんなアプローチが、自分にとってラクなのか分かったことです。自分の取扱方法が見えてきた、と言う感じでしょうか。
それ以外の効果について、例えで捕捉しますね。「営業」の仕事をすることになった時、自己分析の結果「営業」は向いていない、と判断するのではなく、自分にあった営業方法を考えることが出来る、ということです。
ストレングスファインダーは、行動しない理由を探すのではなく、行動しようとする手助けをする、という考え方が気に入っています。